演じられた役柄の紹介をお願いします。
僕が演じるワン・ソは太祖ワン・ゴンの四番目の皇子、のちに高麗4代目の皇帝、光宗(クァンジョン)になる人物です。最初に撮影に入った時には上手く演じられるかプレッシャーも感じましたが、必死に頑張りました。ワン・ソは幼い頃に親から捨てられた人物で、愛情に飢えているんです。親や周りの人たちに愛されたいと願っています。欠けている部分も多い人物ですが、ヘ・ス(IU扮)に出会ってからその欠乏を埋めながら、皇位に上るまでの間、人々との間に情がうまれ、自信もついていきます。そうして人として生まれ変わり、皇帝の座にまで上がる人物です。
役柄との共通点は?
僕も欠けている部分が多い人物です(笑)僕も愛情不足なのでそこが似ていますね。人々とたくさん会って、疎通したいと思っています。人々から満たされたいと思う部分があるんです(笑)ワン・ソほどではないにしても、彼のそのような寂しさは共感できますね。一人残された時の絶望感も、僕にもそういう経験があるので共感できました。だからこそ、この人物に没頭することができたと思います。視聴者の皆さんも彼に慈しみを感じるはずです。ご覧いただければイ・ジュンギも抱いてる部分だとお分かりになると思います(笑)
これまで時代劇に数多く出演されましたが、高麗時代の衣装は今作が初めてですよね。ご自身の評価はいかがですか?
僕が時代劇でお見せできる姿はこれですべてお見せすることになります!(笑)サントゥ(結い上げた髷)にしたり、朝鮮時代の芸人になったり、人生のどん底から王様までの姿をすべて経験しました。髪型からしゃべり方、表情、感情、衣装などすべて盛り込まれています。したがって今まで僕が演じたすべての時代劇の集大成となる、僕の年齢で時代劇で出来るすべての姿をお見せしていると思います。今作で本当にすべてお見せしたことになると思いますので(笑)期待してご覧下さい!
IUさんとの共演はいかがでしたか?
共演した多くの俳優たちに驚きました。誰か一人を選ぶのは難しいですが、IUさんは本当にすばらしい俳優です。作曲やプロデュースの能力があるからこそ、演技へと繋がるんだなと感じたほど、とても上手でしたね。共演しながら一度も違和感を感じたことがありませんでした。彼女が歌手なのを忘れてしまうほど、本当に素晴らしい俳優です。プロデュース能力を基盤に演技とリンクするその地点をよく知っていて、上手く見つけ出していた気がします。僕自身も彼女からたくさん学びました。僕が見逃している部分にIUさんの方が気づいてるなと感じたこともありましたね。今後もさらに良い俳優として発展していくんだなと確信しました。
日本のファンにメッセージをお願いします。
皆さんこんにちは。皆さんの俳優、イ・ジュンギです!本当にご無沙汰してますね。久しぶりに新しい作品で皆さんの前に立ちました。 この6ヶ月間楽しく、一生懸命撮影してきました。素晴らしい作品になると思いますから楽しくご覧ください。いつも僕の側にいてくださいね。僕もたくさんの作品でより頑張る姿で皆さんを幸せにしたいです。皆さんもお幸せに!いつも愛してます。ありがとうござます!