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東京2020オリンピック

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帆の表面を流れる風によって揚力を得て水面を進むヨットは、古くから輸送手段などとして利用され、17世紀に英国で初めてのヨットレースが行われたとされる。五輪では第2回の1900年パリ大会から実施されている。(第1回の1896アテネ大会は悪天候のため中止)

競技期間
7月25日(日)~
8月4日(水)
競技会場
江の島ヨットハーバー

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競技情報

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競技の見どころ

風や波、潮の流れなどの気象条件を計算しながら進む。種目によっては最速時速50キロに及ぶスピードの中で艇が競り合う場面は醍醐味の一つ。

▽470級

艇の全長が4メートル70センチであることから、日本では「ヨンナナマル」と呼ばれる。スキッパーがメーンセールとかじを操り、クルーがその他の帆を操るなどして艇の傾きを調整する。
五輪では1976年モントリオール大会から男女区別なしの種目として採用され、88年ソウル大会からは男女を分けて実施。日本勢は96年アトランタ大会で女子の重由美子、木下アリーシア組が銀メダルに輝き、男子は2004年アテネ大会で関一人、轟賢二郎組が銅メダルを獲得した。
東京でも日本勢のメダル獲得が期待され、18年世界選手権を制した女子の吉田愛、吉岡美帆組は悲願の金メダルを見据える。
24年パリ大会では男女混合種目となる。

▽レーザー級

全長4メートル23センチの1枚帆ヨットを用いて行う一人乗りの競技で、シンプルな作りで乗用車でも運べる手軽さもあり、ポピュラーな種目でもある。五輪ではアトランタ大会から「スタンダード」と呼ばれる大きな帆を用いた男子の種目として採用されている。

▽レーザーラジアル級

レーザー級と同じ艇体を使うが、帆の大きさは一回り小さい。五輪では2008年北京大会からヨーロッパ級に代わって女子一人乗り種目として採用された。

▽49er級

「スキフ」と呼ばれる摩擦抵抗が少ない細長い艇体と面積が大きい帆を使う2人乗りの競技。最大時速は40キロに達する高速種目で、バランスを保つのが難しいためスキッパー、クルーともにワイヤーで体を支えながら艇外に身を乗り出すことも。パワーも必要で、五輪では2000年シドニー大会から男子種目として採用された。

▽49erFX級

49er級と同じ艇体を使い、帆はそれより小さくしたことでより扱いやすくした競技で、五輪では2016年リオデジャネイロ大会から新たに採用された女子種目。

▽RSX級

RSX級はウインドサーフィンの一種で、五輪では2008年北京大会から採用された1人乗りの競技。女子は男子よりも小さい帆を使う。微風のときには全身で帆を動かして推進力を得るため、体力と持久力が必要。

▽ナクラ17級

男女一人ずつが乗る混合種目で、五輪では2016年リオデジャネイロ大会から採用された。「カタマラン」と呼ばれる艇体二つで構成され、水中翼船のように水面に浮き上がって進むこともあり、時速は50キロに及ぶこともある。

▽フィン級

五輪では1952年ヘルシンキ大会から続いているセーリングで最も古い艇種。重量級の一人乗りの艇で、国際オリンピック委員会の前会長、ジャック・ロゲ氏が選手として出場した種目でもある。

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競技ルール

▽男子レーザー級、女子レーザーラジアル級、男女470級、男子フィン級は11レースで、第10レースまでの通算成績上位10艇が決勝に当たる最終レースに進出。男女RSX級、男子49er級、女子49erFX級、混合ナクラ17級は13レースで、第12レースまでの通算成績上位10艇が決勝に当たる最終レースに進む。

▽得点は順位点(各レース1位1点、2位2点...)で、合計点の少ない艇が上位。各レースで失格した艇は、出場艇数に1点を加えた点数となる(出場20艇の場合は21点)。最終レースの得点だけは順位の2倍。合計点は最終レース前までは各艇とも最も成績の悪いレースの点を除く。これに最終レースの点数を加え、最終順位が決まる。

▽最終レースを終えて同点の場合は、最終レースの成績により決める。

▽天候などにより、レース数や日程が変更されることがある。

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