①トラック
屋内型の木製走路で1周250メートル
(a)ケイリン1500メートル(トラック6周)で争う。スタートから残り750メートル(3周)までは先頭誘導車の後ろを走る。誘導車が離脱してから本格的な勝負を繰り広げる
(b)オムニアム
トラックレースの複合種目。1日で4種目のレースを行い、合計得点で順位を決定する。2日間で6種目を行った前回大会から2つ減らされた。4種目は、一斉スタート方式で争うスクラッチ、5周目以降の1周ごとに先頭の選手が得点するテンポレース(五輪では東京大会で初の実施)、2周ごとに最下位の選手が脱落するエリミネーションレース、中間ポイントを獲得しながら走るポイントレース
(c)スプリント
予選は200メートルタイムトライアル。敗者復活戦を除いて1回戦以降は1対1の対戦式。準々決勝からは2レース先勝方式
(d)4000メートル団体追い抜き
4人1組の2チームがトラックの両側からスタートして4000メートル(トラック16周)を走り、相手チームに追いつくか、タイムで上回ったチームが勝者
(e)チームスプリント
男子は3人、女子は2人でチームを構成。1周ごとに先頭を走っていた選手が離脱し、最後の選手がゴールしたタイムで順位を争う
(f)マディソン
種目名はニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで人気があったことに由来する。2人1組で交代しながら男子は50キロ、女子は30キロを走り、得点を争う
②ロード
(a)ロードレース
一斉スタートで着順を争う。スタート後10キロまでは集団を保って走るパレード走行を行い、実際のレースは多摩川に架かる是政橋から開始される
(b)個人ロードタイムトライアル
一定の間隔を空けて1人ずつスタートし、タイムを争う。富士スピードウェイ内を発着点とする約22.1キロの周回コースを男子は2周、女子は1周する。通常は平坦なコースで行われるが、東京大会では高低差のあるコースが設定された
③マウンテンバイク(クロスカントリー)
全長2.5キロの山道で男女とも38人が一斉スタートで順位を争う。周回数は競技時間が1時間20分~40分となるようにレース途中で設定される
④BMX
(a)レース
高さ約8メートルのスタート地点から坂を下り、起伏やコーナーのあるおよそ300~400メートルのコースで着順を争う
(b)フリースタイル・パーク
曲面やスロープによる起伏がつけられたコースで1分間の演技を2回行い、ジャンプなどの技の難易度や構成を採点で争う