「脳を100%活性化させれば、人間に不可能はなくなる」。ごく普通だった青年が覚醒させた脳で難事件を解決していく海外ドラマ「リミットレス」は、映画版に主演したブラッドリー・クーパーが製作総指揮を務めたことでも話題を呼んでいる。本作の主人公ブライアンの声を演じることになった浪川大輔は、この話題作にどのように臨んだのか。
オススメ番組
©2016 CBS Studios Inc. All Rights Reserved.
―今回のドラマは、脳の力を最大限に引き出せるようになった男を中心に繰り広げられるサスペンス・アクションです。ストーリーの魅力はどんなところでしょうか。
「NZT-48という薬を飲んで脳の力を100%引き出せるって、誰でも1回は想像するような夢の力ですよね。でも、その力によってFBIやいろいろなところから目をつけられるようになってしまう。主人公のブライアンは本当にごく普通の青年で、脳の力は最大限になっていても、そのまんまの性格で事件を解決していくんです。FBIだったり、脳の覚醒だったり、難しい単語が並ぶイメージがあるかもしれないですが、ブライアンを中心に見ていくと、意外と人間味あふれるヒューマンドラマになっています。コメディ要素も入っていたりして、すごく観やすいドラマになっているんじゃないかな」
――浪川さんが今回演じている主人公のブライアンは、かなりセリフ量が多いですが、リズミカルで一気に入ってくる感じがあります。
「そうですね。マシンガン感覚と言うか、セリフのスピード感やテンポ感も含めて、本当に素晴らしいドラマだと思います。ただ、吹き替えは本当に大変ですけどね。毎回、台本を開くのが怖いですよ(笑)。だんだん減ってくるよ、とは言われているんですけど、今のところはまったく減る兆しは見えないですね。絶好調にしゃべりまくっています(笑)」
――ブライアンとはどんな男ですか?
「ブライアンはうだつがあがらないミュージシャンで、家族思いな本当にごく普通の人。それが、そのまんま変わらないのが、いいんですよね。今まで大切にしていたものはそのままで、覚醒した力を使って何ができるかを考える。とても庶民派なのが好感持てるんですよ。だから、観ている側が『お前だけスゴイ力を持ちやがって…』ってならないと思うんですよね。力を得たことによって、葛藤したり苦しんだりしているところもあるので、同じ目線で、感情移入しやすいんじゃないかと思います」
オススメ番組
©2016 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.
――28歳にしては少々幼いブライアンですが、事件などを経て成長していくところも見どころですよね。
「吹き替えでもそこは、微妙に変えていたりします。事件を解決していくことは達成感もあるけれど、それに伴う苦しみや別れもある。そういうものを経験していくので、微妙に微妙にですが……。FBIの中でも空気を読んでいかなきゃいけないですしね。なかなか読めない方ではあるんですけど、ブライアンは(笑)。話数を重ねていく中で少しずつ変えていくつもりです。声を変える、というよりはお芝居の質感で変えていきたいですね。でも、男の子はいくつになっても、好きなおもちゃを目の前に出されたらワーッってテンションが上がったりするじゃないですか。その感覚はブライアンにもあって、そういう部分も大切に演じていきたいですね。最初はこんな膨大な量で…と思ったんですが、もう開き直っていて(笑)。より自分の言葉に近づけて、セリフ通りなんですけど、間は自分の間でしゃべろう、とか」
――家族思いという部分につながりますが、家族関係、特に父親との関係がしっかり描かれているように感じました。
「父親が弁護士で、ものすごく鋭いんですよね。父親の想いとしては世界共通だとは思うんですが、息子であるブライアンの嘘は聞きたくない。素直に言ってくれることはすべて正解で、それが良いことでも悪いことでも、受け止める。ブライアンの父親はそう考えていて、そこはすごく考えさせられましたね。子供は子供の世界があって、でも、親には親の立場があって。その中で、親の愛情を感じられる部分がある。妹とかはほんとバカだなぁって思うんですけど(笑)。エピソードによっては全然絡まないこともありますが、家族関係なんかも切り離せない存在として出てきますね」
オススメ番組
©2016 CBS Studios Inc. All Rights Reserved.
――事件解決のためコンビを組むことになる女性FBI捜査官レベッカとのやり取りは、コミカルで楽しいですよね。
「レベッカとの関係は基本ハートフルで、いいお姉さんという感じ。もちろんレベッカにも、彼女の家庭環境があったり仕事の顔があったりしますが、基本的に情に厚いんですよ。ヤダヤダ言いながら、意外となんでもやる。ああいう女性は、嫌いじゃないですね(笑)。ステキですよ。時間外でも働いてくれるというか、悩みを聞いてくれるのは、ブライアンにとっては大きいですよね。2人の関係性は、どんどん自然な感じになっていて聞いていても心地いいんですよ」
――彼らが挑む事件も、なかなか手ごわいものが登場しますね。
「ちょっと今風な事件が、どんどん出てくるようになります。パソコンを使ったサイバー的なものから、20年後、30年後にはありそうだな、と思うような事件まで、いろいろ出てくるようになります。古典的というのもちょっと違うかもしれませんが、ただ爆弾を仕掛けられて…という感じではない、まさに、今の時代の事件だなというのは、非常に感じますね」
――そんな事件を覚醒した脳でどう解決していくかが、一番の見どころですね。
「新感覚サスペンス・アクションとうたっていますが、本当に感覚的に新しいドラマになっていると思います。覚醒した、まさに"リミットレス"しているブライアンが、ハイテクになっている難事件をどうクリアしていくか。そして、そこについてくるヒューマンドラマにぜひ注目していただきたいですね。1話完結になっているエピソードも多いので、ぜひ1度ご覧いただければ。難しく感じるかもしれないですが、簡単です!脳が100%使えている、っていうことだけなので(笑)」
11月23日(水)よりスタート
【二カ国語版】毎週水曜夜10:00ほか
【字幕版】毎週水曜深夜0:00ほか
ごく一部しか使われていないといわれている人間の脳を100%活性化する薬をめぐるサスペンス・スリラーとしてヒットした映画『リミットレス』を全米ネットワーク局CBSがTVシリーズ化。映画版に主演したブラッドリー・クーパーが同じエディ・モーラ役で出演し、製作総指揮をつとめたことでも話題を集めた注目の本作をスーパー!ドラマTV HDで11月独占日本初放送!ジェイク・マクドーマン演じる主人公ブライアンの日本語吹き替えは、子役時代より活躍しアニメや外国映画など数々の話題作品の吹き替えを担当している人気声優・浪川大輔が担当。
製作総指揮:クレイグ・スウィーニー/ブラッドリー・クーパー
出演:ジェイク・マクドーマン(ブライアン・フィンチ役 声:浪川大輔)
ジェニファー・カーペンター(レベッカ・ハリス役 声:本田貴子)
ヒル・ハーパー(スペルマン・ボイル役 声:上田燿司)
メアリー・エリザベス・マストラントニオ(ナズリーン・“ナズ”・ボーラン役 声:高島雅羅)
ブラッドリー・クーパー(エドワード・“エディ”・モーラ役 声:桐本拓哉)
ロン・リフキン(デニス・フィンチ役 声:星野充昭)
© 2016 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.
当選者数/2名様 受付期間/11月30日(水)まで
応募条件/
J:COMでスーパー!ドラマTV HDをご視聴可能なサービスにご加入の方
※未加入の方が応募された場合は抽選の対象とはなりません。
© Warner Bros. Entertainment Inc.
©2016 CBS Studios Inc. All Rights Reserved.
©2016 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.
©2016 CBS Studios Inc. All Rights Reserved.