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幼少期に芸能界入りし、2006年から所属した
国民的アイドルグループ・AKB48で
メインメンバーとして長らく活躍した大島優子。
昨年6月の同グループからの卒業を機に、
彼女は女優としての活動を本格的に始動させた。
世間から注目を集める中、昨年出演した映画「紙の月」では
日本アカデミー賞優秀助演女優賞をはじめ、数々の賞を受賞。
早くも演技の世界で結果を出した彼女が今度は卒業後、
初となる主演映画に挑んだ。

「タナダユキ監督の作品に
出ることがひとつの夢でした」

――まず、今回の主演映画「ロマンス」のお話をお伺いする前に、映画「紙の月」での演技が各方面で高く評価されました。このことについてどう受け止めていますか?

「正直なことを言うと、戸惑っているというか…。役者として私はまだまだ未熟で、ほんとうに吉田大八監督のおかげで日本アカデミー賞をはじめ、さまざまな賞をいただいたと思っています。ただ、女優として踏み出した自分にとって、これが大きな自信になったことは確かです」

――「ロマンス」は、その中で迎えたAKB48卒業後、最初の主演映画になります。

「卒業後、最初に撮影入りした作品です。私が女優として本格的に踏み出した第一歩がまさにこの『ロマンス』でした。主演ということもあり、はじめは気負っていました。“アイドルとしての大島優子のイメージを払拭したい”といった気持ちもあったりして……。ちょっと自分にプレッシャーをかけてしまっていたんですが、撮影に入ると肩の力を抜いて挑めました」

――それはタナダユキ監督の存在が大きかったですか? 同性でもありますし。

「それもあったと思います。実はタナダ監督の映画にいつか出演できたら、とずっと思っていました。というのも監督の『百万円と苦虫女』が大好きで。主演は蒼井優さんで、今まさにその瞬間でしか捉えることができない彼女のさまざまな表情や心模様、魅力が余すことなく切り取られていて、正直言うと、うらやましかったんです。それで私もいつか“タナダ監督に撮ってもらいたい!”と勝手に思っていたんです。私の中でそんなふうに意識した監督はタナダさんが初めてでした。実際にお会いしても素敵な方で、私のこともすごく信頼してくださって、のびのびとやらせていただきました。それで自然体になれた気がします。あと、今回の撮影はほんとうに小規模で、常にスタッフが10人に満たないぐらい。最初の2日間は照明さんがいなかったりしたんですよ(笑)。なんか“撮影!”という物々しさがなくアットホームな雰囲気だったので、カメラを意識せずに挑めました。現場に入ることで、変な気負いが一気になくなりました」

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「鉢子役を通して、自分にいろいろな役を
やれる可能性があると気づきました」

――そういうリラックスして挑めたことが功を奏してか、鉢子というキャラクターを通して、大島さんのナチュラルな素の表情がすごく収められている気がしました。

「自分でもびっくりしました。大あくびをするシーンのときとか、ひどい顔ですよね(笑)。“タナダ監督に私の本質をどこか見抜かれたな”と思いました」

――それはちょっと怖くないですか?

「いや、むしろうれしかったです。自分という人間を監督はきちんと見てくださっているんだなと。あと、演技をするときに、カメラの前でここまで自分を出してしまってもいいんだ、と思いました。これまでは、人の前に立つときはちょっと自分自身にしばりをかけて、よそ行きになるというか。そうじゃなくて、もっとさらけ出していいと。自分をカテゴライズしない。いろいろな顔を出していい。いろいろな役ができる可能性が自分にはあると、今回の作品を通じてタナダ監督が教えてくれた気がします。また、改めて演技の奥深さや魅力を感じました」

――相手役の桜庭を演じたのは大倉孝二さんで、鉢子と桜庭は漫才コンビのようなやりとりを繰り広げます。

「事前に本読みがあったんですけど、3シーンぐらいやったら、監督が“もう大丈夫。あとは現場で”と仰って終わってしまったんです。私も大倉さんも“えっ?”と言う感じで。いいコンビになれるかすごく不安だったんですけど、監督の中ではその時点でうまくいっていたんだと、あとで伺いました。実際、撮影が始まると、本番も撮影の待ち時間もずっと私は鉢子、大倉さんは桜庭のままで。互いにボケと突っ込みをひたすら繰り返していました(笑)。その感じが映像にも映っていると思います」

――演じた鉢子は大島さんと同じ26歳です。かつて家族で旅行した箱根を巡る中で、鉢子は長らく会っていない母に思いを馳せていく。このドラマからどんなことを感じましたか?

「鉢子には共感する部分が多かったです。26歳って社会に出て数年が経ち、ようやく自分のことだけではなくて周囲のことも考え始めるというか。両親のことを親ではなくて、一人の人間として見はじめる時期ではないでしょうか? だから鉢子が箱根を巡る中で母親のことを一人の女性として理解していく心情などはすごく共感しました。私自身も台本を初めて読んだとき、最初に考えたのは家族のことでした。自分の父と母にもこんな人生があって、あのときはこんなことを考えていたのかなとか、あのとき、私にこんなこと言ったのはそういうことだったのかなとか、この映画を通していろいろと気づいたことがあります。映画を観て下さった人にも、そんなことを考えてもらえる作品だと思います」

撮影:渡部孝弘
ヘアメイク:小澤麻衣(mod's hair) スタイリング:百々千晴
取材・文:水上賢治

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映画「ロマンス」

8月29日(土)より、新宿武蔵野館、
ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

映画「ロマンス」

(C)2015 東映ビデオ

STORY

新宿・箱根間を往復する特急ロマンスカーのアテンダントをする北條鉢子のもとに一通の手紙が届く。それはもう何年も会っていない母からの手紙。文面には箱根に向かうことが記されていた。その日も通常通りの業務に就いた鉢子だが、手紙を偶然にも読まれてしまった、乗客で映画プロデューサーの桜庭の後押しもあって、急遽、母を探すことにする。

脚本・監督:タナダユキ
出演:大島優子 大倉孝二 野嵜好美 窪田正孝
配給:東京テアトル

公式サイト://movie-romance.com/

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SPEC~零~/警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿

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未詳事件特別対策係事件簿

9月20日(日) 7:40~9:20

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