竹内力 スペシャルインタビュー
竹内力 スペシャルインタビュー

あのVシネマの帝王・竹内力が主演する2つの作品「闇の法執行人」と「大馬鹿代」がJ:COMに誕生。今回は闇の世界で巨悪と戦う男と、強烈なオバハンの2つのキャラクターを演じ分けている。放送に先駆け、どこまでもハードボイルドで、たまにオヤジギャグも飛び出す竹内力に作品の魅力を語ってもらった。

一度つかんだ客は逃さない!

――ドラマの企画から携わっているっていうのは本当ですか?

「そうだね。企画をしているのも俺だし、タイトルを考えているのも俺。脚本もゼロからは書けないけれど、脚本家があげてきた構成に俺が修正入れて、セリフも付け加えたり。これまでVシネマもそうやって作ってきたからね」

――Vシネマと言えば、竹内さんが主演された「難波金融伝 ミナミの帝王」「仁義」シリーズが有名ですね。

「両作品ともVシネマのシリーズでいえば断トツの本数じゃないかな。そのときの実績から、固定ファンをつかんだら逃さないっていう自信はある。当時から俺は自分の意見を言い続けてきたからね。若いころはトレンディドラマとかも出ていたけど、年齢的には千葉真一さんやブルース・リーさんに憧れていた世代だから、男の感動作をやりたくて。そこで生まれたのが『難波金融伝 ミナミの帝王』と『仁義』。癖のある芝居をして、大根役者って言われたこともあるよ。でも、俺は気にしない。芝居って娯楽だから、見てくださる人が楽しければいいって思っているからね」

――“魅せる芝居”をすることが大切ってことですね。

「そうだね。それをしていたら『難波金融伝 ミナミの帝王』では原作漫画のほうが、どんどん俺に似てきたぐらいだから(笑)」

萬田銀次郎と神林仁をミックスさせたキャラクターを作りたかった

――そして今回、新たに「闇の法執行人」というドラマを作ろうと思ったきっかけは?

「『難波金融伝 ミナミの帝王』と『仁義』シリーズ、この2つの作品のストーリーと、それぞれ主役の萬田銀次郎と神林仁をミックスさせたキャラクターを作りたかったわけよ。頭も良くて、アクションもできる男、それが今回の主役、龍崎剛。武術をたしなむ元弁護士ってキャラクターを作ったら、ストーリーもどんどん浮かんできたからね。実は名前ってすごく重要で。名前を見ただけで、その人間を表すぐらいじゃないとインパクトがない。そういう意味で龍崎剛は、本当にいい名前をつけたと思ってる」

――まさに竹内さんが理想とする作品が出来たということですね。

「そうかもしれない。だから撮影がインするときに、もう俺の仕事は終わっているとも言える。だって1年もかけて脚本作りから携わっているんだよ。脚本家と相談して、イメージと違うときは、“こういう絵のときはこっちのほうが絶対によくない?”って直してもらったり。そのほうが観てて絶対に喜ぶからって」

――脚本にも本当に深く関わっているんですね。

「そりゃそうだよ。作品にとって脚本が一番重要だから。現場でいちいち説明するのは大変だから、脚本の段階で、俺がイメージしている風景をト書きにガンガン入れてもらってる。その分、絵画作りも頭に入っているから、撮影に入っても現場で迷うことはない。監督に文句を言うこともあるし、最後の編集チェックにも必ず顔を出す。そこで重要視しているのは見てくださった人が感動する作品に仕上げること。そのためにお客さん目線で観ることが大事なんだよね。Vシネマの『ミナミの帝王』が何であんなにヒットしたかというと、みんなが感動したから。今回の作品でいえば、現代版の『水戸黄門』って感じに仕上がっている。そこにハリウッド的なサスペンスも入れてて。でも、それ以上に泣けるし、スカッとするんで、老若男女全ての方、ともかく俺を信じてチャンネルをロックオンして欲しい」

怪獣的な強さを持っているのに、可愛らしく見えてくる

――二枚目を演じる「闇の法執行人」と一転して、「大馬鹿代」では竹内さんが女性キャラクターに扮してるんですよね。

「そう、俺が演じるのは大馬 鹿代っていうオバハン。こいつはタイトル通り、大馬鹿なんだよ(笑)。売りとしては俺のパンチラがあるぞと。“あぁ、見えちゃった”ってドキッとすると思う。化け物みたいに見える彼女だけど、哀しい過去もあってサスペンス的な見どころもある。1話ごとに感動的なシーンがあって泣けるんだ。感動したら、いかんどーみたいな(笑)」

――あははははは。ダジャレ突然、きますね!

「いや、俺自身は二枚目の龍崎剛と違って、こういう人間だから。いきなり、ぶっこみたくなるんだよ(笑)」

――強烈な女装をしていますが、メークもご自身でしてるとか?

「昔から、衣装選びからメークも全部、自分でやってるよ。衣装もメークも役作りと一緒だからね。つまり、この大馬鹿代の姿が俺の頭に思い描いた主人公なわけ。みんな最初に見たとき、唖然としたけど、監督やスタッフを驚かせることも俺の楽しみのひとつだから(笑)」

――なぜ女性キャラを演じようと思われたのですか?

「日本人って笑えて感動できるコメディが好きじゃない? それを新しく作ろうと思っても普通にやったんじゃ『男はつらいよ』の寅さんには絶対に勝てない。だからオバハンになろうと思ったのよ。鹿代はアクションでは、怪獣的な強さを見せている。龍崎は回し蹴りとか正統派のアクション。鹿代はジャンピング拳骨とか、天井背負い投げとか、子どもが見ても喜ぶような演出でアクションしているから。でも、不思議なことに彼女が可愛らしく見えてくるんで、老若男女に自信を持って勧められる作品だね」

――今回、2本のドラマを新たに発信しますが、作品を作るうえでのこだわりはありますか?

「まずは1人でも多くの人に、俺が作った作品を見てもらいたい。そのためには共演者も含めてスタッフが“この仕事をやりたい!”って思ってもらえるような台本を作らなきゃいけないんだよね。そこで大事なのは、いいキャラクターを作ること」

――そのキャラクターが龍崎剛と大馬鹿代なわけですね。

「そういうことだね。結局、俺はキャラクターを作るのが好きなんだと思う。昔から松田優作さんみたいな“強い芝居”が好きだったし。大馬鹿代なんか、女性のくせに鼻もほじれば、おならもする。人間が恥ずかしいと思ってることを主人公にやらせるのが面白いんだよ。ここまで女主人公に何でもやらせる作品なんて、周りを見ても一切なかったんじゃないかな。あと俺はね、時間をかけて撮影するのが嫌なのよ。スムーズに終われば、みんなでおいしい酒を飲めるからね(笑)。俺はそういうことにお金と時間をかけるのが好き。いわゆる先行投資して実を取るタイプといえるんじゃないかな」

――では、演じるうえでのこだわりというと?

「俳優なのでキャラごとに違いは出していこうとは常に思っている。俺は人から芝居が臭いと言われようが、大根役者と言われようが、全然違う雰囲気を醸し出す芝居をしているから。『難波金融伝 ミナミの帝王』と『仁義』が何で人気を得たかというと、視聴者目線で演じているからこそ。そのテイストを入れつつ、今回は2人のキャラクターを演じているからね。あと、こだわりで言えば、本番でしかやらない動きをすることはあるよ」

――どういうことですか?

「テストと本番、同じことをやっても相手の役者の表情が変わらないから、面白くないわけ。だからテストでは軽く“オィ”って言っておいて、本番で“ウォォイ!!”って思いっきりすごんだり。そうすると本当に驚いて、リアルな表情をしてくれるんだよね。今回の作品においても、テストではあえて手を抜いて、本番で“生きた芝居”を相手に求めるときはあるから。そういうところも含めて『闇の法執行人』と『大馬鹿代』を見てほしいね」

Interview/今 泉
撮影/中越春樹

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