毎年恒例のスペースシャワーTV×J:COMがおくる完全招待制のプレミアムライブ。今回は、600名様の募集に対し、39,000名様超のご応募が! 森山直太朗を迎えて12/8大阪サンケイホールブリーゼで開催されたライブの模様を、J:COMテレビで最速放送、さらにスペースシャワーTVでは完全版を放送! 今回、ライブを前に独占インタビューを行った。
全国ツアー終了後に舞い込んできたさまざまな仕事、
そしてこのプレシャスライブがターニングポイントに!?
「今でも時々、あのツアーのことを考えるんですよ。ツアーが終わってもあの森の中にいるような感じが残っていたし、自分自身が一皮むけきれないままツアーを終えてしまったという幾ばくかの心残りもあって 。その後、友達と語らうなかで、〝こんなことをしていちゃいけないと思ったんですよね。それはネガティブな意味ではなく、“もう行かなくちゃ”という感覚。それまでは、舞台の演出やプロデュースは御徒町凧(森山直太 朗の楽曲共作者、詩人)に委ねていたんですけど、関係を1回フラットにしたんですよ。僕も彼に依存していたところがあったし、ひとつの決別みたいなものがあって」
「その後は特に予定を入れてなかったんですけど、ぽっかり空いた時間に、いろいろな仕事が入ってきたんです。ひとつ捨てると何かが入ってくる、断捨離の基本みたいな話なんですけど(笑)。まず、ドラマ『同期のサクラ』の主題歌・『さくら(二〇一九)』のオファーをいただいて。ドラマプロデューサーたっての希望で、『さくら』をリアレンジして使わせて ほしいという話だったんですが、自分の手から離れてたくさんの方に認知してもらっている曲だし、最初は “セルフカバーって、どうなんだろう? ”と思ったんです。でも 、17年以上歌い続けてきている曲だし、“いま のパフォーマンスを聴いてもらえるチャンスだな”という感覚になってきて。アレンジは世武裕子さん(映画、ドラマなどの作曲家、シンガーソングライター)にお願いしました。世武さんには『人間の森』という楽曲でも ピアニストとして参加してもらったし、もともとJ-POPの枠を超えている人だから、フラットに『さくら(独唱)』を捉えてくれるんじゃないかなと思って。素晴らしいアレンジになったし、ドラマにも合っていて良かったです」
「かつてないくらい楽しみなんですよ。今話した年の夏以降の出来事があって、その中でいろいろと考えて。プロデューサーの方に “何でも好きなことをやっていいです”と言ってもらったことをいいことに(笑)、ちょっと実験的なこともやってみたいんですよね。このライブが今後の自分のコンサートのモデルケースになるかもしれないので」
なるかもしれないです。音楽専門チャンネルが企画したライブという のも興味深くて。生のステージを見るのと同じか、もしくはそれ以上に面白い映像になると思うんですよ。撮影はこれまでもMVを撮っても らったり、ドキュメント映画(「森山直太朗人間の森をぬけて 」/ʼ19年 12月13日より全国公開)の監督をやって もらった番場秀一さんにお願いして いて。音楽専門チャンネルが作る映 像だから、伝わると思うし、ここでしか見られないものになっていると思うので、テレビのための特別なライブをぜひ楽しみにしていただきたいです」