ローイング

パリ2024オリンピックローイングの放送日程

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  • 競技名が「ボート」から世界共通の「ローイング」に名称変更
  • 漕ぎ手が2人以上の種目は、選手たちのシンクロした動き、チームワークが見どころに
  • 強いのはイギリス、ドイツ、ニュージーランド、オーストラリアなど。日本は6位が過去最高。

2023年から競技名がこれまで国内で使われていた「ボート」から世界共通の「ローイング」に変更された。競技内容は変わらない。水上の直線コースで、オールで水面を漕いで舟艇を前進させ、順位を競う。舟艇に乗り、手に持った道具で漕いで進むという意味ではカヌーと同じだが、カヌーは進行方向を向いてパドルで漕ぎ、ボートは進行方向に背中を向けてオールで漕ぐのが大きな違いだ。五輪では1900年パリ大会から欠かさず実施されている伝統競技。女子は1976年モントリオール大会から行われている。

ローイングテレビ放送予定

※大会期間中の毎日14時頃、最新情報に更新します。

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ローイング競技のルール

種目は大きく分けてスカルとスイープがある。スカルは各選手がオールを右手と左手に1本ずつ持って漕ぐ種目。漕ぎ手が1人の種目は「シングルスカル」、2人は「ダブルスカル」、4人は「クオドプルスカル(4人スカル)」となり、これに体重制限が設けられた「軽量級ダブルスカル」を加えた男女各4種目が行われる。一方、スイープでは1人の選手が手にするのは長いオール1本のみ。種目は男女の「ペア」(漕ぎ手2人)、「フォア」(4人)、「エイト」(8人)があり、エイトは漕ぎ手8人と舵とり役=舵手(コックス)でチームを組む。舵手は男女どちらでも起用可能だ。ペアとフォアには舵手がいないため「舵なしペア(フォア)」とも呼ばれる。

ローイング今大会の展望

コースは2,000mで、通常は6レーンで行われ、先に船首がゴールラインに達したボートが勝利する。単純明快で分かりやすい競技性が魅力であり、漕ぎ手が2人以上の種目は、選手たちのシンクロした動き、チームワークも見どころに。エイトでは唯一前を向いている舵手がどう漕ぎ手に指示を出すかにも注目したい。伝統的に強いのはイギリス、ドイツ、ニュージーランド、オーストラリアなど。しかし、前回の東京大会でイギリスとドイツは金メダルなし。一方、オランダがニュージーランドと並んでメダル総数最多タイの5個を獲得した。今大会でイギリス、ドイツの巻き返しはあるのか、それとも群雄割拠の混戦となるか。

日本からは男子シングルスカルに荒川龍太、男子軽量級ダブルスカルに宮浦真之、古田直輝組、女子軽量級ダブルスカルに大石綾美、廣内映美組が出場する。荒川は2大会連続、大石は組む相手を変えて3大会連続出場。宮浦、古田、廣内は初出場。日本のローイングは、2000年シドニー大会と2004年アテネ大会の男子軽量級ダブルスカルで6位に入ったのが過去最高成績。それを上回る順位を期待したい。

ローイング出場日本人選手

<男子>

荒川龍太
神奈川県/東京/シングルスカル
宮浦真之
石川県/初出場/軽量級ダブルスカル
古田直輝
鳥取県/初出場/軽量級ダブルスカル

<女子>

大石綾美
愛知県/リオ・東京/軽量級ダブルスカル
廣内映美
京都府/初出場/軽量級ダブルスカル

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