スペシャルインタビュー miwa

世代を問わず、全国民に愛されている「ドラえもん」の新作映画「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」が3月7日(土)より全国で公開される。

この映画の主題歌を担当するmiwaは、ドラえもんのファンの子どもたちにもメッセージが伝わるようにという想いを込めて「360°」を書き下ろしたそう。

楽曲に込めた想いや『ドラえもん』への熱い気持ちなど、たっぷり語ってもらった。

「自分次第で、可能性は
どこまでも広がるんです」

--ニューシングル「360°」は『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』主題歌です。miwaさんらしい、明るくて伸びのあるポジティブな楽曲ですね。

「『ドラえもん』の主題歌だからこそ生まれた単語もあります。歌詞は台本を読んでからイメージを膨らませて書いたんですけど、映画を観た小さい子どもたちにもわかるような夢と希望のある歌詞にしたいなと思ったので。
たとえば、"ペガサス"というフレーズは、ファンタジーを感じさせるワードというか。曲は、"小さい子どもたちがギターを持ってノリノリで歌って踊れるような曲調にしてほしい"というオーダーをいただいた上で作りました。
実際、MVには、"ミニ☆ミワズ"という、私にそっくりな格好をした双子ちゃんが出て来て歌って踊ってます(笑)。 ギターをかき鳴らしているような振り付けをしているので、曲を聴いたりMVを観たりしてくれる子どもたちに、音楽を身近に感じてもらえたらいいですね。そういう想いを込めて作った曲でありMVです」

--「360°」というタイトルにはどんなメッセージを込めたんですか?

「宇宙をイメージしていたり。あとは、"どこにでも行けるよ"っていうメッセージも込めてます。
ドラえもんのひみつ道具の『どこでもドア』もそうですけど、自分が思い描きさえすれば、今すぐどこへでも行けると思うんです。"自分次第で可能性はどこまでも広がるんだよ"というメッセージを込めてつけたタイトルです」

--そのメッセージは、子どもだけではなく、大人のドラえもんファンの皆さんにも届きそうですね。

「大人になると、逆に、可能性がどんどん狭まる気がします。"どうせ無理"だと思って、自分自身で世界を狭くしてしまうことが多いと思うんです。でも、そうじゃなく、やっぱり夢を感じてほしい。
小学生の時のように純粋な夢を描くことはできなくても、『360°』を聴いて、その時の気持ちを思い出してもらえたらいいな。大人って、意外と、ストレートな曲にヤられちゃうことがあると思うんですよ。子ども達とは違った視点で聴いて楽しんでいただけたらいいですね」

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「『どこでもドア』さえあれば
世界中に歌いに行けるのに」

--今回のアニメシリーズの「ドラえもん」では、主題歌を歌うだけではなく、声優として作品に参加しているそうですね。

「そうなんですよ! せっかく『ドラえもん』に関わるなら、声の出演もさせていただきたいなと思っていたので……。でも、本当にできるとは思っていなかったから、夢が叶ってすごく幸せです。しかも、オリジナルキャラクターを作っていただけることになって。
ギターに乗って飛び回る、ポロロン星から来た"ワーミー"っていう女の子で、毒舌キャラなんですよ(笑)。"こういうキャラも『ドラえもん』に登場していいんだ。おもしろいな!"と思いながらアフレコさせていただきました。
それと、今回は、劇中でギターも弾かせていただいています。ワーミーちゃんが弾いているギターの音色は、フライングVを使って私が弾いているんです。実際の自分とキャラクターとの間にリンクがあって、すごくいい体験になりました」

--では、ここからは、作品や楽曲にちなんだキーワードトークを…。まず、『スペースヒーローズ』にちなみ、miwaさんにとってのヒーロー像を教えてください。

「やっぱり、ドラえもんですよ! どんな時でも助けてくれるけど、甘やかすだけじゃない。ちゃんと成長させてくれながら見守ってくれる。ドラえもんは最強のスーパーヒーローです」

--そんなドラえもんが出してくれるひみつ道具の中で一番欲しいものは何ですか?

「『どこでもドア』が欲しい! 私、ライブで全国をツアーしていますけど、やっぱり、時間的な制約や物理的な問題があって、1年で全国を廻ることってなかなか難しいんですよ。『どこでもドア』さえあれば世界中に歌いに行けるのにって思います」

--『スペースヒーローズ』に出てくる『ヒーロースーツ』はどうですか?

「『ヒーロースーツ』は夢がありますよね! ただ最強になるだけじゃなく、自分の一番得意な才能が伸びる。子どもたちが、"自分は何が得意なんだろう"って考えるキッカケになると思うんですよ」

--miwaさんがこのスーツを着たら、音楽以外だとどんな才能が伸びると思いますか?

「う~ん、音楽以外で人より得意だなと思うことってあんまりないんですよね(苦笑)。私、すごく真面目なので、何かに没頭するための集中力がアップするのかなと思います(笑)」

撮影:松本健太郎
取材・文:高橋真希子

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映画のご紹介

「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記」
(スペースヒーローズ)

2015年3月7日(土)
より全国ロードショー

STORY

ヒーローに憧れるドラえもんたち5人は、ひみつ道具「バーガー監督」とヒーロー映画を撮っていた。すると、地球に不時着していたポックル星人のアロンに本物のヒーローと間違われて宇宙へと連れて行かれる。到着したポックル星は一見、発展した豊かな星のようだったが、その陰では宇宙海賊のある恐ろしい計画が進行していた…。このままではポックル星は滅んでしまう。ポックル星を救え!ドラえもんたち「銀河防衛隊」!!

原作:藤子・F・不二雄 監督:大杉宜弘
声の出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、関智一、木村昴ほか
配給:東宝
公式サイト///doraeiga.com/2015/

(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK2015

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