写真：AP/アフロ
前回の東京大会から正式採用された種目で、「3x3」はスリー・エックス・スリーと読む。3人（交代要員を含め４人）でチームを組み、縦11m、横15mと、通常の5人制バスケットボールの約半分の広さのコートで勝敗を競う。ストリートバスケの3対3形式を、2007年にFIBA（国際バスケットボール連盟）が世界統一ルールを制定して競技化したもの。その後、2012年から国別世界選手権（現在のFIBA 3x3ワールドカップ）が始まり、世界的な人気スポーツに成長した。
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コイントスで最初の攻撃と守備を決めて試合開始。2ポイント（2P）ラインの内側からのシュートとフリースローはともに１点で、外側からは2点。両チームが同一のゴールにシュートするため、2Pラインの内側でボールを取ったチームは、一旦ラインの外側にボールを出してから攻撃しなければいけない。試合時間は10分間1ピリオドが原則だが、どちらかのチームが21点を挙げた時点で終了する。10分が終了して同点の場合はオーバータイムを行い、先に2点取ったチームが勝利。攻撃側はボールを保持してから12秒以内にシュートを打たなければならない。5人制が24秒なので、ちょうど半分であり、必然的に5人制以上にスピーディーな試合が展開される。
男女とも8チームが出場。まず総当たりの1次リーグを行い、1、2位が直接準決勝に進み、7、8位のチームは敗退。準決勝の残り2枠を3位と6位、4位と5位が争い、準決勝で敗れたチーム同士で3位決定戦を行う。
選手と観客の距離が近く、迫力のあるプレーを間近で見られるのが魅力で、MCや音楽で試合を盛り上げる演出も人気を後押ししている。試合時間が短いため、格下のチームが勢いに乗って得点を重ね、番狂わせを起こすことが珍しくないのも特徴だ。東京大会で男子のメダル大本命に挙げられていたのは、W杯などの戦績からセルビアだったが、結果は銅メダル（男子の金メダルはラトビア）。しかし、セルビアは東京大会以降も強さを維持し、世界ランク1位の金メダル候補として今大会に臨む。東京の雪辱を果たせるかは大きな見どころになる。セルビアに次ぐ実力を持つのはアメリカ、中国、ラトビアなどだ。女子は世界ランク１位の中国、2位で前回金メダルのアメリカ、3位で開催国のフランスなどがメダル候補に挙げられている。日本は残念ながら男女とも出場権を得られなかった。
出場なし
