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江口洋介 スペシャルインタビュー

山一證券の自主廃業を描いた
社会派ドラマ「連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~」。
本作で、自主廃業の要因となった簿外債務の真相を
究明するために奔走する“しんがり”たちを取りまとめる主人公・梶井を演じるのは、
最新作『天空の蜂』など数々の映画やドラマで活躍している江口洋介。
WOWOWドラマでは4年ぶりの主演となる彼に、
ドラマにかける思いや見どころについて語ってもらった。

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梶井たちの行動にすごみを感じた

――台本を読んだ時の感想は?

「あまりの説明台詞の多さに『まずいな』と思ったんですが(笑)、それと同時に挑戦でもあると思いました。少し前までは“社会派ドラマは人気が出ない”と言われていましたが、日本の状況の変化もあってか、徐々に見直されてきていますし、自分も40代後半になって、キャリアを積み重ねてきていますので、今の自分にはこのドラマに挑戦する意味や価値があるとも感じましたね」

――本作は山一證券が自主廃業した1997年が舞台ですが、演じながら当時のご自身と重ね合わせる部分はありましたか?

「1997年というと、もちろん山一證券の会見は覚えてるんですが、僕はちょうど『ひとつ屋根の下2』に出演している頃で、ニュースも入ってこないくらい“走ってた”時代だったんですよね。時代的にも走ってるムードがありましたし、どんなことでも“もっともっと”という風潮があったので、少しでも方向を間違えると山一證券のようになってしまうというのも分からないではないんですよね。
そんな時代に、廃業に追い込まれた山一證券では、常務取締役の梶井をはじめとする業務監理本部のメンバーが社内報告書を作り上げて、8000人の社員たちのために後処理をしていた。その事実には、ある種の“すごみ”を感じました」

――演じる上で苦労した点や意識している点は?

「説明台詞の連続の中で、梶井が持っている“すごみ”を出していくというのは、すごく難しいんですよね。日常でも、説明ばっかりしてる人ってつまらないじゃないですか(笑)。そういう人って人間味がなく見えるし(笑)。でも、最終話で答えが出るまで、答えが出ない説明をし続けるので、説明の中でポイントになる“言葉”を意識して演じることでメリハリをつけています。
それから、本番で長回しが多いといつも以上に必死になって演じるんですが、監督はそういう“必死さ”を撮ろうとしてるわけですよ。リハーサルも数少ない中で、キャストたちをぶつからせて良い物を切り取っていくという。これは、僕らだけではできないことで、スタッフのみなさんがきちんと押えてくれないといけないので、そういう一体感のある現場を楽しんでいるというところはありますね」

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満足のいくカットが撮れる喜びを大切にしている

――男性キャストが多く出演していますが、現場の雰囲気は“男臭い”感じですか?

「男臭いというか……、真飛(聖)さんがいらっしゃいますからね(笑)。真飛さんは、気持ちいいくらいさっぱりした方なので、本当にみんなの風通しを良くしてくれています。カメラのセッティング中とかに、みんなでふざけて話すこともあるんですが、基本的にみんな自分のセリフに一杯一杯で……(笑)。日常会話がメインの話だったら、本番前まで話していて、そのテンションのまま本番にいけるんですが、専門用語も多いし、台詞を自分の頭の中できちんと整理しないといけないから、結構シビアなんですよ。
しかも、撮影するシーンは多いし、何かあればすぐに愚痴の応酬ですよ(笑)。『来週、このシーンなんだよー』とか『昨日、セリフ言えなくなってさぁ』とか、そういうことを言い合いながら、七転八倒しながら撮っている感じですけど、それも含めて、笑いながらやってますね(笑)」

――作中では仕事をしているシーンが多く描かれていますが、江口さんご自身が仕事をする上で大切にしていることは?

「僕の仕事は、台本が来て、今回だと原作を読んで、どういうことができるか、どういうことができないかという話をプロデューサーとした上で、現場に行くという流れの中で、自分で決めていくというスタイルです。
作品によって、深く演じたいなと思うこともあれば、少し“遊び”を入れたいなと思うこともあって、そこは年齢に合わせて変わってきてるんだけど、変わらず大切だと思うのは、やっぱり“充実感”じゃないかな。良いシーンが撮れたら、それで気分が良くなるし、『ここで感動させられるな』とか『ここで面白いと思わせて次のシーンに引っ張っていけるな』とか、自分の満足がいくカットが撮れる喜びを大切にしながら仕事をしていますね」

――では、最後にメッセージを!

「最後まで見ていただけると、エンディングで諦めずに戦うという爽快さが伝わると思います。録画して6話まとめて見ていただいても良いですし(笑)、全員で力を合わせて作り上げた作品を楽しんで見ていただけたらうれしいですね」

撮影:松本健太郎
ヘアメイク:勇見勝彦(THYMON Inc.)
スタイリング:熊谷隆志(LAKE TAJO)
衣装協力:スーツ¥175,000/HYDROGEN(三喜商事)、ニット¥36,000/TODD SNYDER(アングローバル)、シャツ¥16,000/MARKK McNASTY IF 6 WAS 9(ジーエフドットエー)、ベルト、シューズ/共にスタイリスト私物
取材・文:小林 聖

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9月20日(日)放送開始
毎週日曜日午後 10:00 ?(全6話)

WOWOWプライム 第1話無料放送

「連続ドラマW しんがり」?山一証券 最後の聖戦?

(C)WOWOW

STORY

1997年4月。梶井(江口洋介)は山一證券の“場末”と呼ばれる業務監理本部の本部長に就任するが、異動初日に証券取引等監視委員会の調査が入る。梶井は、花瀬(佐藤B作)ら社内調査を指示。そんな中、監査部の瀧本(萩原聖人)と吉岡(林遣都)は、渦中の総会屋との関係を示す資料を見つけてしまう……。

原作:清武英利『しんがり 山一證券 最後の12人』(講談社刊)
監督:若松節朗(『沈まぬ太陽』『柘榴坂の仇討ち』「ドラマW チキンレース」)、村谷嘉則
脚本:戸田山雅司(「相棒」シリーズ)
音楽:住友紀人(『テルマエ・ロマエ』)
出演:江口洋介 萩原聖人 林遣都 真飛聖 / 勝村政信 佐藤B作 矢島健一
三浦誠己 霧島れいか 板垣瑞生 大河内浩 品川徹
田中健 / 佐野史郎 光石研 平田満 岸部一徳
製作著作:WOWOW 制作協力:共同テレビジョン

公式サイト://www.wowow.co.jp/dramaw/shingari/

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