「ブラックリスト」インタビュー 山田五郎×高樹千佳子
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Fri, 26 Jan 2018 18:00:00 +0900
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『ブラックリスト』インタビュー 山田五郎×高樹千佳子

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2013年の秋に全米で放送がスタートし、高視聴率を記録したヒットドラマ「ブラックリスト」のシーズン5が、2018年1月30日(火)よりスーパー!ドラマTVにて、日本独占初放送。世界中の犯罪者と裏取引をし、“犯罪コンシェルジェ”と呼ばれるレイモンド・“レッド”・レディントンが、FBI捜査官のエリザベス・“リズ”・キーンを指名し、自分の持つ”ブラックリスト”からの情報提供を申し出るところから物語はスタート。最新シーズンでは、配下だったミスター・キャプランの策略によって崩壊した自身の“帝国”を建て直そうとするレディントンや、紆余曲折の末にレディントンが実の父だと知ったエリザベスが戸惑いながらもレディントンと新たな関係を築く様子などが描かれる。そんなシーズン5の放送に先駆け、「ブラックリスト」のコアなファンだという山田五郎と高樹千佳子の二人に、作品の魅力や見どころを聞いた。

『ブラックリスト』インタビュー 山田五郎×高樹千佳子

―― まずは、「ブラックリスト」を初めて観たときの感想を教えてください。

[高樹]私は第1シーズンの放送前に、ドラマの予告編を拝見していたんです。その予告編がすごく面白そうで、私の好きなドラマの雰囲気が漂っていて、「これ絶対ハマるな~」と思っていたんですけど、そこから第1話を観て、案の定ハマってしまいました(笑)。

[山田]こういう派手なアクションのあるドラマがお好きなんですか?

[高樹]好きなんですよ、ドンパチしてるのが。山田さんは最初ご覧になっていかがでしたか?

[山田]僕はね、2~3話くらいからハマりだしたんですよ。実は1話を観た時点では「これは『羊たちの沈黙』の劣化コピーではなかろうか?」とまで思ってたんです。でも、そのまま2話、3話と見続けるうちに、「おや?これは面白いぞ」と次第に引き込まれていった感じですね。

―― どういう部分が面白いと思ったのでしょうか?お二人の考える「ブラックリスト」の魅力を教えてください。

[山田]僕は個人的には脚本だと思っています。実によくできていて、面白いんですよ。一人一人の犯罪者たちのキャラクターも作り込んであるし、ストーリーもよく練られている。ドンパチみたいな派手なシーンに目を奪われがちですが、細かいところもしっかりと丁寧に作ってあるし、無駄なところがない。だから、ちょっとしたシーンにも説得力があるんですよね。

[高樹]細かいところが後に繋がるものだったり、ヒントだったりが出てくるんです。見せ方がすごくうまいんですよね。だからこそ、シーズン1から5まで、続いているんだと思います。もちろん後付の設定とかもあるんでしょうけど、全然気づかれないように作ってある。エンターテイメント性もあるし、見ごたえもあるけど、何よりも脚本がしっかりしているから、面白くて引き込まれちゃうんですよ。

[山田]だって、このドラマ、そもそもの前提からして相当、荒唐無稽ですよ(笑)。主人公のレッドというキャラクターも現実離れしているし、“ブラックリスト”なんて存在もありえない(笑)。司法長官クラスの国家の重鎮が平気で犯罪に手を染めまくっていて、どうなっているんだこの国はって(笑)。あれが本当なら、国は機能しませんよ。でも、そんな荒唐無稽な無理ゲーだからこそ、丁寧に作り込まないと一気につまらないものになっちゃうから、脚本家も監督も頑張らざるをえないでしょう。

[高樹]「ブラックリスト」はその荒唐無稽さをリアルに見せるために、脚本が練り込まれているということですね。

[山田]そう、すごくきちんと作ってます。例えば、キャラクターの設定にしても、ドラマに使われなかった部分までちゃんと作り込んでるんじゃないかと思うんですよ。誰が主人公になってもしっかりと動くくらいのところまで作り込んでいると思う。

[高樹]私、設定が曖昧だったり雑だったりすると、現実感がなくてすぐに飽きちゃうんですけど、このドラマが飽きないのは、そういう作り込みのおかげかもしれないですね。

[山田]しかも役者さんたちのレベルが高い。「こういう奴だから、こういうときはこう動くんだろうな」ってすぐに納得できるところまで台本が練られている上に、それをすぐに形にできるハイレベルな役者さんが揃っている。だから作品の世界観をスタッフもキャストも全員が共有できていて、そのチームワークがリアルな面白さを生んでいるんじゃないでしょうか。

[高樹]とてもいいチームで作っているんだろうなっていうのがドラマから伝わってきますからね。

『ブラックリスト』インタビュー 山田五郎×高樹千佳子

―― シーズン5の放送に先駆けて、「ブラックリスト」の衣装展も開催されました。お二人も実際に衣装をご覧になったそうですね。

[山田]これもちゃんと登場人物のキャラクターに合ってるんですよ。僕はもっと衣装さんが作ったオリジナルの衣装が多いのかと思ってましたが、けっこう既存のブランド物も使ってて、そこが逆にリアルです。ただ、一つだけどうしても気になったのが、ドナルド・レスラーの衣装。スーツはフーゴ・ボスで靴はジョンストン・アンド・マーフィーなのに、なぜかベルトだけがバナナ・リパブリックの安いやつ(笑)。似合わなさすぎて、逆に何か意味があるんじゃないかと勘ぐっちゃいましたよ。

[高樹]ものすごいファンで、何回も観ている人ならわかるのかもしれないですね、それが狙っているのかどうか。

[山田]もしかしたらレスラーの性格を物語っているのかもしれませんね。あの人、いい人だけど迂闊で、いつもひどい目に遭ってますから。その迂闊さを、あの似合わないベルトで表現しているのかも。ものすごい深読みですけど(笑)。

『ブラックリスト』インタビュー 山田五郎×高樹千佳子

―― 「リズの父親」が明らかになったシーズン4でしたが、シーズン5からは、どう盛り上がっていくと思いますか?

[山田]次は、レッドはなぜ自分が父親だということをリズに隠していたかという謎が主軸になるんじゃないですか?

[高樹]しかもDNA鑑定でリズはレッドが父親だと知ったので、レッドがなぜそんな頑なに隠すのかというのは気になりますよね。「そうだ、父親だ」ってさっさと言ってしまえば…。

[山田]死なずにすんだ人がいっぱいいましたからね。

[高樹]そうなんです。

[山田]「私が君の父親だ」の一言を言わないがために、多くの罪のない人たちが犠牲になってきた。だからシーズン5ではこの秘密を明らかにしてもらわないと困るんですけど、意外とたいした理由じゃなかったりするんじゃないかという嫌な予感も。「え、そんな理由?」みたいな(笑)。

[高樹]うーん、そこは突っ込んで描写してほしいですけどね。

[山田]そこで驚かせてくれたら、すごいと思いますよ。これは相当ハードルが高い。だって、今の時点ですでに、かなり辻褄が合わない点が出てきてますからね。

[高樹]他にもいくつか謎というか、気になる部分はありますよね。

[山田]ありありですよ!例えばフルクラムとか。結社の重要機密のことなんだけど、シーズン2の最後であれをジャーナリストに発表していたじゃないですか。なのにその後、記事になったって話を聞きませんよね。

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[高樹]確かにそうですね。どうなったんでしょう。知らない間に記事になったのかな?

[山田]だって全世界が震撼するような超特大スキャンダルの宝庫だったわけじゃないですか。フルクラムを巡って犠牲者もいっぱい出ていたのに、あのままお蔵入りじゃ浮かばれませんよ。

[高樹]そこまで引っ張ってきたのに、その後は、「あれ?どうしたの?」みたいな(笑)。登場人物でもそういう人いますもんね、「あの人どうなったのかな?」みたいな人。例えば、ミスター・キャプランのその後もわからないし。

[山田]キャプランは橋から川に飛び込んだだけですからね。至近距離で頭を撃たれても死なない人が、川に飛び込んだくらいで亡くなりますかね(笑)。

[高樹]そうなんですよ、強いですからね。だから、川には飛び込みましたけど、生きている可能性も十分ありますから。あと、リズのお母さんの行方もわからないですよね。

[山田]カタリーナ・ロストヴァですよね!彼女もシーズン5のキーパーソンになるでしょうね。だって、亡くなったという確証は実はどこにもないんですから。なんとなくキャプランがリズの夫・トムに託したスーツケースの人骨がカタリーナじゃないか、みたいな流れになっていますが、全然違うかもしれない。むしろそこを裏切ってくるのが「ブラックリスト」だと思うんですよ。

[高樹]いい意味で予想とは違った展開をしてきますよね。そこが面白い!

―― まさに「ブラックリスト」あるあるですね。

[山田]強そうな奴ほどあっさり死ぬっていうのも、あるあるですよね。あと、誰もがやめた方がいいと思うことに限ってリズは必ずやる、とか(笑)。

[高樹]リズに関してはそういうこと多いですよね。「なんでそんなことしちゃうの!? ほら、やっぱりそうなったじゃない」ってことが(笑)。彼女に対しては共感できない行動が多いので、シーズン5でもきっと周りを巻き込んで、振り回すんだと思います。

[山田]間違いありませんね。

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―― それでは、最後にシーズン5をご覧になる方へ、メッセージをお願いします。

[高樹]シーズン4までご覧になっている方は、もう続きが気になって仕方ないと思います。いよいよシーズン5がスタートするということで、これまでの謎がどのくらい解明されるのか、回収されるのかを楽しみに観ていただきたいですね。そして、まだ「ブラックリスト」を観たことのない方は、できればシーズン1から観たほうがいいかもしれません。

[山田]時間があれば、ぜひシーズン1から4までを一気に観ていただきたいですね。そのほうが絶対に楽しめますから。一気に観て、廃人になってください(笑)。特にシーズン2と3は見応えがありますよ。

[高樹]予習復習でさらに面白くなりますもんね。海外ドラマをいくつも観ている私たちが自信を持っておすすめできる作品だと思います。ぜひ、楽しんでご覧ください!

撮影:荻窪番長
取材・文:山口智弘

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