かの銀幕スター・石原裕次郎の生誕80周年を記念し、16年ぶりに行われたオーディション「石原プロ次世代スター発掘オーディション」。
1万5千人を超える応募者の中から、20歳の新星・神田穣がグランプリに輝いた。
スターへの切符を手にして、何を志し、思うのか。
グランプリ決定直後の神田に、話を聞いた。

コメント

――どういったきっかけでオーディションを受けたんですか?

「俳優になりたいと思い始めてから姉に相談していて、姉が石原プロのオーディションを教えてくれて。それで今回、初めてオーディションを受けてみることにしました」

――俳優になりたいとおもったきっかけは?

「小学校から高校まで野球をやっていたんですが、高校3年の夏に、L.A.で野球のトライアウトを受け、声をかけてもらった大学に進学しました。でも、大学には入ったんですが、成績の関係で野球部に入れず、野球で大学に入ったのに、野球ができない状態になってしまいました。アメリカでの生活は辛いことばかりで、苦しかった。そんな時、小栗旬さんの「信長協奏曲」や松嶋菜々子さんの「やまとなでしこ」を観て、ものすごく元気になれたんですよ。それから自分も、俳優として元気を与えられるような存在なりたいと思うようになりました」

――オーディションでは、ハワイでの合宿もありました。オーディション内容で、何か印象に残っていることは?

「炊き出しですね。炊き出しの大変さもわかりましたし、悔いもあります。炊き出しをやった時に、最後の片づけをスタッフの方がやってくれていて、僕らはやらずに他の合宿メンバーと話をしていたんですね。それを、金児(憲史)さんに怒られてしまいました。気付いてはいたんです。あ、スタッフさんがやってくれているけど、僕らもやらなきゃいけないんじゃないかって。でも、周りに流されてしまって、やらなかった。気付かなくてやらなかったことと、気付いていたのにやらなかったことって、やっぱり違いますよね。そこは、とても悔いが残っています」

――オーディションが進む中で芸能界に対する考えや決意も変わっていったのではないかと思います。

「石原裕次郎さんの別荘に行ったときですね。それまでは、裕次郎さんの凄さを耳で聞いたり、画面を通して観たりすることでしか知ることができなかったんです。でも、別荘に行くことで自分の目で直接、裕次郎さんの持ち物や賞の数々を目の当たりにして、その凄さに触れることができたんですね。裕次郎さんの影響力の凄さを感じましたし、いつも影響力のある存在になりたいと思っていたので、裕次郎さんのような男になりたいと思いました」

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コメント

――ご自身では、どんなところが評価されてグランプリになれたと思いますか?

「どんな人にでも、自分の素を出すことができることですね。嘘をつくことが凄く苦手で、すぐバレバレになっちゃうんですね(笑)。そういうところが自分の魅力だと思っていますし、そこを評価してもらえたんじゃないかと自分では思っています」

――少し歌が苦手とのことでしたが、オーディションでも苦労しました?

「そうですね。金児さんに個人指導してもらったりして、ほんの少しだけ何か掴めたような気がします。歌は苦手ですが…今後、挑戦はしてみたいですね。やっぱり、そこから得られるものはたくさんあると思うので」

――今後、俳優をやっていく中でどんな役をやってみたいですか?

「やっぱりアクションですね。運動が得意だし、自分がどこまでできるのかをスタントなしで自分でやるのは、楽しいんだろうなと思っています。スリルも好きなので、ちょっと危ないけど楽しいような、壮大なアクションに挑戦してみたいです!」

――オーディションにはたくさんの人が応募していました。その頂点に立ったという責任も感じてらっしゃるのではないかと思いますが、いかがですか?

「『何でこいつになったんだ?』って思われないようにしたいですね。最終オーディションに残った11人だけじゃなく、応募した1万5000人以上のみんなや選んでくれた皆さんなど、誰もが『やっぱり、神田穣でよかった』って思ってもらえるようにしていきたいです」

――石原プロモーションにはたくさんの魅力的な先輩方がいますが、そんな先輩俳優とやってみたいことはなんでしょうか?

「お酒が大好きなので、飲みに行きたいです! 先輩方に飲みに連れて行ってもらいたいですね(笑)」

――最後に、今後の意気込みをお願いします。

「まだ、ようやくスタートラインに立てたばかりですが、一歩一歩、日々前進していって、昨日やったことは今日は繰り返さず、成長していきたいです。そして、できるだけ早く、皆さんに『石原軍団に神田穣がいる』と印象付けられるように、一人前になりたいです」

撮影:松本健太郎
取材・文:宮崎新之

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『テバク』(原題)

『テバク』(原題)

全国9会場で行われた2次審査、ハワイでの4次審査、そしてグランプリ発表、応募総数1万5千人以上の中から選ばれたファイナリストたちに密着したドキュメンタリー。

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