
ミラノ・コルティナ2026パラリンピック車いすカーリングの放送日程

写真:SportsPressJP/アフロ
- 一投の正確さと戦略性を競う「氷上のチェス」
- 新種目・混合ダブルスに日本のベテランが挑む
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車いすに乗って行うカーリング競技。一般のカーリングとの大きな違いは、投球後に氷をブラシで掃くスウィーピングが禁止されている点だ。対象は、脊髄損傷や筋力低下、欠損などにより下肢に障がいがあり、車いすを使用する選手で、競技種目はミックス(男女混合4人制)とミックスダブルス(男女混合2 人制)の2種目がある。
1試合は8エンドで行われる。各エンド終了後、ハウスの中心に最も近い位置にストーンを置いたチームが得点を獲得する。さらに、相手チームのストーンより内側にある自チームのストーンの数が、そのエンドの得点になる。
冬季パラリンピックでは、今大会からミックスダブルスが正式種目として採用される。
車いすカーリングでは、助走を行わず、手またはデリバリースティックと呼ばれる棒状の補助具を使ってストーンをリリースする。最大の特徴は、スウィーピングが禁止されている点だ。そのため、刻々と変化する氷の状態を見極める力や、投球時の力加減、回転、ライン取りが結果を大きく左右する。1投ごとの完成度が勝敗に直結する、ミリ単位の精度が求められる緊張感は、この競技ならではの魅力だ。
試合は男女混合で行われ、性別や体格差を超えたチームワークも注目ポイントだ。相手の戦術を読み合いながら、攻守を切り替える高度な頭脳戦が展開される。司令塔であるスキップを中心としたコミュニケーションや作戦遂行力も、試合の流れを左右する。静かな氷上に張り詰める緊張感と、一投で形勢が一変するドラマを楽しめる奥深い競技だ。
今大会、日本からはミックスダブルスに中島洋治選手と小川亜希選手による「チーム中島」が出場する。ふたりはバンクーバー2010大会で4人制に出場しており、16年ぶりのパラリンピック出場となる。ベテランペアが繰りだす研ぎ澄まされた投球術は見逃せない。
また、車いすカーリングではプレーする選手をサポートするアイス・プレーヤー・アシスタント(I.P.A)の存在も欠かせない。I.P.Aは、投球前にストーンを拭いて所定の位置にセットしたり、ミックスダブルスでは選手が乗る車いすが動かないよう後方から押さえる役割を担う。選手の好プレーを陰で支えるサポートスタッフにも注目してみよう。
写真:SportsPressJP/アフロ
2003年、スキー中の事故で脊髄を損傷。事故前からカーリングの体験会やオープン大会に参加していたが、受傷後に車いすカーリングと出会い、本格的に競技に取り組み始めた。2010年のバンクーバーパラリンピックでは、4人制の日本代表として出場。今大会の新種目・ミックスダブルスでは中島洋治とペアを組み、2024年の強化指定選考大会で優勝。さらに同年の世界選手権で好成績をおさめ、2025年の世界選手権で1位となり、今大会の出場枠を獲得した。16年ぶりのラリンピック出場を前に、「最後に笑顔で終われるように頑張りたい」と意気込みを語る。
写真:SportsPressJP/アフロ
23歳の時に交通事故により脊髄を損傷し、車いす生活となる。友人から2006年のトリノパラリンピックから車いすカーリングが正式競技として採用されると聞き、競技に興味を持って本格的に取り組み始めた。信州チェアカーリングクラブを結成し、「第1回日本車いすカーリング選手権大会」で初代王者に輝くと、その後もチームを変えながら6度の優勝を重ね、日本を代表する選手として活躍してきた。2010年のバンクーバーパラリンピックに初出場し、日本代表のスキップ(司令塔役)を担当。今大会のミックスダブルスでは、当時チームメートだった小川亜希とペアを組み、世界の頂点に挑む。ハウス内に正確にストーンを運ぶ高精度のドローショットが強み。