写真：長田洋平/アフロスポーツ
男子は1936年ベルリン大会、女子は1976年モントリオール大会で正式採用された。得点は3ポイントライン外側からのシュートは3点、内側は2点。相手の反則などで与えられるフリースローを入れると1点。ボールを保持したチームは24秒以内にシュートを打たなければいけないため、試合はスピーディーに展開され、得点の奪い合いになる。男女とも12チームが出場。4チームずつ3組に分かれて総当たりの１次リーグを行い、各組2位までの6チームと。3位のうち成績上位2チームが決勝トーナメント（準々決勝）へ進む。試合は1クオーター10分の4クオーター制。第4クオーターを終えて同点の場合は決着が付くまで5分の延長戦を繰り返す。
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男子はプロの出場が解禁される前から一貫してアメリカが強い。参加した20大会でメダルを逃したことは１度もなく、そのうち金メダルは17個。５連覇がかかるレブロン・ジェームズ、ケビン・デュラント、ステフィン・カリーらNBAのスーパースター軍団が圧巻のプレーで試合を支配するだろう。打倒アメリカに挑むのは、近年のW杯で表彰台に立ち、世界ランクでも上位につけるスペイン、ドイツ、セルビア、カナダ、そして開催国フランスなど。中でもホームのフランスは、確実に勝ち上がってきそうだ。女子もアメリカが金メダルの本命。大会7連覇中、W杯も4連覇中と、頭ひとつ抜けた強さを誇る。追うのは中国、オーストラリア、スペインなどだ。
日本男子は昨年のＷ杯では格上を次々と破り、48年ぶりに地力で五輪出場権を獲得。パリでは史上最高成績のベスト8（準々決勝進出）を目標に掲げて戦う。ドイツ、フランス、ブラジルと対戦する１次リーグは厳しい試合が続きそうだが、NBAで活躍する八村塁、主将を務める富樫勇樹らを軸に、チーム一丸となり目標を達成したい。日本女子は、3大会連続の出場。高田真希、馬瓜エブリンら前回の東京大会銀メダルメンバーを軸に、前回以上の成績を目指す。1次リーグはアメリカ、ドイツ、ベルギーと対戦。厚く高い壁であるアメリカとの初戦が、大会の行方を占う試金石になりそう。男女とも高さ、パワーはどうしても外国勢に及ばないので、相手に自由にプレーさせない激しい守備、それを最後まで続けるスタミナ、3Pシュートの精度が生命線になる。
