パリ2024オリンピックホッケーの放送日程
写真:長田洋平/アフロスポーツ
- 人工芝のフィールドを舞台に、スティックでボールを運び、得点を競う
- 「サークル」内での激しい攻防、プレーの読み合いと駆け引きが見もの
- 男女ともオランダ、イギリスなどがメダル候補。6大会連続出場の日本女子は入賞が目標だ
縦91.4m、横55mのフィールドで2チームが対戦し、直径7.5cmのボールを先端部が湾曲した形状のスティックで運び、相手ゴールへ入れて得点を競う。スティックの片面のみでボールをコントロールし、パスやドルブルで攻撃を組み立てる。近代ホッケーの起源は19世紀のイギリスにあり、クリケット選手が、試合ができない冬場に始めたとされる。それがインド、パキスタンなど旧大英帝国領に広まり、それ以外の国でもプレーされるようになった。五輪では男子が1908年のロンドン大会、女子が1980年のモスクワ大会から正式競技に。かつては天然芝の競技場で試合が行われていたが、現在は人工芝のフィールドで行われ、試合前に全体に散水する。転倒した際、摩擦でやけどすることを防ぐためだが、球速とプレースピードを上げる効果もある。「サークル」と呼ばれるゴール前の半円のゾーンから打ったシュートだけが得点になるため、サークル内で激しい攻防が繰り広げられる。その迫力、プレーの読み合いと駆け引きが見もの。