カヌー
東京2020オリンピック

カヌー

カヌーは古くから海や河川、湖沼などの水上で人の移動手段や狩猟、輸送の道具として使われてきた小舟で、スポーツとしては19世紀に英国で発祥。五輪ではスプリント男子が1936年ベルリン大会から正式競技となり、同女子が48年ロンドン大会から加わった。
競技用カヌーは2タイプあり、カヤックは両端にブレード(水かき)がついたパドルを、カナディアンでは片側のみにブレードがついたパドルを用いる。選手の姿勢も異なり、カヤックは足を伸ばして座り、カナディアンは立て膝や正座の体勢をとる。
種目は、静水上の直線コースで着順を競うスプリント、自然の川や人工のコースでゲートを通過しながら、ゴールまでの速さを競うスラロームがある。

競技期間
7月25日(日)~
7月30日(金)、
8月2日(月)~
8月7日(土)
競技会場
海の森水上競技場 カヌー・スラロームセンター

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競技情報

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競技の見どころ

《スラローム》

国内に初めて設置された人工のスラロームコースが舞台。海に隣接するという珍しい環境で観戦を楽しめる。ポンプで人工的につくり出された水流は強く、人が立つのも難しいほど。その中でカヌーを自在に操るテクニックだけでなく、ときには流れに逆行して腕力だけで進むパワーも見る人を圧倒する。コースは渓流を模していて流れや波の高さは一定ではない。いかに効率よく攻略するかの判断力も試される。
男子カナディアンシングルの羽根田卓也は2016年リオデジャネイロ大会で銅メダルを獲得。日本カヌー界初の快挙で競技の知名度を上げた。アジア大会では14年、18年大会で金メダルを獲得した。

《スプリント》

各艇が一斉にスタートして直線コースを疾走。スピード感がある抜きつ抜かれつの攻防にはスラロームとは違う面白さがある。距離が長くなるほど、先行逃げ切りなど、各国のカラーがある。
パワーが重要となるのはもちろん、ペア(2人乗り)やフォア(4人乗り)ではチームワークが問われる。コースが東京湾に隣接していることから、海風にいかに対処するかもカギとなる。
競技人口はスラロームより多く、世界的には人気が高い種目。前回のリオデジャネイロ大会で日本のスプリント勢は出場がかなわなかったが、今回は男子カヤックフォアが自力で出場権を獲得。底上げが進んでおり、初のメダル獲得を目指す。

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競技ルール

▽スラローム

変化に富んだ激流のコースに設けられた20前後の旗門を通過しながらタイムを競う。旗門に体や船体、パドルが触れると2秒、通過しない旗門があれば一つにつき50秒のペナルティータイムが加算される。旗門によって、上流側と下流側のどちらから通過しなければならないか定められており、方向を間違えると通過しなかったと見なされる。
男女ともカヤックシングルは予選に24人が出場し、20人が準決勝に進出。カナディアンシングルは17人が予選に臨み、15人が準決勝へ。各種目とも10人が決勝に進む。

▽スプリント

直線コースで行われ、幅9メートルのレーンの中央から外れてはいけない。男子は200メートルから1000メートル、女子は200メートルと500メートルの距離で争う。競技形式はボートと似ているが、カヌーは選手が進行方向を向いている。スラロームとは異なり2人乗りと4人乗りでも実施されるが、いずれもゴールは船首がフィニッシュラインを通過した時点となる。
出場艇数によって競技の進み方や各段階の組数は異なる。12艇以上が出る場合、予選各組の上位は準決勝へ。下位は準々決勝で争い、その上位が準決勝進出、下位は順位決定戦に回るか敗退。準決勝(2組)の各組上位4艇が決勝に進んでメダルを争い、残りは順位決定戦に回る。

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