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生田斗真&ヤン・イクチュン、演技派俳優の2人が互いに受けた“刺激”を語る

生田斗真&ヤン・イクチュン、演技派俳優の2人が互いに受けた“刺激”を語る

生田斗真とヤン・イクチュンがダブル主演を務める映画『告白 コンフェッション』が、5月31日(金)より全国で公開される。

同作品は、漫画「賭博黙示録カイジ」の福本伸行が原作、漫画「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじが作画を手掛けた同名漫画を実写化したもの。大学山岳部のOBで親友の浅井(生田)とジヨン(ヤン)は、16年前の大学卒業登山中に行方不明となり事故死とされた同級生・さゆり(奈緒)の17回忌の慰霊登山に出掛け、猛吹雪で遭難してしまう。脚に大けがを負ったジヨンは自分の死を悟り、浅井に16年前にさゆりを殺害したことを告白する。自分の犯した罪にさいなまれてきたジヨンはその苦しみから解放されて安堵(あんど)するが、その直後、眼前に山小屋が出現し、2人は命を取り留める。親友の最期の告白を聞いてしまった浅井と、うっかり言ってしまったジヨン。2人の間にとてつもなく気まずい空気が流れる――。

今回、生田とヤンにインタビューを行い、役作りや互いの印象、撮影の裏話などを語ってもらった。

原作、脚本を読んだ感想は?

生田「(原作を読んで)1冊の中にギュッと凝縮された、独特の緊張感がありました。ページをめくる手が止められない、早く先を知りたいというあの感覚を、映画の中にも落とし込みたいと思いました。登場人物のキャラクター性に関しては、原作と映画では少し違って見えるところもあると思いますが、原作ファンの方にも楽しんでもらえたらうれしいです」

ヤン「(脚本を読んで)私が演じるジヨンというキャラクターの“告白”によって、心理的な変化が起きるという物語でしたので、それをどんなふうに表現したらいいのか、とても悩んだことを覚えています。さらに、日本語で演じることのプレッシャーとも闘いました」

生田斗真&ヤン・イクチュン、演技派俳優の2人が互いに受けた“刺激”を語る

役作りについてお聞かせください。

生田「(浅井を作る上で)ヤン・イクチュンさん演じるジヨンとの関係性で捉えるようにしました。大学時代からの親友で、心と心の強いつながりがあるのですが、そこには単純な友情や愛情ということだけではなく、かなり歪な感情も入っている。そんな関係性がにじみ出るように演じたいと思いました。また、浅井がどういう人間なのか、キャラクターのバックグラウンドが見えにくい物語でしたので、撮影現場での感情の動きを大事にするようにしました。ヒリヒリした空気感をキャッチするために、瞬間、瞬間の感覚を研ぎ澄ましていましたね。毎日が、ヤン・イクチュンさんとのセッションという感じでした」

ヤン「どの作品でも最初に同じアプローチをするのですが、自身が演じるキャラクターが生まれる前、つまり彼の両親の物語から始めて、彼が生まれた瞬間から、どんな経過をたどってきたのかを自分で考えます。まるで短編小説を書いていくような感覚で、脚本の1ページ目に至るまでのストーリーを自分で作り上げることによって、役作りをしていきます。そんな風に人物設定をしていくと、それが心理的なベースになって、演じる時に作用してくれるのです。キャラクターによって、その都度ポジショニングは変わってきますが、今回のジヨンは幼少期から平凡な人間だったという位置付けをしました。普通の人物が非常に大きな出来事を経験した時、いったいどんな変化が起きるのか、特にそこが重要でしたね」

共演を通して互いにどんな印象を持たれましたか?

生田「叫んだり喚いたりする狂気のお芝居を、自分が到達したいところを設定して、そこに向かってカットで1個1個積み上げていくというアプローチが印象的でした。決して、出たとこ勝負で振り切る演技ではない。きちんと自分でコントロールしているのですが、本番ではコントロールしていないように見える。その彼のセンスと技術の高さは素晴らしくて、尊敬する俳優さんです。本番に向かっていくための集中力を、勉強させてもらいましたね。普段は本当に優しくてかわいらしい方なのですが、いざ山小屋のセットに入ると、この人の近くにいたくないと思わせる恐ろしさを発散する。まさに、圧倒的な存在感でした」

ヤン「外国語で演技をすると、どうしてもうまく対処できないことが出てくるのですが、生田さんにはたくさん助けていただきました。監督とスタッフの皆さんと、どんな方向性で行こうかと話し合う時も、生田さんがしっかりとかじ取りをしてくださいましたね。何事にも非常に積極的な方で、常に健全なエネルギーを発散されていました。私は時にはルーズになってしまうところがあるのですが、生田さんの姿を見て、自分も頑張らなければいけないと刺激を受けました」

生田斗真&ヤン・イクチュン、演技派俳優の2人が互いに受けた“刺激”を語る

撮影の感想を教えてください。

生田「2週間くらいかけて撮影しているのですが、実際には数時間の出来事に見せなければいけないので、緊張感と恐怖感を持続させるのに、かなり体力が必要でした。山小屋のセットは、スタッフの顔が判別できないほど真っ暗でしたので、カットがかかるたびに、外に出て太陽の光を浴びて、リラックスするように心掛けていました。あの暗闇でずっと演出されていた山下監督からは、こだわりや情熱という表現を超えた映画愛というか、執着心にも似たような熱意を感じました。恐るべし、山下監督、でしたね」

ヤン「私には役者として、脚本に書かれている表現を打ち破って、それを壊してみたいという欲があります。書かれている通りに演じるのではなく、そこに書かれている以外の表現を、演技を通して作ってみたいという熱望があるんです。韓国では何も言わずに、こっそりと変えてしまうこともあるのですが(笑)、日本では事前に言わなければいけないと思い、山下監督にお話するようにしました。私にとって日本で撮影するということは、慣れない環境の中での新しい挑戦になるのですが、今回も新鮮な経験ができて楽しかったです。短い撮影期間ではありましたが、皆がお互いを信頼し合って、一緒に仕事をしていました。いや、仕事というよりも、一つの作品に向かって、皆で前に向かって進んで行くような感覚でしたね」

最後に劇場でご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。

生田「1時間14分の非常に見やすい作品なのですが、最高にスリリングで、見終わった後はグッタリすると思います。2、3日は肩凝りがとれないかもしれませんね(笑)。それぐらい世界観に没入していただける作品が完成しました。今の自分にできる最大限のことをしましたので、劇場で映画をご覧になってくださる皆さんにも、浅井の気持ちになって自分の席から逃げ出したくなるような、ハラハラドキドキを味わってもらえるとうれしいです」

ヤン「皆で全力を出して作った作品ですので、多くの方に見ていただきたいです。閉鎖された一つの空間の中で展開する、二人の登場人物の心理ドラマですが、こういうタイプの作品は近年なかったのではないでしょうか。雪に閉ざされた山小屋の中で繰り広げられる、二人の男たちの緊張感あふれる熾烈(しれつ)な闘いが、まるでその場にいるかのように体験できると思います。非常にユニークな唯一無二の映画が完成しましたので、観客の皆さんにも新しい楽しみとして受け取っていただけたらうれしいです」

文:原田健

映画情報

映画『告白 コンフェッション』

2024年5月31日(金)公開

関連放送情報

映画『告白 コンフェッション』
公開記念 あなたの“告白”応援します!

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