ウォーレン・クロマティ J:COMスペシャルフォト・インタビュー

Fri, 22 Jun 2018 15:00:00 +0900
読売ジャイアンツ史上“最強の助っ人”。日本への思いに直撃。
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取材・文:小池貴之
Fri, 22 Jun 2018 15:00:00 +0900

読売ジャイアンツ史上“最強の助っ人”として、今でも多くのファンに愛されている元プロ野球選手のウォーレン・クロマティが、ヒストリーチャンネルの日本オリジナル制作番組「ザ・バイオグラフィー“ウォーレン・クロマティ”」(7月放送予定)に登場。今年の3月からスタートした本シリーズは、毎回ある人物にスポットを当て、その波乱万丈な人生に注目。写真や映像、関係者&知人のインタビューなどを交えながらその人物を掘り下げる番組。7月は、“人間・クロマティ”の素顔に迫る。インタビューでは、番組の見どころや日本への思いに直撃。日本野球の印象についても語ってもらった。

[ザ・バイオグラフィー“ウォーレン・クロマティ”]

放送日
7月22日(日)20:00
チャンネル
ヒストリーチャンネル

「クロマティという人間のいろんな側面を見ることができます」

――今年の1月、エーアンドイーネットワークスジャパン合同会社に、ヒストリーチャンネルの特派員として入社されたとのことですが、今後は日本でのお仕事がメインになるんですか?

「日本には、去年の8月と9月に来ていて、その前も何度か滞在していた時期がありました。今後は、より長い時間を日本で過ごしていきたいと考えています。ヒストリーチャンネルのためにも仕事をしておりますし、野球にも積極的に関わっていきたい。個人的にはビジネス関係の仕事に興味を持っています」

――今回、出演される「ザ・バイオグラフィー“ウォーレン・クロマティ”」は、どんな番組ですか?

「ヒストリーチャンネルで放送される番組で、私のライフストーリーを紹介しています。私がどういう人間なのか、どんな人生を送ってきたのか。日本はもちろん、世界中の人たちが知ることになります。野球選手だったクロマティが引退した後、どうなったのか。スポーツ選手だけではない、いろんな側面があるということが番組を通して分かると思います」

――クロマティさんの人生に影響を与えた出会いなども知ることができそうですね。

「それは、番組の中で明らかになると思います。過去や現在についてもたくさん話をしました。これからは、今まで以上に日本の皆さんと親密になっていきたいと思っています」

――個人的に、歴史や人生を知ってみたい人はいますか?

「もちろん、いろんな人の物語を見てみたいですよね。番組では、これからもスポーツやビジネスなど、より多くの方に興味を持ってもらえるような企画を考えていきます」

――特に見てほしい世代は?

「子どもから大人まで、性別も関係なくどの世代にも見てほしいですね。最近、僕の現役時代を知らないはずの子どもたちが『クロマティさん!』と、親しみを込めて呼んでくれたりするんですよ。きっと、お父さんやお母さんが僕のことを話してくれたり、ユーチューブなどの動画を見て知ってくれたりするんでしょうね。やっぱり、声を掛けられるとうれしいです」

「仕事を通して日本を元気にしていきたい!」

――6月18日(月)からは、クロマティさんにとっては初のレギュラー番組となる「ファースト・ピッチ」も始まりましたね。

「はい。新しい情報はこれから随時アナウンスメントされると思いますが、おすすめ番組の見どころなどを分かりやすく紹介していきます。ヒストリーチャンネルの仕事や子どもたちに野球を教えたりしながら、日本を元気にすることができたらいいなと思っています」

――クロマティさんが、読売ジャイアンツでプレーをしていた頃と現在で、日本が変わったなと思う部分はありますか?

「大きな変化で言えば、これは日本に限りませんけどSNSが活発になりましたよね。それと、東京都知事が女性に。一つ個人的な意見を言わせていただくと、もしかしたら最近の日本の男性は、自分たちの立場を女性に脅かされているんじゃないかなと。もちろん、男女平等は大前提ですし、もっともっと女性の声をすくい上げていくことが求められていると思いますけど、男性もそうですし日本にも元気がないような気がします」

――もっとパワーが欲しい、ということですか。

「日本はとても居心地が良くて素敵な国。それは、とても素晴らしいことですけど、昔の日本はもっと元気だったんじゃないかなと思います。2年後には東京オリンピックが開催されるので、世界中から注目されています。私の友人も、日本がどういう国なのかたくさん聞いてきますよ。それだけ、みんな興味があるということです。だから、大好きな日本をもっと元気にしたい。外国人の中でナンバー1の日本の応援団になるつもりです!」

――日本で野球をしていた時の思い出は?

「神宮球場でデッドボールを受けた翌日に、サヨナラホームランを打った試合や、巨人の多摩川球場で初めて、王(貞治)監督とチームメイトに会った時のこと。それと、ファンの皆さんと一緒に『バンザイ!』をしたことですね。全部いい思い出です」

――ちなみに、好きな日本食は?

「うなぎ、ラーメン、お寿司。あ、お寿司はワサビ抜きね(笑)。どれも美味しいけど、特に好きなのは焼き鳥。納豆は苦手です(笑)」

「大谷翔平選手のピッチングは本当に優れています」

――初めて日本でプレーした時に戸惑ったことはありましたか?

「日本の野球と大リーグではテンポが違います。大リーグは早いですけど、日本はゆっくり。でも、ほかは特に変わらないと言いますか、野球はどこでやっても野球。大きく違和感を覚えたことはなかったですね。ただ、野球以外での生活やコミュニケーション、食べ物や遠征などの移動には慣れるまで時間が掛かりました。それは、今、大谷(翔平)さんが大リーグで一生懸命やっていることと同じだと思いますよ」

――日本なら日本、大リーグなら大リーグの野球に順応できるよう合わせることが大変?

「大谷さんの場合は、日本にいる時よりも大きくしないといけないかもしれません。私は、少しダイヤルを下げるというか、小さくしたり、スローダウンしたりする必要がありました。そうやって、日本の野球に慣れようとしていましたね」

――クロマティさんから見た大谷選手の印象は?

「ピッチャーとして、すごく好きな選手。彼のピッチングは本当に優れていると思いますよ。だから、ピッチャーとして頑張っていけば、もっと効果的な形でチームに貢献できるはず。大リーグにはピッチャーでも打てる選手はたくさんいますから。そうなると、埋もれてしまう可能性もある。個人的にはピッチングに集中してもらいたいと思いますね」

――クロマティさんが対戦した中で印象に残っている日本のピッチャーは?

「たくさんいますけど、中でも大洋・遠藤(一彦)さん、広島・大野(豊)さん、ロッテ・村田(兆治)さん。巨人だったら江川(卓)さんと、桑田(真澄)さんですね」

――対戦して、どんなところが楽しかったですか?

「ピッチングスタイルとテンポが非常に良かった。みんな“グッドチャレンジ”でしたね。野手では西武・秋山(幸二)さん、巨人・吉村(禎章)さんですね。みんな、とても印象に残っていますよ」

撮影:渡部孝弘
取材・文:小池貴之

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ヒストリーチャンネル「ザ・バイオグラフィー“ウォーレン・クロマティ”」

DATE

7月22日(日)20:00

STORY

アメリカで好評を博した人気シリーズの日本版。映画・テレビスター、政治家、スポーツ選手、ビジネスリーダーから歴史に名を残す偉人まで、様々な分野で活躍する著名人たちの軌跡を魅力たっぷりに紹介するドキュメンタリー。7月には、ウォーレン・クロマティ氏をフィーチャーする。

ヒストリーチャンネル「ファースト・ピッチ」

DATE

6月18日(月)22:30ほか

STORY

ヒストリーチャンネルの特派員になったクロマティ氏の視点から、おすすめ番組の見どころを紹介。独自のコメントで番組の魅力をわかりやすく説明。さらに、クロマティ氏が出演するイベントや進行中の番組情報などもいち早くお届け。

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