シリーズ決断 トップランナーたちの哲学 高橋大輔
シリーズ決断 トップランナーたちの哲学 高橋大輔

20年間続けてきて誇れるものは何もない?謙虚すぎる男の引き際の美学?20年間続けてきて誇れるものは何もない?謙虚すぎる男の引き際の美学?

文=TBSテレビ『バース・デイ』プロデューサー菊野浩樹

スケートを始めた頃の意外な素顔
「学校に行くよりは、楽しかっただけ・・・。自信があるとかじゃない、でも他のものが自信なさ過ぎて」

高橋大輔がフィギュアスケートを始めたのは7歳のときだった。
今から20年以上前、男の子がフィギュアスケートをやるというのは、どんな環境だったのか?
高橋の“謙虚さ”の原点が、このフィギュアを始めた“きっかけ”にあるようだ。

---当時フィギュアをやる人が少なかった中で、野球とかサッカーじゃなくて、なぜフィギュアスケートを始めたんですか?

高橋「もともと野球とかサッカーとか球技が得意じゃなくて。3人いる兄はみんな少林寺拳法やっていて格闘系だったんですけど、それもあんまり好きじゃなくて。僕はちょっと変わった子だったのかもしれないけど、団体戦、団体生活があんまり得意ではなかったので。スケートの中で守られて過ごしているのが心地よかったかどうか分からないけど、自分らしくいられるところだったのかなと思いますよね。(今思うと)何が楽しかったんでしょうね。まあ、学校へ行くよりは楽しかった。楽しいっていうより、学校で気を遣って生活するよりかは、楽だったんでしょうね。褒めてくれたりするのが楽しかったのか・・・上手だね、とかさ」

---自信はありましたか?

高橋「自信があるとかじゃないですけど、他のものが自信なさ過ぎて、その中では一番自信持てるかなって感じでしたね」

4人兄弟の末っ子だった高橋。兄3人が少林寺拳法をやっていたというと、兄三人はボクシングの亀田3兄弟みたいな感じだったのか。学校では“気を遣っていた”と言っている。内向的な子供だったという記事もある。そんな少年がフィギュアスケートに出会い、居場所を見つけた・・・。

大輔少年の才能は長光歌子コーチと出会ったことで花開いていく。ジュニアで頭角を現し16歳の時にシニアに参戦。2006年に日本の男子で唯一、トリノ五輪に出場、19歳だった。
プルシェンコが金メダルをとったこの大会、高橋は8位だった。
そして女子の金メダルは日本の荒川静香だった。

【次ページ】 男子フィギュアは閑古鳥が鳴いていた時代
「どこまでいっても(浅田)真央には勝てないですからね、注目で言うと」……

コラム作者プロフィール

菊野浩樹

1968年 5月14日 生まれ
1992年 TBS 入社
「バース・デイ」(TBS系にて毎週土曜夕方5時~5時30分に放送中)企画・プロデューサー。 
これまで「プロ野球戦力外通告」「石橋貴明のスポーツ伝説」「SASUKE」「モニタリング」「サワコの朝」などを担当。2012年には「劇場版 ライバル伝説~光と影」の総監督を務める。現在はTBSテレビ編成局編成部 長期戦略担当部長。
12月30日、夜10時~「プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男たち」
2015年1月3日、夜9時~「独占!長嶋茂雄の真実」
をTBS系列にて放送。

番組タイトルの『バース・デイ』とは、毎年、巡ってくる誕生日のことではありません。
夢を抱き、戦いに挑み、過酷な現実に直面した者たちに
訪れる、"人生に刻まれた、忘れられない大切な一日"その忘れられない一日を番組では『バース・デイ』と呼び、毎回、番組で取り上げる主人公が新しい自分に生まれ変わる瞬間を紹介していく番組です。

TBSテレビ『バース・デイ』
毎週土曜、夕方5時~TBSにて放送中!!
//www.tbs.co.jp/birth-day/

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