7人制ラグビー

パリ2024オリンピック7人制ラグビーの放送日程

7人制ラグビー
7人制ラグビー
  • 広いスペースを使った大きな展開のプレー、単独での突破が見どころ
  • 男子は変幻自在のプレーを繰り出すフィジーの“マジシャン”たちが、3連覇に挑む
  • 東京大会では開催国ながら男女とも下位に沈んだ日本。巻き返しなるか

2019年W杯(15人制)が日本で開催されて以降、その魅力、醍醐味が改めて知れ渡ったラグビー。五輪では1900年パリ大会で初めて15人制が実施され、その後3大会で行われたが、1924年パリ大会を最後に正式競技から外された。しかし2016年リオデジャネイロ大会で男女の7人制が正式競技に採用。実に92年ぶりの復活だった。選手の数が15人制の半分以下なので、必然的にスペースが生まれ、キックや長いパスでボールを大きく動かすプレーや、単独で突破するプレーが多くなる。選手には走力と1対1で相手をかわす技術が求められる。また、ポジションはフォワードとバックスに分けられるが、15人制ほど明確に役割が決まっているわけではない。選手それぞれがゲームの流れに応じて多くの役割をこなす必要がある。

7人制ラグビーテレビ放送予定

※大会期間中の毎日14時頃、最新情報に更新します。

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7人制ラグビー競技のルール

男女各12チームが出場。4チームずつ3組に分かれて総当たり戦を行い、各組上位2チームと3位のチームのうち成績上位2チームの計8チームが決勝トーナメントに進む。フィールドの広さなど基本ルールは15人制と同じだが、1チームの選手の数、試合時間が7分ハーフの14分という点が大きな違い。

7人制ラグビー今大会の展望

男子はニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、イングランド(五輪にはスコットランドなどを含むイギリスとして出場)など15人制の伝統国が7人制でも強い。しかし、リオ大会で初代金メダルチームとなったのはフィジーだった。意表をつく曲芸的なパスや変幻自在な走りでトライを狙う「フィジアンマジック」と呼ばれるスタイルは7人制でより輝きを増し、東京大会で連覇を達成。3連覇がかかる今大会もさまざまなマジックを披露してくれそう。フィジーに対抗するのは、東京大会銀メダルのニュージーランドをはじめとする伝統国、近年強化が進んだアルゼンチンなど。女子はオーストラリア、ニュージーランド、東京大会銀メダルの開催国フランスなどが今大会も上位に進出しそう。フィジーも男子の陰に隠れがちだが強豪の一角で、東京大会では銅メダルを獲得している。

リオ大会の日本男子は、ニュージーランドなど強豪を次々と破り、4位に入賞。しかし開催国として期待を集めた東京大会は11位。女子もリオ大会の10位から12位と順位を落とした。今大会はまず1次リーグを突破することが目標になる。男子の東京大会メンバーは石田吉平のみで、11人が初の五輪代表。女子は平野優芽ら6人が2大会連続で代表に。また、リオ大会で主将を担ったベテラン中村知春も2大会ぶりに選出された。

7人制ラグビー出場日本人選手

<男子>

石田吉平
兵庫県/東京
石田大河
熊本県/初出場
植田和磨
兵庫県/初出場
奥平湧
兵庫県/初出場
ケレビジョシュア
フィジー/初出場
古賀由教
兵庫県/初出場
谷中樹平
兵庫県/初出場
津岡翔太郎
福岡県/初出場
野口宜裕
東京都/初出場
福士萌起
兵庫県/初出場
松本純弥
鹿児島県/初出場
丸尾崇真
東京都/初出場

<女子>

内海春菜子
神奈川県/初出場
大谷芽生
京都府/東京
梶木真凜
福岡県/東京
三枝千晃
東京都/初出場
田中笑伊
富山県/初出場
堤ほの花
佐賀県/東京
中村知春
神奈川県/初出場
西亜利沙
大阪府/初出場
原わか花
新潟県/東京
平野優芽
東京都/東京
松田凜日
東京都/東京
水谷咲良
三重県/初出場

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