写真：Newspix.pl/アフロ（JVA2024-07-140）
18ｍ×9ｍのコートの中央にネットを張り、6人からなるチーム同士がネット越しにボールを打ち合って得点を競う。1895年にアメリカの体育教師ウィリアム・G・モーガンによって考案され、1900年代初めに最初のルールブックが作成。1947年には国際バレーボール連盟（FIVB）が創設された。五輪では1964年東京大会から男女とも正式競技に。日本女子代表“東洋の魔女”が金メダルに輝いた瞬間は、東京大会のハイライトとして語り継がれている。
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※大会期間中の毎日14時頃、最新情報に更新します。
男女とも12チームが出場。4チームずつ3組に分かれて総当たりの1次リーグを行い、各組上位2チームと3位の中で成績上位の2チームが準々決勝に進む。試合は5セット（3セット先取）制。1セットは25点先取のラリーポイント制で第5セットのみ15点先取。24―24（第5セットは14―14）になった場合は、どちらかのチームが先に2ポイントの差をつけるまでそのセットを続ける。1次リーグで複数チームが勝利数で並んだ場合は勝ち点（セット数3-0か3-1の勝利で3点、3-2の勝利で2点、2-3の敗戦で1点）、セット率、得点率を順に用いて順位を決める。
日本男子は2大会連続の出場。前回の東京大会は開催国枠で出場したが、今大会は4大会ぶりに予選を突破して五輪の舞台を踏む。東京大会は7大会ぶりにベスト8入り。2023年のネーションズリーグ（NL）で3位に躍進し、主要国際大会で46年ぶりの表彰台に立った。さらにその後、五輪予選を突破し、今年のNLでは準優勝。世界ランクも過去最高の2位まで上昇した。チームを牽引するのは、主将でエースの石川祐希。NL決勝ではチーム最多の17点を決め、「ベスト・アウトサイドヒッター賞」を受賞した。ほかにも髙橋藍、西田有志、山本智大ら好選手を擁し、堂々のメダル候補としてパリに乗りこむ。1次リーグはドイツ、アルゼンチン、アメリカと対戦。もちろん油断は禁物だが、突破は間違いないだろう。連覇がかかる開催国フランス、今季NLの予選ラウンドで敗れた世界ランク１位のポーランド、2位のイタリアなどがメダル争いのタイバルになりそう。
日本女子は五輪予選で出場を決められず、出場権がかかったNLでも苦戦が続いた。しかし出場を決め、ファイナルランドに進んでから波に乗って準優勝。メダル圏内の実力を示した。世界ランクは7位。１次リーグは世界ランク4位のポーランド、2位で東京大会銀メダルのブラジル、20位ケニアと対戦するが、格上に挑む第1、2戦で手応えをつかみ、その後につなげたい。主将でエースの古賀紗理那の活躍にも期待したい。メダル候補は今季NL覇者で世界ランク1位のイタリア、東京大会金メダルのアメリカや、トルコ、ブラジルなど。
