広瀬すず J:COMスペシャルフォト・インタビュー

クラシック音楽が導く爽やかで切ない"泣ける青春ラブストーリー"として人気を集めたベストセラーコミック「四月は君の嘘」が、今、最も旬な2人、広瀬すずと山﨑賢人の共演で映画化される。「実は音楽が苦手」という広瀬が挑むのは、天真爛漫な個性派ヴァイオリニストという役どころだ。

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海街diary

©2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ

海街diary

9月4日(日) 11:45~14:00

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かをりを演じることに、怖さもありました

――今回演じた宮園かをりは、譜面の指示も無視してしまうような自由奔放なヴァイオリニストでした。どのようなお気持ちで役に臨んでいきましたか?

「『四月は君の嘘』は原作コミックのほかアニメも人気があって、すでにたくさんの人の中にかをりが存在していたので、そこに入っていくのは難しいし怖さもありました。かをりは目にするものすべてに特別な思いがあって、その中で感じている感情は常にひとつ。感情がひとつだからこそ、ブレずに自分がやりたいことだけの道を進んでいける。そういう部分は理解できたので、(山﨑賢人演じる有馬)公生を引っ張っていくところとかは違和感なく演じることができました。かをりはちょっとキャラっぽいところがあるので、そこが自然な感じになるようには意識していました」

――演じてみて、かをりはどんな女の子だと思いましたか?

「かをりはいつも笑っていますが、17歳では抱えきれないものを持っているんです。かをりにしかわからない感情がたくさんあって、演じていて『なぜこんなに笑っていられるんだろう』って苦しく思うこともありました。それは自分で演じてるんですけど、完成した映画を見ても思うんです。例えば、夜の学校で公生と2人になるシーンで、『さすがに笑っていられない』と思って…。気持ちがあふれてきて笑顔でごまかすけど、でもこのセリフを言うときにはきっと公生のほうは向いていられない。それで、かをりの視界を変えたいけど、大きく動きたいわけじゃなくて…。新城監督は基本的に自由に演じさせてくれたのですが、そこに自然な流れができるまで、じっくり新城監督と賢人くんとで話し合いました」

――共演の山﨑賢人さんの印象はいかがですか?

「本当に明るい方で、まっすぐで、純粋。いつも元気を貰っていました。そういう意味では、役の公生そのものでした。だから私も、現場ではかをりのような気持ちで賢人くんを見ていようと思いました。かをりにとっては、きっと公生のまばたき一つでもすごく貴重なことだから。でも新城監督と虫のおもちゃで遊んでいたりして、『お前らは!』って思ったりもしましたけど(笑)」

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10月1日(土) 20:00~22:30 他

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ヴァイオリンを通して、音楽に興味が出てきました

――今回は、ヴァイオリンにも挑戦しましたね。

「今回の作品を撮る前に、『怒り』で沖縄に1ヵ月居たので全然ヴァイオリンに触れられなくて。その前も少しは練習していたんですが、『ちはやふる』の撮影もあったのでそんなに練習できず…。クランクインの前の1~2週間で一日数時間、毎日レッスンして、それがきつかったです。ヴァイオリンは動きが全て映ってしまうので、練習もすごく細かくて。弓を数センチ動かす間に、右手はここと、ここと、ここに動かして…みたいな(笑)。でも、それが楽譜1行目の4分の1くらい。それを3曲分みっちりやりました。でも実際見てみるとやっぱりまだまだな気がして。ヴァイオリニストの方はみんな4歳とかから始めていらっしゃるので、なんで自分もやっておかなかったんだ!って心から思いました(笑)。でも、『きらきら星』を賢人くんと一緒に演奏することまではできるようになりました」

――今後もヴァイオリンは続けていきたいですか?

「いや、しばらくは…(笑)。音楽は全然得意じゃなくて、楽器なんて学校でやるカスタネットとか、トライアングルとかくらい(笑)。でも、今回の作品でヴァイオリンをやってみて、音楽の捉え方が一気に変わりました。リズムの取り方とか、音楽の気持ちいい要所みたいなものがわかってきたような気がします。私はまったくクラシックを聴かない人だったのに、お店とかでかかっている音楽を聴いて『このヴァイオリン、すごい』なんて思うようになって、聴く側としては興味が出てきました」

interview 3

――撮影は鎌倉を中心に行われました。ロケで印象に残っていることは?

「撮影で江ノ電と一緒に走って、めっちゃ鎌倉だ!って思いました。鎌倉って街全体がほっこりしているというか、あったかいですよね。もちろん人もあったかくて。『海街diary』の撮影でも鎌倉はずっと来ていたので、それもあって懐かしい気持ちになれる街です。あと、橋の上から川に飛び込むシーンを岐阜県で撮ったんですけど、すっごく寒かったんです。下にウェットスーツを着込んでいたんですが、たぶん裏表を逆に着ていて、中に水がどんどん入ってきちゃって大変でした。公生とはしゃぐシーンなんですけど、もうナチュラルハイな感じでしたね(笑)」

――今回の映画は「嘘」がキーポイントになりますが、広瀬さん自身が印象に残っている「嘘」にはどんなものがありますか?

「嘘っていうかサプライズをかけられやすいんです。お友達からもそうだし、お仕事関係でもそうで、ただのコメント撮りだと思ったら主演が決まりました!っていう発表だったとか。私、普段のテンションが割と低くて声のトーンも一定だからか、そういう時に『気づいてたでしょ』とか言われがちで、でも本当に気づいてないんです。信じてもらえなかったりするんですけど。これは、嘘じゃないですから(笑)」

撮影:渡部孝弘
取材・文:宮崎新之

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映画『四月は君の嘘』2016年9月10日公開

STORY

幼少期にヒューマンメトロノームとまで称された天才ピアニスト・有馬公生は、母の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまう。高校2年になった公生は、幼馴染の澤部椿、渡亮太に誘われ、ヴァイオリニスト・宮園かをりと出会う。かをりとの出会いをきっかけに、公生は再びピアノと向き合いはじめるが…。

原作:新川直司「四月は君の嘘」(講談社「月刊少年マガジン」所載)
監督:新城毅彦 脚本:龍居由佳里
出演:広瀬すず 山﨑賢人
石井杏奈 中川大志/甲本雅裕 本田博太郎
板谷由夏 檀 れい
配給:東宝

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