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高畑充希 スペシャルインタビュー

デビュー時はミュージカル「ピーターパン」で
6年にわたって8代目ピーターパン役を務めるなど舞台を中心に活躍。
現在は映画、テレビドラマ、CMと活躍の場を広げている高畑充希。
話題を呼んだNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の希子役のイメージか、
はたまたチョーヤ梅酒のCMのイメージか?
どこか控え目でほのぼのとした印象のある彼女だが、
最新出演作「煙霞 -Gold Rush-」では
そのイメージを覆す意外な役柄に挑んでいる。

インタビュー

「森山未來さんとは1度どこかで
共演できたらと願っていました」

──今回の出演作はWOWOWのドラマ作品になります。

「WOWOWのドラマは(地上波の)テレビでは描けない題材も取り上げる、そういう意味で映画的でドラマの枠に捉われないイメージがあって、チャンスがあったら参加してみたいと思っていました。
今回の作品に関して言うと、森山(未來)さんとの共演も楽しみでした。というのも共通の知人がいて、森山さんのことは良くお聞きしていたんです。また、2013年に放送された森山さん主演のドラマ「夫婦善哉」が私は大好きで勝手に思っていました。"いつかご一緒出来たら"と。
ただ、可能性としては舞台かなと思っていました。お互い舞台出演が多いので。ですから、ドラマでの共演は私の中では意外性もあって、しかも一対一でガッツリ向き合う役でもあったのですごくうれしかったです」

──実際に森山さんと共演されていかがでしたか?

「何でも教えてくれるし、演技をしていてどんなボールを投げてもきちんと返してくれる。すごく柔軟な役者さんでした。存在も空気のような方で。大好きでもすごく気を遣う人はいますけど、森山さんは気を遣わないで済むというか。たとえばお互い無言でいても気まずくないし、ぜんぜんしんどくないんです。森山さんは気を遣ってくれていたのかもしれないですけど(笑)」

──ドラマは直木賞作家、黒川博行の同名小説が元で、とある関西の私立高校を背景に、その不正な学校経営によって生み出された巨額の金塊を様々な人間たちが奪い合っていく。誰が味方で誰が敵かも分からなくなる二転三転するストーリーです。

「そうですね。最初から最後まで目が離せないというか。いろいろな人間の思惑が絡み合いますし、誰もが騙し騙される(笑)。一見すると人間の欲望といったドロドロした部分も出ていて内容自体はシリアス。でも、そこに関西人独特のユーモアが入っていて言葉で表現しづらいんですけどちょっと"くたっと"なっているというか、軽くなっている。そこが面白いと思いました。
ただ、脚本を読んでの最初の正直な感想は、"言葉数が多いな"と(笑)。この作品は登場人物が全員とにかくよくしゃべる。この言葉のキャッチボールが作品でもすごくポイントになるなと思いました」

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「人を振り回す役は楽しかった。
自分はそんなタイプではないので」

──先ほど"言葉のキャッチボール"につながるのですが、森山さん演じる美術教師の熊谷と、高畑さん演じる音楽教師の菜穂子が交わす言葉のやりとりがボケとつっこみのようになり、それに呼応するように物語自体も転がっていく。それだけに二人の共演シーンは重要。何か小林聖太郎監督から指示はあったのでしょうか?

「それが森山さんも私も完全に放置(笑)。事前のセリフ合わせもなく、現場でまずはやってみる。だから、リハーサルとか噛み合わなくてぐだぐだ(笑)。でも、やっていくうちに形が見えてくる。
たとえばうまくいかないのはこのセリフが言い辛いからで別の言い方に変えようとか。そういう本質を小林監督は瞬時につかんで私たちにバックしてくれる。それを受けて役者の芝居が出来て、本番に挑む。役者に自由を与えながら、その演技のベストを引き出してくれる監督だと思いました」

──では、ご自分でもかなりアイデアを出されたのですか?

「その場の空気が大切で、セリフはけっこう変えたと思います。台本にないセリフを入れたりもしました。あと、監督が楽しくなってくると台本上では終わっていてもカットをかけないんですよ。そうなると、役者は即興でやり続けるしかない。
鶴橋の焼肉屋のシーンがあるんですけど、この場面なんかアドリブでの掛け合いを永遠というぐらい続けました。たぶん全部カットされていると思うんですけど(笑)」

──演じた菜穂子は音楽教師で密かにロックバンドも組んでいる。性格も男っぽくてルックスもちょっと派手で、これまでの高畑さんのイメージにない役ではないでしょうか?

「舞台ではかなり個性的な女性を演じているんですけどね。パブリック・イメージって、自分では分からない。ただ、演じる上でいつも思うんです。"どんな役も自分の中にその要素が1ミリぐらいはある"と。
たとえば『ごちそうさん』の希子の人見知りの部分は、私の中にあるそういう部分が大きく引き出されている。今回の菜穂子は周囲の人を振り回すタイプ。私自身は人を振り回すタイプではないですけど、たまに顔を出す身勝手なところが役に投影されていると思います。なので自分とかけ離れた役とは思わなかったです。
ただ、その人を振り回す役はすごく楽しかった。普段、自分は彼女のような大胆なことができるタイプではないので(笑)。今回に限らず、いろいろな役に今は挑戦していきたいです」

撮影:渡部孝弘
ヘアメイク:市岡 愛(PEACE MONKEY)
スタイリング:大石裕介(DerGLANZ)
衣装協力:SLOW(シャツ&パンツ)、Carre Jewellery(ネックレス)、CAMINO(ピアス)、Double Planet(シューズ)
取材・文:水上賢治

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ムービー

ドラマ「連続ドラマW 煙霞-Gold Rush-」

煙霞

7月18日(土)放送開始
毎週土曜日後10:00~(全4話)
WOWOWプライム
第1話無料放送

WOWOWに申し込むならオトクな今がチャンス!
最大3カ月見放題キャンペーン実施中!(6/30まで)

大阪の私立晴峰女子高校で美術講師をする熊谷。正教員ではないことから給与も安く弱い立場にいる彼は、理事長の不正を見つけたと語る同僚の小山田から、この証拠を武器に自分たちの身分保証を要求しようと持ちかけられる。これに同意した破天荒な音楽教師の菜穂子も加わり、3人は理事長に直談判へ。ところが理事長と不正の鍵を握る彼の愛人が姿を忽然と消す。

原作:黒川博行「煙霞」(文春文庫刊)
監督:小林聖太郎
脚本:江頭美智留
出演:森山未來高畑充希中村ゆり木下ほうか木村祐一尾上寛之桂文珍
公式サイト://www.wowow.co.jp/dramaw/enka/

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