シェマー・ムーア J:COMスペシャルフォト・インタビュー

Tue, 19 Jun 2018 15:00:00 +0900
主人公を魅力的に演じるシェマー・ムーア。作品について語る。
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取材・文:斉藤俊彦
Tue, 19 Jun 2018 15:00:00 +0900

1970年代に全米で製作&放送され、日本でも人気を博した海外ドラマ「特別狙撃隊S.W.A.T.」が舞台を現代に移し、パワーアップして復活! 主人公であるS.W.A.T.チームのリーダー、ホンドーを演じるのは「クリミナル・マインド」のデレク・モーガン役で、国内外に多くのファンを持つシェマー・ムーア。優しさを併せ持ったタフガイ、ホンドーを魅力的に演じている彼に、作品やキャラクターなどについて語ってもらった。

「S.W.A.T.」

2018年6月22日(金)独占日本初放送スタート!

放送日
【二カ国語版】毎週金曜22:00ほか
【字幕版】毎週金曜24:00ほか
チャンネル
海外ドラマ専門チャンネル
スーパー!ドラマTV

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「ホンドーを演じることは、僕にとって、とても興奮することだった」

――シェマーさんは本作品「S.W.A.T.」で主人公であるチームリーダーのダニエル・“ホンドー”・ハレルソンを演じられています。ホンドーを演じる上で心掛けていることは?

「主人公であるホンドーを演じることは、僕にとって、とても興奮することだったね。ホンドーはヒーロー的な役割を担っているので、まずみんなが応援したくなるような、受け入れてくれるようなキャラクターにしたかったというのがあったんだ。そのために、見ている人がリアルに感じられるように演じたよ。“現実世界にこういう人がいるかもしれない”と思ってもらえることを、まずは一番に心掛けたんだ」

――カッコよく頼りになると同時に、人間的な良さが随所に見られるのもホンドーの大きな魅力だと思いますが。

「僕はこれまでにもヒーロー的なキャラクターを演じることが多かったんだけど、ただ、これからは悪役もやっていきたいという気持ちもあって。だけど、単なる悪いヤツではなく、“どうして悪い人間になったのか”といったように、観ている人がちゃんと人間として理解できるように演じようと思っているんだ。今回の役もそれと同じスタンスなんだ。ホンドーはアフリカ系アメリカ人だけど、いろんな事があって、突然リーダーにされてしまった。でも、そういう役割を与えられたからこそ、すごく責任を感じている。その一方で、“リーダーがホンドーでいいのか?”と疑っている人たちもいるので、ホンドーは自分がこの仕事にふさわしい人間であることを証明していかなくてはいけない。そして、警察のシステムを変えて、平等と正義を生み出すように努力をしている男なんだ。そんなふうに、観てくれる人が、ホンドーのことを魅力的だと感じてくれるように演じたし、今後もそうしていきたいと思っているよ」

――ホンドーはチームリーダーだったバックが懲戒免職処分になってしまい、その後任としてリーダーに任命されます。しかも、年功序列的には、次のリーダーと思われていたディーコンを飛び越えての抜擢です。

「パイロット版(シーズン1 第1話『S.W.A.T.緊急出動!』)でホンドーは、ずっと慕っていて、S.W.A.T.としていろんなことを学んできたバックが黒人少年を誤って撃ってしまったことで急に跡を継ぐことになるんだ。ホンドーが急にリーダーになることで、周囲の人間たちから、“本当にホンドーでいいのか?”、“それは公平な決定なのか?”、“本当にリーダーの役割を果たせるのか?”といったような、さまざまな疑いの目を向けられてしまう。強制的にリーダーのポジションに立たされてしまうということもあって、絶対に失敗はできないと思っているんだ。それは自分1人だけではなく、チームとしてもしっかりと機能していかないといけないということも含めてね」

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「ホンドーとディーコンの人間関係も楽しみにしていてほしいね」

――物語は、リーダーになったが故のホンドーの苦悩、チーム内や警察内での人間関係といった人間ドラマもしっかりと描かれていると思います。

「ホンドー自身、“本来リーダーになるになるのは自分じゃない”ということを分かっているし、すごくプレッシャーも感じていて、どうしたらいいのか非常に悩んでいくんだ。でも彼は元海兵隊員だし、非常に忠誠心も強い。ホンドーは、自分がリーダーに任命されたことは間違いではなかったということを証明しなくてはいけないし、そして、そのことをとても大切にしている。またそれが、警察全体を改善していくことにつながると信じているんだ」

――ホンドーはいろいろな想いを抱えているキャラクターなんですね。

「シーズン1でホンドーはチームリーダーになったけど、だからといって簡単に本当の意味でリーダーになれるワケではないんだ。上司のヒックスにリーダーを任命されたんだけど、常に2人の間には緊張感がある。また、本来ならチームリーダーになるべきだったディーコンが部下になって、チームプレーヤーとして頑張っているという側面もある。ホンドーとディーコンの間には、ヒックスとの関係とはまた違う緊張感があるし、それ以上に2人は友人でもあるので、今後は友情も試されていくと思うんだ。シーズン1では、そんな2人の関係性もじっくりと描かれていくので楽しみにしていてほしい」

――同時に、この作品は現代アメリカが抱えている問題もかなり濃密に描かれていますね。

「オリジナルの『特別狙撃隊S.W.A.T.』はすごくクールなアクションと、あの有名なテーマ曲で知られているけど、今回のシリーズでは実際に我々が今住んでいる環境の中で起きている事件、人身売買、ネット上のイジメ、黒人と警察の対立といった社会的な状況もしっかりと描いているんだ。その辺もぜひ見てほしいと思っているよ」

「アクションはもちろん、人物描写やストーリーも大事にしたいんだ」

――人間ドラマはもちろんですが、何と言っても「S.W.A.T.」はアクションシーンが見どころだと思います。第1話から映画に匹敵する迫力のシーンが見られましたが。

「シーズン1は22話だけど、その中にはすごいアクションがたくさんある。パイロット版は作品にとって、ものすごく大事なので、アクションシーンにはかなり力を入れたよ。第2話『クチーヨ』ではヘリコプターに乗り込むんだけど、それもすごくカッコいいシーンになったと思う。ただ、僕はアクションももちろんなんだけど、キャラクター描写やストーリーもすごく大事にしたいと思っていて。今回、僕はプロデューサーも兼ねているんだけど、だからといってそれは自分が一番偉いというわけではなくて、プロデューサーという立場から自分の意見やアイデアをいろいろと言えること、それによってみんなと共同作業をして、作品を良いものにしていくということが大切なんだ。TVドラマは放送時間の間にコマーシャルを絶対に入れないといけないから、カットする際には基本的に派手なアクションシーンを残して、やむなくエモーショナルな部分をカットすることが多い。僕としては両方残したいというのが本音なんだけどね(笑)」

――シーズン1の中でお気に入りのエピソードは?

「僕は『家族の絆(原題:Homecoming)』というタイトルが付けられている第7話が非常に気に入っているんだ。アクションも大きいし、エモーショナルな部分、人間性やキャラクターの部分もしっかりと描かれていると思う。二つのストーリーが同時進行するというストーリーで、とても面白く、僕も感動したし、ファンもとても感動してくれて。『S.W.A.T.』は映画みたいにアクションもすごいけど、このエピソードのようにキャラクターに感情移入できる話も多い。それはドラマとしてすごく大事なことだと思うんだ」

――今回の来日は、日本ではちょうど梅雨入り直前の季節でした。シェマーさんは雨が降っている日などはどう過ごされているんですか?

「シーズン1の撮影中は、まったくオフがなかったんだ(笑)。もう仕事で忙しくて。キャストのみんながそれぞれ取材でインタビューをされているときだけ、僕は休暇がもらえるんだ(笑)。僕の代わりができる人は誰もいないから、ずっと仕事をしていたんだ。まあ、僕が本当に入院していて、点滴を受けるような状況だったら、それはまた別だったと思うけど(笑)。今回は、まずはパイロット版に全力で集中したし、何よりこのシーズン1がうまくいかなかったら次のシーズンにつながらないからね。クオリティを重視した分、プライベートで犠牲を払った部分は多かったし、とにかく、ずっと休み無しで働いていたよ。だから、雨に日も、もちろん仕事をしていたよ(笑)。でも、そのおかげで、いいドラマに仕上がったと思う。ぜひ多くの人に楽しんでほしいね」

撮影:渡部孝弘
取材・文:斉藤俊彦

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「S.W.A.T.」

DATE

2018年6月22日(金)22:00独占日本初放送決定
【二カ国語版】毎週金曜22:00ほか
【字幕版】毎週金曜24:00ほか

INFORMATION

全米で2番目に人口の多い街、ロサンゼルスを舞台に、特殊武装戦術部隊S.W.A.T.の活躍を描くポリス・アクションドラマ。35歳の若さながら、S.W.A.T.のチームリーダーとなったホンドーと、彼を中心としたチームが、さまざまな事件を解決してゆく。濃厚な人間ドラマと、迫力満点のアクションシーンも見どころだ。

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