向井理の出演作品を
見るならJ:COMへ

新規お申し込み 新規ご加入ガイド 向井理の
出演番組はこちら

犯人を生きたまま確保することを目的に設立された
警察庁特殊急襲捜査班NPSの活躍を描いた
テレビドラマ「S -最後の警官-」。
その1年後を描き、向井理、綾野剛、新垣結衣ら
ドラマ版キャストが再集結した
劇場版映画が公開される。
さまざまな事件やテロを経験し、
成長した主人公・神御蔵一號を、
向井理はどのように演じたのか。
たとえ犯人であってもその命を「守り」、
確保しようとする熱い男を熱演した向井に話しを聞いた。

インタビュー

「それを正義って言っていいのか、わからない」

――今回は、ドラマを経て映画化となりました。映画の現場はドラマとは何か雰囲気が変わったりしましたか?

「変わらなかったですね。新しいキャストも入ったので、そのあたりは多少変わったかなという印象はありましたが、そんなに大きな変化ではなく、ドラマのいいところだったり、大変なところだったり、そういう部分を引っ張って来れたと思います」

――映画では、神御蔵、蘇我、そして事件を起こす正木のそれぞれの正義を対比させるような展開が印象的でした。

「正義っていう言葉でいいのかはわからないですけど……。何かを成し遂げようとする目的のためには相手を殺してでもやる、っていうのは、もしかしたらSATもそうなのかもしれない。正木と目的は違うけど、そういうやり方は同じなので。警察は正義で、テロリストだから悪だ、っていう単純なものじゃないからこそ難しいんですけど。何かを成し遂げたいっていう目的には、大義名分がある。
それは、例えテロリストだとしても。ただ、どちらにしても人を殺すのはよくないことだと思っています。そういう部分は、テロリストも警察もあんまないな、と。何が良くて、悪いのか。それを正義って言っていいのかはわからないですよね」

――そういう、正義って何なのかを考えさせる作品だと思います。

「NPSのように、確保することが100%正解かどうかもわからないんですよね。でも確保しなければ分からない情報もあることは確か。犯人も人間だからっていうことももちろんある。なぜそんな犯罪が起きたのかを明確にして、今後に活かすためには、やっぱり確保しなければならないんじゃないかと思います。それが、NPSの大義名分ですよね。
でも、あっちにはあっちの正義があるし、こっちにはこっちの正義がある。そうやって、無理やりひとつの「正義」っていうカテゴリにあてはめてしまうのは、危険だと思います」

――向井さん自身は、何か言い争いになるようなことになった場合は相手の話を聞くほうですか?

「あんまりそういう事態は無いですけど、話を聞いて解決できる場合もあるのでちゃんと聞きたいですね。でも、言葉にならないような抽象的なことを言葉にした時点で、ズレがあると思うんですよ。言葉の印象って人それぞれで違うじゃないですか。だから、言い方を変えるだけで印象がずいぶん変わったりする。
それは話し手が悪いだけじゃなくて、こちらの聞き手の受け止め方が悪い場合もあるんです。そういう意味では、言葉は怖いですよね。言葉尻じゃなくて、本質を考えるようにしています」

ページ上部に戻る ↑

「神御蔵はまぁ、面倒くさい男でしたね(笑)」

――共演者の皆さんとは、演技のことや役のことについて話をしたりしましたか?

「NPSのメンバーとは定期的に集まっていましたが、あんまり台本のこととかについて細かく話をしたりはありませんでしたね。でも、2014年の末頃にクランクインしていて、忘年会がてらNPSのメンバーと集まったときに『NPSにしかできないことってなんだろう?』っていう話はしました。
今回の映画は戦っているシーンやシリアスなシーンが多いんです。そういう状況の中でも笑えるシーンを作れるのはNPSしかないんじゃないか、と。台本上のセリフも、シリアスに読むのか、ちょっと笑って読むのかで意味合いが変わりますよね。だから、そういうチャンスというかスキがあれば、狙っていきたいよねという話をしました」

――それはある意味、決起集会のような感じでした?

「いや、もっとこうスルッと集まっただけみたいな。誰が幹事という訳でもなく……。ほら、新垣(結衣)さんは女性なんでそういう雑務みたいなことはさせられませんし。そうなるとキャラ的にと言うか、年齢的に一番下っ端は僕なんで、店の予約は僕がやりました。SATのメンバーも呼べればよかったんですが、忘年会シーズンで場所が取れなかったんですよ。なので、声はかけられてないんです。まぁ、SATはSATで集まれば良かったんじゃないかな(笑)」

――今回の映画で一区切りとなりますが、演じ終えてみて改めて、神御蔵とはどういう男でしたか?

「まぁ、面倒くさい男でしたね(笑)。でも憎めない。想いが強くて、周りを巻き込んで、周囲に迷惑をかけつつ、ぶつかりながら成長していく。口で「誰も死なせない」って言うのは簡単ですけど、ちゃんとそれを体現するように動くというのは、なかなかできることじゃない。命懸けですから。だから神御蔵に食らいついていかなきゃ、という気持ちはありました。一生懸命やっている人ってカッコいいなと自分も思いますし、神御蔵たちを観て、そう思ってもらえればうれしいですね」

撮影:松田忠雄
取材・文:宮崎新之

ページ上部に戻る ↑

関連作品

S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE

8月29日(土)公開

STORY

バスジャック事件が発生し、これまで数々のテロや事件を対応してきたNPSに出動要請が入る。神御蔵一號らNPSメンバーは現場に急行するが、犯人からの要請も無く現場には異様な雰囲気が漂っていた。そんな中、さらに太平洋沖で核燃料を積んだ輸送船が何者かに乗っ取られてしまう事件も発生する。

S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE

©2015「S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」製作委員会
©小森陽一、藤堂 裕/小学館

原作:小森陽一(原作)、藤堂裕(作画)『S エス -最後の警官-』(小学館「ビッグコミック」連載)
監督:平野俊一
出演:向井理 綾野剛 新垣結衣 吹石一恵 青木崇高 オダギリジョー 大森南朋 他
配給:東宝

公式サイト://www.s-lastpoliceman-movie.com/

ページ上部に戻る ↑

出演番組

BECK

BECK

9月13日(日) 23:20~1:55 他

日本映画専門チャンネルHD

大ヒット音楽マンガをヒットメーカーの堤幸彦監督が実写映画化。バンドのメンバーを演じる、水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、向井理、中村蒼ら、若手実力派俳優がリアルなパフォーマンスに努め、見応えある作品に仕上がった。

パラダイス・キス

パラダイス・キス

9月15日(火) 7:40~9:40 他

映画・チャンネルNECO-HD

北川景子×向井理共演。矢沢あいの人気コミックを、映画版ならではのオリジナル・ラストで実写化。女子高生・早坂紫は、学園一の天才と称えられるジョージとの出会いをきっかけに、恋と一流モデルになる夢に向かって歩き始める。

ページ上部に戻る ↑

J:COMへのお申し込み

J:COM

Copyright (c) JCOM Co., Ltd. All Rights Reserved.
ケーブルインターネットZAQのキャラクター「ざっくぅ」