土屋太鳳 J:COMスペシャルフォト・インタビュー

Fri, 16 Jun 2017 12:00:00 +0900
今最も注目を集める女優、土屋太鳳。ヒロインを演じる上で感じた難しさ。
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取材・文:宮崎新之
Fri, 16 Jun 2017 12:00:00 +0900

現在連載中の人気少女コミックを実写映画化した『兄に愛されすぎて困ってます』で、ヒロインの橘せとかを演じる土屋太鳳。2017年は、すでに公開された『PとJK』をはじめ、今後公開される『トリガール!』『8年越しの花嫁』と主演・ヒロインでの映画出演が続き、今最も注目を集める女優のひとりとなっている。少女コミックらしい胸キュン感とコミカルさにあふれた本作に、彼女はどのように挑んだのだろうか。

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「そんなことする!?って思ったけど、せとかには大げさじゃない」

――今回の役どころは、イケメンたちに愛される女子高生役でした。演じてみていかがでしたか?

「せとかちゃんは本当に難しかったです。今までやってきた作品は、だいたいどんな状況であっても未来が想像できるんですけど、せとかちゃんはコミカルですが、背負っているものが重く、バランスが難しかったです。何か自分の中に穴が開いていて、自分とは何かを知るためにいろんな人と出会っているんです。だから、12連敗するほど告白しているんだと思います。後半になると感情が大きく動いて、わかりやすくなってくるんですけど、最初のほうはみんなのキャラクターのほうが強く出ていて、感情の流れが見えづらい。そこが難しいな、と。最終的には……私にはせとかは現代のかぐや姫のような感じがしました。みんなから愛されて、自分が成長するために、本当の自分を見つけるための物語だし、家族の物語でもあると思います」

――せとかを演じるにあたって気をつけたことは?

「監督からはキュンキュンという感じで大きく動いて、と言われていたんですが、最初は『実際こんなことするの!?』なんて思って(笑)。でもせとかちゃんにとっては、それが大げさじゃないんですよね。そこが、良さになってより伝わるなと思いました。浮かれて階段を下りるシーンは、すごく自由にやらせていただきました(笑)」

――作中のせとかはモテ期でイケメンたちにキュンとしていますが、土屋さんご自身が男性に魅力を感じる部分はどこですか?

「一生懸命な人は素敵だなと思います。一生懸命な人って、人のことを悪く言わないじゃないですか。それはすごく大事なことだなと思っています。あと、何かを考えているときの表情が好きです。どこを見て、何を考えているんだろうって。いろいろな考え方があるなぁって。考え事をしているときに、こんな表情になるんだ、カワイイ!って思ったりします(笑)」

――せとかはお兄に"愛されすぎる"役どころですが、土屋さんご自身のご兄弟との関係はいかがですか?

「男兄弟では弟がいて、弟がすごく好きなんです。なので、お兄の気持ちはよく分かります(笑)。だから、お兄に会って話してみたいです。どういう気持ちなのかな?って、お兄にはすごく興味がありますね」

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「いろいろと奇跡が重なった共演になりました」

――ご自身で好きなシーンや印象に残っているシーンはありますか?演じていて思わずキュンとしてしまうようなシーンもあったのではないかと思うのですが…。

「この役を演じていて、どんなシーンでキュンキュンした?という質問はよく受けるんですが、私がまだまだ未熟で必死だったので、壁にぶつかってばかりでした。なので、実際のところはキュンとしてないんです。キュンという感情など、シーンごとにどういうふうにしたら人に届くのか、コミュニケーションがすごく多い現場でした。あとは、家族と一緒にいるシーンは好きです。お父さんがいて、お母さんが出てきて…。実はお母さん役のYOUさんは、お子さんと小学校が一緒で小さいころから知り合いだったんです」

――そんなに以前からのお知り合いだとは驚きました。

「私の母がPTA会長をしているときに、YOUさんが役員をしてらして。運動会のときに、すっごい視線を感じて、ジーッと見てくる人がいたんです。それがYOUさんでした(笑)。『会長の娘さんだったのね~』なんて言っていましたね。それが母親役で共演することになるなんて、奇跡ですよね。お兄を演じた片寄涼太さんも、オーディションを受けたときの審査員がYOUさんだったそうで、もともと面識があって。いろいろと奇跡が重なった共演でした」

――土屋さんはずっとダンスを続けていらっしゃいますが、ダンスが女優の演技に生かされていると感じる部分はありますか?

「常にあります。体から、骨から動くと言いますか…。今回のせとかもそうですけど、感情よりも先に体が動くというときがあります。例えば、何か物を取るって作業でも慎重にやっていると震えたり。その震えがどこから来るのか、体のどこに力を入れるのかという部分で、ダンスがすごく生かされているなと感じます。ダンスは身体表現なので」

「私にとってはランニングがストレス解消です」

――普段トレーニングもかなりやってらっしゃるそうですが、体作りのために実践していることは?

「役によって筋トレのメニューが変わるんですが、せとかちゃんの時はほかのお仕事とも重なっていて、あまりトレーニングの時間は無かったのですが…。でもランニングは毎日欠かさずしていました。今日もお花見しながら走ってきています(笑)。いつも時間のあるときに1時間くらい走ったりするんですが、睡眠時間が2時間とかでも走っていました。私にとってはストレス解消なので、これでバランスをとっているんです」

――食事などでこだわっている部分はありますか?ご自身でお料理されたりこだわっている部分はありますか?

「野菜を食べるようにしているんですけど、お肉も大好き。なので、お肉を食べます。野菜とお肉を同じくらい…お肉のほうが多いかも(笑)。いっぱい食べて、幸せを感じながら食べるのが一番!お料理は好きなんですけど、そんなにレパートリーが多いわけではないです。最近は鮭の焼き加減にこだわっていて、皮はパリッとさせたいんですけど、身のほうはフワッと焼きたいんです。なので、最初は皮だけを立てるようにして焼いてから、身をちょっと強火で焼いてカリッとさせて、ひっくり返してから弱火にして…。最後にもう一度強火にしてからクッキングペーパーで包んでちょっと休ませるんです。そうしたら本当においしいんですよ!」

――それはすごくおいしそうですね!並々ならぬこだわりを感じます。演技についてはこだわりや、ポリシーはありますか?これまで共演された方からの言葉で、女優をしていく上で心に残っているものはあるのでしょうか

「ひとつひとつの作品で出会う方々の言葉があまりにもいつも多いので、たくさんあるんですが…。でも、今の私がここにあるという意味では『トウキョウソナタ』という映画でデビューさせていただいたんですが、その時に2日間だけの撮影だった香川照之さんが『太鳳が女優として生きていくなら、絶対に感謝を忘れないこと』と言ってくださって。女優ができているのは、カメラマンさんや照明さん、編集の方…本当にたくさんの人がいて女優でいられるんだから、その方たちへの感謝を忘れないことだと教えてくださいました。そして、『自分が不利だと思ったら、人一倍大きくあいさつをすること』。それは心に残っています」

――最後に、本作をご覧になる方にメッセージをお願いします。

「せとかちゃんだけじゃなく、みんなそれぞれ本当の自分の何かを探している、大事な人を探しているんです。この作品を観て、愛情ってなんだろう、友情ってなんだろうと考えて、その人それぞれの"本物"を見つけてくださったら嬉しいです」

撮影:渡部孝弘
取材・文:宮崎新之

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映画『兄に愛されすぎて困ってます』

2017年6月30日(金)全国ロードショー

STORY

恋に恋するモテない女子高生・橘せとかと、そんなせとなをずっと見守ってきたヤンキー系だけど実は妹想いなイケメン兄・はるか。実は血の繋がっていない2人。そんな中、せとかの同級生・国光の兄であり、初恋の相手・高嶺や、いつもお姫様扱いしてくれる年上の先輩・千秋らが、いきなりせとかに急接近。人生初のモテキに、せとかは戸惑いを隠せず…

監督:河合勇人
脚本:松田裕子
原作:夜神里奈「兄に愛されすぎて困ってます」(小学館「Sho-Comi」連載中)
出演:土屋太鳳、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、千葉雄大、
草川拓弥(超特急)、杉野遥亮ほか
配給:松竹

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