クリス・プラット J:COMスペシャルフォト・インタビュー

Wed, 11 Jul 2018 15:00:00 +0900
前作から3年後の世界。期待の続編はこうして創られた
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取材・文:宮崎新之
Wed, 11 Jul 2018 15:00:00 +0900

映画史に燦然と輝く名作シリーズ「ジュラシック・パーク」の最新作となる「ジュラシック・ワールド/炎の王国」。前作での大惨事から3年が経過し、放棄されたパークでは恐竜たちが島の大自然の中で暮らしていた。だが、島での活発な火山活動が確認され、噴火までのカウントダウンが始まった。噴火すれば恐竜たちは絶滅してしまうことが予想される。その行く末を自然現象に任せるのか、それとも…。来日中の合間を縫って、前作に引き続き出演するクリス・プラットとブライス・ダラス・ハワード、そして今回メガホンを取ったJ・A・バヨナ監督に作品の魅力を聞いた。

J:COMオンデマンドで、クリス・プラットと
ブライス・ダラス・ハワードのコメント映像を配信中

「ファンが期待している内容はすべて盛り込まれている」(クリス)「切迫した冒険の渦中に巻き込んでいくような映画」(ブライス)

――今回の作品はエキサイティングでありながらも、未来に向けたメッセージが込められた作品になっているように感じました。撮影を進めていく上で、2人で相談されたことはありますか?

(クリス)「まず僕らは感動的なシーンや僕らの行動のすべてが、前作に基づいているかどうかを考えたよ。それが本当に真実になり得るのかね。2人で賛否の意見を出し合いながら、すり合わせて行ったんだ。役の上の2人は、前作から3年経っているから、その間に何があったのか…ギャップは無いのか、逃している出来事は無いのか、そういう僕らが持ちうる情報をシェアして、オーウェンとクレアとしての記憶を呼び起こす必要があったんだ。」

(ブライス)「まさにクリスの言うとおりだったわ。前作から今作までの間に何があったのか、たくさんのことを理解しなければならなかったの。本当に、たくさんの出来事があったしね。でも、そんな中ではっきりしていたのは…今回の映画は、過去の冒険話を長々と聞かせるようなストーリーじゃないってこと。今、この瞬間、まさに切迫した冒険の渦中に巻き込んでいくような映画にしたいってことだったわね。」

「日本の美しい庭園の景色を楽しみながら散歩したいなぁ」(クリス)「いろんな場所でいろんな温泉に入りたいわ!」(ブライス)

――北米を始め、すでに世界的なヒットとなっています。日本ではこれからファンが観ることになりますが、注目ポイントは?

(クリス)「映画が世界中で成功していることは、とってもスリリングなこと! そして今回、日本のファンに観てもらえることがとても幸せだよ。日本のファンは、世界の中でも最高だからね。僕としては、当然ジュラシック・ワールドを愛しているファンが期待している内容はすべて盛り込まれていると思っている。その期待を満たすのとは裏腹に…とても意図的に構成された迫力のある3部作の第2章でもあるんだ。ぜひ、深くシートに座って…リラックスして楽しんで欲しいね。もちろん知っていると思うけど、僕らはとても一生懸命にこの映画を作ったんだ。僕らが映画を作っていた時に感じていた楽しさと同じくらい、観てくれるファンにも楽しんでもらえたらと思っているよ。」

(ブライス)「今回も未曽有のハプニングがたくさん起こるの! 基本的には、みんなたくさんの恐竜を観にくると思うんだけど、そこはもうバッチリ(笑)。いろんなシーンがエキサイティングなんだけど、アニマトロニクス(コンピュータ制御されたロボットを人工皮膚で覆い、滑らかな動きで生物を演出するSFX技術)で多くの恐竜を扱っている点も見ごたえがあると思うわ。人と恐竜の本物の結びつきを描いたシーンもたくさん撮影したの。激しいアクションやすくむような恐怖、心が揺さぶられるようなシーンも前作以上に盛り込まれていると思うわ。」

――今回の来日で、もし時間があるならしたいことはありますか?

(ブライス)「日本で出来る限りいろんな場所でいろんな温泉に入りたいわ! あとは、京都にも行ってみたいの。」

(クリス)「日本らしい特別なレストランで食事をしたり、お土産も買ったりしたい。日本でしかできない素晴らしい経験を楽しみたいよ。僕は庭園がとても大好きで、日本庭園にも行きたいな。前に来日した時は、皇居に行ったんだ。本当に豪華絢爛で美しくて…もう一度行ってみたいね。丸一日、日本の美しい庭園の景色を楽しみながら散歩したいなぁ。実は昨日、カラオケには行ったんだ(笑)。とっても楽しかった。とにかくホテルを飛び出して、日本の文化に触れながらお酒を飲んで…なんてことも、大好きだよ。」

――ぜひ楽しい滞在になることを祈っています。ありがとうございました!

「“共感”は、今までのシリーズには無かった観点」(J・A・バヨナ)

――今回の映画で一番、力を注いだ部分はどこでしょうか?

「まず、私の中では“共感”を得たいと考えました。と言うのも、今回の映画で恐竜たちは初めて島を出ることになります。人間ではなく脅威にさらされる恐竜を救うという話なんです。恐竜たちが島を出て初めて、世界の問題…私たちが暮らす世界の問題として考えられるわけです。その部分は、今までのシリーズには無かった観点でしたね。」

――クリスとブライスの演技についてはいかがでしたか? 彼にどんなオーダーをしましたか?

「2人は前作の中ですでに関係性が出来上がっていました。だから、僕がやることはできるだけ彼らが居心地のいいように、自然にふるまえるようにすること。より良い演技ができるような環境を作っていただけで、僕が何かアドバイスやオーダーをするようなことはあまりありませんでした。でもクリスとブライスはそれぞれ違う個性を持った役者。そんな2人が科学反応のように、お互いが相乗効果になっているような印象を受けました。とても相性がいいふたりだと思う。彼らと仕事が一緒にできるのはとても贅沢なことでした。即興も含めて、できるだけ自由に演じてもらうようにしました。なぜなら、彼らは僕よりも先に、ジュラシック・ワールドの物語を知っているんだから。」

――撮影中の2人を見ていて、印象に残ったことは?

「2人が互いに楽しんでいたのはとても印象的でした。それはカメラの前でもそうだし、カメラが回っていないときも。特にクリスがアドリブに長けていて、いつも撮影中に新鮮さを失わずにいられました。ユーモアもあるし、いつも笑わせてくれて、そこからじゃあこうしてみようか、と新しいアイデアが浮かんでくることもありました。それはとても楽しい経験でした。」

――日本のファンにどのように映画を楽しんでもらいたいですか?

「とても素晴らしいスペクタクル映画だと思っているし、サスペンスも満載。恐竜に対する気持ちも観た人によって違ってくるだろうから、観た後にいろんな人と話をしたくなると思います。そして、人間と科学の関係をはじめ、人間のこれからについてをテーマにしているので、ぜひ楽しんでもらいたいですね。」

――本日はありがとうございました!

撮影:奥野和彦
取材・文:宮崎新之

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映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」

2018年7月13日(金)全国ロードショー

STORY

あの大惨事から3年、大人気テーマパーク「ジュラシック・ワールド」は放棄され、恐竜たちは大自然で自由に生活を始めていた。しかし、島で火山噴火の予兆がとらえられていた。迫り来る危機的状況の中、恐竜たちの生死を自然にゆだねるか、命を懸け救い出すか。人間を救うためではなく、恐竜のための選択を迫られる。

STAFF&CAST

製作総指揮/スティーヴン・スピルバーグ、コリン・トレボロウ
キャラクター原案/マイケル・クライトン
監督/J・A・バヨナ
脚本/コリン・トレボロウ&デレク・コノリー
出演/クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード

『ジュラシック・パーク』過去シリーズをJ:COMオンデマンドで配信中

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