2016 プロ野球を楽しむ

2016年4月8日(金)更新

山本昌流プロ野球観戦術。

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 昨季32年間の現役生活に幕を下ろした山本昌は、齢50にして野球解説者に“転職”した。慣れ親しんだグラウンドを離れ、マイクを前に野球の魅力を伝えるのが新たな使命だ。

 新人解説者のデビュー戦は昨秋のCS(クライマックスシリーズ)と日本シリーズ。解説席から見おろす光景は発見に満ちていた。

「小学校からピッチャーひと筋でしたので、マウンドからの風景と高い場所から見る光景とは全然違っていました。走塁や作戦の動きを見るにつけ、野球ってこんなに難しかったんだなと改めて思いました。守備隊形も、もちろん動いているのは分かっていましたが、試合終盤の2アウト二塁では外野手がこんなに前に出て来るのか、自分が投げていた時もこんなに前に来てたのかとびっくりしました(笑)」

伝えたい“プロ野球のすごさ”。

 これからファンに伝えていきたいのは、“プロ野球のすごさ”だという。

「プロ野球選手には超人的な能力があるし、想像を絶するような練習もしている。だからこそゲームの中で、ふつうの人には真似できないプレーが随所に出てくるんです。今は少子化の時代でもありますし、そうしたプロ野球のすごさ、プロ野球選手のすごさを伝えることで、野球の底辺拡大にも貢献していければと考えています」

 伝える側に立った山本の最大の武器となるのは、長年の経験で培われた“プロならではの視点”だろう。山本はその一例に「初球の入り方」を挙げた。

「引退した選手のことしか話すわけにはいきませんが、金本(知憲・現阪神監督)選手はランナーの有無にかかわらず初球を絶対に振ってこないバッターでした。一方で宮本(慎也・現解説者)選手なんかは、ランナーがいない時は振ってこないのに、いる時は必ずと言っていいほど振ってくる。そうした型の決まった選手がいる一方で、初球への対応がころっと変わる打者ももちろんいます」

全てのフォアボールのうち7割は初球がボール。

「投手目線で言うと、初球はやっぱりストライクを取って楽になりたい。統計上、全てのフォアボールのうち7割は初球がボールです。ということは、特に満塁の場面などで初球ストライクが取れれば、それだけで押し出しで失点する確率が一気に減って、2球目以降、楽な気持ちで攻めることができるわけです。

 最初の一球、打者はバットを振ってくるか? 投手はどこにどんな球種を投げるのか? そうした打者の特徴や投手心理を想像しながら見ると、なんとなく眺めるだけの見方とは違う、ワンランク上の視聴の仕方ができると思いますよ」

 現役時代は、対戦する打者のコンディションをあらかじめ頭に入れておくようにしていた。それも、プロの投手の務めだ。積極的に初球を振ってくるかどうかに加えて、「スイングの強さ、ファウルの打ち方、打球の飛び方などに打者の調子の良し悪しは表れる」と山本は言う。

「現役の時と同じように、映像で確認しておきたい」

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 だからこそ、対戦が予定される相手の試合映像をチェックすることは、山本の欠かせない日課だった。

「スコアラーがホームビデオで撮影してきた映像を見て対策を練っていた昔に比べれば、最近はほぼ全試合の放送を観られますから、便利になりましたよね。現役の時は、次の対戦相手が攻撃のイニングの時は打者の様子をチェックして、守備になったらドラゴンズの試合に切り替えたりしていました。

 これから解説者として本格デビューするわけですが、やっぱり現役の時と同じように、次に解説を担当するチームの調子は映像で確認しておきたいと思っています」

「ただ……」と山本は続ける。

「これからはあちこちの球場に行くでしょうから、出張先でどうやって映像を手に入れるかが問題なんですよね」

「各地の試合を見ることがでれば、大きな武器になる」

 そう語る山本に、外出先でもプロ野球の試合映像を見ることができる『J:COMタブレット』を手渡すと、「ほお、これはいいな」とさっそく指を滑らせた。

「他球場で仕事をしている時やちょっとした休憩の間に各地の試合を映像で見ることができるとなれば、大きな武器になりますね」

 そして映し出された野球の試合映像を食い入るように見つめた。

「つい見ちゃうんですよねえ。やっぱり野球が大好きなんです」

 根っからの野球好きが語る言葉は、これまで以上にプロ野球の奥深さをファンに届けることだろう。

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