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©テレビ東京
「サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました」が、5月1日(水)よりチャンネル銀河にてCS初放送される。
同番組は、芸能界屈指の野球好きであるサンドウィッチマンとナイツが元プロ野球選手を招き、野球談議をしながら彼らの思い出のメニューについて探っていく「プロ野球×思い出飯」の新感覚エンターテインメント。
「サンドとナイツがMCで、野球の昔話をするだけでしょう?」などと思うなかれ。ざっくり言うとそういう構成なのだが、30分という放送時間が一瞬で過ぎ去ってしまうほどに面白い。なぜなら、数多くの魅力が“盛り合わせ”で詰め込まれているからだ。
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まず1つ目は、ゲストの豪華さ。全12回のシリーズで各回にゲストが登場する(※初回と第2回のみ佐々木主浩)のだが、登場するのは野球に詳しくなくても知っているレジェンドクラスばかりで、初回・第2回の佐々木主浩から始まり、大久保博元、今江敏晃と続き、八重樫幸雄や山崎武司(※崎は立つ崎)、篠塚和典、掛布雅之などが名を連ねる。野球に詳しければ目まいがするほどのスター選手ばかりで、ラインナップだけでも涎が垂れてしまうだろう。
そんなかつて野球がエンタメのど真ん中に鎮座していた時代のスターたちの打ち明け話なのだから、面白くないわけがない。高校時代からのライバルとの逸話や、今だから話せるプロ入団時の裏話、運命を左右されたドラフト秘話、日本中が固唾を飲んで見守った名勝負での当時の心境と当事者しか知らない後日談、昭和ならではの苛烈な舞台裏、ファンとの過激なエピソード、世間をあっと言わせた電撃トレードの秘密など。次々と飛び出すホームラン級の“思い出話”は、例えどこかで聞いて知っていたとしても、本人による感情のこもった語り口で聞くと、上質な酒を何杯飲んでも飽きないのと同様、何度聞いても聞き飽きないし、何度だって心を震わせてくれる。スター選手ゆえに、そんな強烈な“思い出話”がいくつもあるのだから、30分では収まり切らないくらいなのだ。
また、彼らが明かす“思い出飯”のエピソードもいい。必然的に試合から離れたシチュエーションでのエピソードであるし、再現ドラマで描かれる「なぜ“思い出”になっているのか」という理由も、それぞれの人柄や性格が垣間見えて痒い所に手が届く気持ち良さがある。うれしい時の思い出、悩んでいた時の思い出、プレッシャーを感じた時の思い出、心から感謝した思い出など、さまざまな色の思い出に紐づいたメニューであるため、全てが高級な“ぜいたく飯”ではないところも魅力。
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そして何より、一番のかくし味はMC4人の“ガチ”さだ。言わずもがなトークの技術は一級品で、ゲストのトークを気持ちよくリズムに乗せる相槌や、話し手をノせるリアクション、話を盛り上げるボケ&ツッコミなど、4人がそろってあらゆる球種でカウントを取りにくる。活字で書かれているだけでも興味をそそられるゲストのトークは2倍、3倍と面白さを増し、観る者にとっても面白くないわけがないのだが、それをベースに彼らの“野球好きが高じた部分”が時に薬味、時に酒のつまみ、時にチェイサーのような役割を果たして、トークに変化を与えている。 例えば、ゲストが口にした情報を引き取るかたちですらすらと雑学を入れてきたり、詳しいからこそ一歩踏み込んだ質問をして深掘りしたり、ゲストのひと言に付け足すかたちでさらりと状況を補足したり、いきなりスイングの物まねを披露し始めたりと、笑いの要素も存分に盛り込みつつトークを展開させながら、本当に居酒屋でわちゃわちゃしているような雰囲気を作り出している。思えば楽しい飲み会の30分なんてあっという間なのだから、放送時間が一瞬で過ぎ去ってしまうのも道理なのだ。 一流のお笑い芸人とプロ野球のレジェンド選手と一緒に居酒屋で時間を過ごす30分。野球に詳しくなくても楽しいし、それが野球好きなら…。ぜひ、ご覧いただきたい!
文/原田健
©テレビ東京
サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました
直近の放送
5/1(水) 16:30~
チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた
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