役柄のご紹介をお願いします。
ヘ・ス役を演じるIUです。こうしてご挨拶できて嬉しいです。
私が演じるヘ・スは現代の人物ですが、ある日突然理由もわからないまま、いきなり高麗時代に魂がタイムスリップするんです。本当の名前はハジンですが、ヘ・スという名前の10代半ばの女の子として生きることとなり、彼女が高麗時代で奮闘します。ハジンは義理堅くて情に厚い、おせっかいなキャラクターで、そんな部分がとても愛らしいと思いました。とても芯が強い女性ですね。普通は倒れてもおかしくないのに、彼女は絶対倒れないし、倒れてもすぐに起き上がる芯の強さを持っています。そんな粘り強さが私に似ている部分があるなと撮影している間ずっと感じました。そして、私が演じたので外見も似てますね(笑)小柄だし、若い女の子。それから根強い生命力。危険な状況におかれても生きていく道を見つけ出す姿が私と一緒ですね。
出演を決めた理由は?
キム・ギュテ監督の作品が元々大好きでした。監督とご一緒できるという話しを聞いて「是非やってみたい」という気持ちでした。その後に原作小説を読みましたが、とても面白かったです。これがドラマ化されたら絶対面白いはずだと確信しましたね。その後、中国で作られたドラマも見ましたが、やはりとても面白かったです。ヘ・ス役を演じたいという気持ちが強く沸き、出演を決めました。
最初に台本を読んだときは原作と異なる部分も多いなと思いました。新しい登場人物も多いですし、ヘ・スのキャラクターも原作での若曦(ジャクギ)とは異なりましたが、むしろそれが私には魅力的に感じました。私だけが表現できるヘ・スを演じたいという気持ちが強かったです。
アーティストとしても活躍されていますが、音楽と演技の共通点、異なる点は?
表現という部分が共通点だと思います。歌も私が伝えようとすることをメロディや歌詞を通じて表現し、そこで共感を得るんですが、演技も同じく私が感じたことを台詞や表情で表現して、また共感を得ますから。違いは言葉と歌ということですね(笑)
歌手として活動する時は、舞台の上では練習してきたものの範疇からかけはなれたことはしません。ある日突然ものすごいフィーリングを受けてアドリブをしたり、全然違うダンスを踊ったりはできませんから(笑)ただ演技は相手の演技によって変わってくるし、その日の天気や、監督の演出や、様々な状況によって変化するので、より流動的な気がします。
日本のファンにメッセージをお願いします。
『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』でもうすぐ皆さんにお会いできます。本当に見どころ満載ですよ。登場人物も多いし、イケメンの皇子たちと、綺麗な皇室の女性たち、私も皇室の女性の一人ですけどね(笑)
そして、毎回美しい景観と祝祭、素晴らしい演出など、本当に見どころいっぱいです。
私が5ヶ月間一心同体となって幸せな気持ちで撮影したドラマです。ストーリーもとても面白いし、演技面でたくさん努力し本当に頑張って撮影した作品なので、皆さんにも最後まで愛していただけると思います。
季節の変わり目ですので、くれぐれも体調にお気をつけください。『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』と共に幸せな時間を過ごしてくださいね。ありがとうございます。