ウッチャンとさまぁ~ずの3人が
ゆる~く頑張る人気番組も今年で9年目に突入。
番組DVDも今回で56、57、58巻が発売となり、
さらに、この秋には劇場版も公開される。
番組となんら変わらない、いつもの様子の3人に、
思い出の企画や、映画について聞いてみた。
「この頃は、がんがんスケベなこと
“やらされてた”な~(笑)」(三村)
――今回発売されるvol.56~58に収録されている回を振り返った感想は?
三村 一昨年の収録だから、結構、忘れてるよね…(笑)。
大竹 私が盲腸になったころですね。
三村 そうそう、サンドイッチマンの回(#170)、大竹さんいなかったね。この頃は、がんがんスケベなことをやってたなぁ…、いや、“やらされてた”な(笑)。ハライチの回(#169)は覚えてますか?
内村 “顔面ストッキング”は覚えてる。
大竹 岩井(勇気)が何にもできないっていう(笑)。
――“顔面ストッキング”の回では、「DVDが発売される頃に面白くなる」というお話もありましたが…。
三村 じゃあ、今、面白くなってるのかもしれないですね。
内村 それか、忘れてるかだね(笑)。
大竹 でも、収録の時は面白くなかったってことですから、それはダメですよね(笑)。
(笑)。
内村 人間ドック(#172)は、相変わらずだもんね。これはいつも間違いない。
三村 年々ひどくなっていきますから(笑)。
大竹 山根の回(#175)は、何にも覚えてないね。
内村 山根の回、覚えてないねー(笑)。
三村 忘れちゃう回ってあるんですよね。でも、面白くないわけじゃないんです。忘れちゃうんです(笑)。
内村 青木さやかの回(#176)は覚えてる。布団から出てきて金八先生になったんだよね(笑)。でも、これが一昨年ってことは、DVD60巻は確実に行くんだね。すごいわ。
三村 すごい。でも、取材を受けると、毎回これくらいの記憶力ですよね(笑)。
――昨年、DVDの売り上げが100万本を突破し、今年9年目に突入しましたが、「内さま」が長く愛され続ける理由は?
内村 まず、DVDがリーズナブルですよね。
(笑)。
内村 レンタルするんだったら、買っちゃった方が、と。それで、どうせなら集めた方がコレクションになっていくからね。
大竹 力が入ってないですもんね、パッケージの作りにも(笑)。
内村 安いだけあって“波”がありますよね。
(笑)。
大竹 確かに“谷の回”はありますね(笑)。
内村 これじゃ全然宣伝にならないですね(笑)。“谷の回”があるなんてね(笑)。
三村 今からvol.1から買う人っているのかな?
大竹 いるんじゃないですか? 買ったら、ずっと続けて観ちゃいますよ。
内村 vol.1の頃と見比べられると、我々も9年経って、だんだんおじさん化してきてますからね…。
三村 最近は、ちょっとしたことでケガをするっていう怖さがありますよね。
内村 毎回、ケガはすごく気を付けてるよね。でも、この番組でやっちゃうんですよ。この番組はケアをしませんから!
大竹 内容を知らないまま急に始まりますからね。
内村 「『内さま』でケガした」っていう説明が面倒臭いんですよ(笑)。
三村 地上波じゃないんで、二重三重に面倒臭いですよね(笑)。
「何歳になっても、必ず、
ずっと続けていきたいですね」(大竹)
――おじさん化以外で、9年前と変わったなと感じることは?
三村 移動せずに一ヵ所で収録をすることが多くなりましたね。
内村 非常に多くなりました。
大竹 我々の拒絶が実を結びましたね。「移動するの?? そんなに???」っていう(笑)。だから、最近は、(ビビる)大木の回(はしご旅)くらいですよ。
三村 あー、大木の時は面倒臭い(笑)。
内村 そういう意味では、この間の大木の回は、申し訳ないけどいま一つだったね(笑)。
三村 我々の間では、「大木が来たからって『はしご旅』をやらなくても良いんじゃない?」っていう意見もあります(笑)。
――「内さま」が他の番組と違うところは?
内村 ここまで体を張ってるっていうのは他にはないですよね。
大竹 そうですね。しかも、こんなに体を張ってる内村さんはなかなか見られないですよ。
内村 他ではやらないですよ、こんなに(笑)。しかも、私はスーツというハンデを背負ってますから(笑)。
三村 そんなに体を張りつつ、実は、他にも見どころ満載だったりするんですよね。
大竹 昔はあったのかもしれないけど、最近のテレビではあまりやらない自由な企画をやりますからね。そのくせ、音楽にはすごくうるさいっていう(笑)。そういう意味では「テレビの方が自由なんじゃないかな?」と思うこともあります(笑)。
内村 “自由さ”を謳って始まったのにね。
大竹 矛盾がありますね(笑)。
――内村さんにとってさまぁ~ずさんはどういう存在ですか?
内村 もう“盟友”になってきましたね。“盟友”です。
三村 おー!
大竹 うれしいですね。
――さまぁ~ずさんにとって内村さんはどういう存在ですか?
三村 「内さま」で2週間に1回会ってるので、会えなくなると不安になりますよね。
大竹 そうですね、最近は「内さま」以外ではなかなか会えないですから、内村さんに会いに来てますから。
三村 ここじゃないと会えないんですよ。お互い職種がバラバラになったのか…。
内村 職種は同じ!(笑)
(爆笑)。
三村 職場ですね(笑)。それから、収録後の打ち上げで、今の内村さんの考え方を聞けるのも楽しみなんですよ。毎回、すごく参考にさせていただいてます。
――そして、映画「内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル」が秋に公開されますが、どのような作品に仕上がっていますか?
三村 かなり前に撮ったからね…、俺、もうちょっと成長してる気がするんだよなぁ。
大竹 今、撮り直せれば撮り直したいよな(笑)。
三村 うん、できれば(笑)。冒頭の、俺が探偵事務所で電話をしているシーンは「NGなんじゃないかな?」っていうくらい、噛みそうになってて…。
大竹 (笑)。映画がNGシーンから始まるっていうね(笑)。あれは、完全に噛んでましたよ。
内村 でも、監督OKなんでね(笑)。おそらく「どんな人でも噛むことはあるだろう」っていうことですよ(笑)。
――そういう「内さま」らしい“ゆるさ”も入っていると。
内村 ゆるかったですよ(笑)。確かに、ゆるかったです(笑)。
三村 アドリブもたくさん入ってて。
内村 それを見て、ちょっと笑ったりしてますからね(笑)。
三村 (笑福亭)鶴瓶師匠が出てきて、ようやく締まるっていうね。
内村 そう、師匠が出てきて、ようやく映画らしくなります。さすが、映画賞を総なめしただけあって。
三村 ずるいですよねー(笑)。
内村 変わった映画ですが、ある意味、挑戦でもあると思いますので、お楽しみに。
――最後に、今後の抱負とメッセージを!
内村 これまでもずっとそう思ってやってきたんですが、今後もこのままのペースで行ければ良いですね。
三村 あと2年で僕らも50歳になるので、3人が50代になるところを見るというのが当面の目標です。それをみなさんに見届けていただけたらうれしいです。
大竹 50代3人ってすごいね(笑)。50代になっても、何歳になっても、必ず、ずっと続けていきたいですよね。ケガだけには気を付けながら、体力の続く限りがんばります。
撮影:渡部孝弘
ヘアメイク:大の木ひで(Hidden)
スタイリスト:中谷東一、髙村純子
取材・文:小林 聖
「内村さまぁ~ず」56巻、57巻、58巻
7月22日(水)
©2015 内村さまぁ~ず製作委員会 ©2015 Aniplex Inc.
内村光良とさまぁ~ずの三村マサカズ、大竹一樹の3人が、毎回登場するゲストMCから提案される企画に行き当たりばったりで挑戦する配信番組をパッケージ化。2012年には、「1つの日本のバラエティ番組におけるDVDリリース数」でギネス世界記録TMに認定され、DVD売上は累計100万本を突破している大人気シリーズだ。
各DVD 2,095円+税
初回版に「内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル」オリジナルポストカード封入
(各巻1種類絵柄違い)
発売・販売元:アニプレックス
「内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル」
2015年秋全国公開
©2015「内村さまぁ~ずTHEMOVIEエンジェル」製作委員会
物語の舞台となる探偵事務所兼劇団の“エンジェル社”は、依頼者の悩みを"演じること"で解決するちょっと風変わりな仕事を引き受けている。三村は事務所の代表兼役者の三田村マサルに、内村は役者兼脚本担当の内山次郎に、大竹はマサルの同級生で・大島耕作に扮し、豪華キャストを巻き込んでスクリーンで大暴れする!
監督:工藤浩之 脚本:森ハヤシ、たかはC
出演:三村マサカズ、内村光良、大竹一樹、藤原令子、久保田悠来、笑福亭鶴瓶
配給:東宝映像事業部
●「内さま.COM」最新話 隔週月曜日昼12:00より無料配信 //uchisama.com/
●TOKYO MX 毎週月曜日23:30~ 放送中