夏木マリ×秋吉久美子インタビュー
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Fri, 21 Jul 2017 09:12:34 +0900
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『フュード/確執 ベティ vs ジョーン』オフィシャルインタビュー 夏木マリ×秋吉久美子 『フュード/確執 ベティ vs ジョーン』オフィシャルインタビュー 夏木マリ×秋吉久美子

夏木マリと秋吉久美子が豪華“吹き替え”初共演!
大女優の“確執”とは!?

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―― 名女優が前と違う役にチャレンジするという意味では、まさにドラマの内容と共通する点かも知れませんね。

【夏木マリ】まさに秋吉さん、ドラマを地で行くという感じですか?

【秋吉久美子】そうですね。おもしろさ半分、大変さ半分(笑)。

―― では、少し視点を変えた質問をさせてください。この「フュード」のように“確執”みたいなものは、日本の芸能界でも実際あったりするのでしょうか?

【秋吉久美子】それは、ありますよ。見ようと思えば、動物園のように。

【夏木マリ】私は見ないようにしているから、ないと思うのかも(笑)。いや、少しはあると思いますよ、女優さんの世界では。でも面倒くさいでしょ、そっちにエネルギーを使っちゃって。私はキャパシティーが少ないから、そっちに引っ張られちゃうと演技ができないので、現実のフュードは見ないようにしてます。

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【秋吉久美子】確かにね。確執があってもお客さんはそれをメインで見たいわけではないから、あくまでやっぱり“余力”でやるのがよいでしょう。

【夏木マリ】だから、強い人が残ってきたのね。

【秋吉久美子】確執がありながら芝居も出来る人はいますから。女優の先輩たちを見ても、強いし頭がいいし、艶やかだし、こだわるところはこだわるし、やっぱりみんな強いんですね。

【夏木マリ】だから、本当なら私がスーザン・サランドンタイプで、秋吉さんが……。

【秋吉久美子】ジェシカ・ラング。

【夏木マリ】ジェシカ・ラングのジョーン・クロフォードタイプですよ。きっと。

【秋吉久美子】それって美人女優って意味ですか、良いですね。(笑)

【夏木マリ】はい。

【秋吉久美子】だから、スーザンの演技はすごい新鮮。一刀両断ですからね。男っぽくて。

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―― 本作の中には脇役にも魅力的な登場人物が出てきたりしますが、お二人が個人的に、このキャラクターがちょっと気になるとか、注目しているとか、いい演技をしているとか、あったら教えていただけますか。

【秋吉久美子】ベティの娘が好きかな?今どきの演技というか自然な演技をしますよね。それと、ヘッダ・ホッパー役のジュディ・デイヴィスの帽子。これは癖のある演技と絶妙にマッチしてイケてます。脇役は目立っちゃいけないとか全くないんですよね。主役2人は当然かも知れませんが、全員が伸び伸びと演じていて、誰も委縮していない。見るほうはとてもおもしろいです。

【夏木マリ】私はママシータかな。あのカクテルの持ち方ね。あの足の開き方とか、もうすごい魅力的。それに、あの仏頂面が最高。

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―― 最後にこの作品の見どころについてお一言ずついただきたいと思います。

【夏木マリ】とにかくおもしろいです。特に、脚本が素晴らしい。とにかく1回見てください、まずは第1話からね・・・。

【秋吉久美子】ドラマとしてよく出来ているし、現代の2大女優が、往年の2大女優を演じながら、“確執”のドラマを演じているという部分がバウムクーヘンみたいに重なっていておもしろいですよね。こういう質が高いドラマを見るって人生の喜びだと思うんです。現代は、生きていくのが大変で、感情をはぶき色々なものが薄っぺらく感じられます。『フュード/確執 ベティvsジョーン』は60年代のハリウッドを背景に、葛藤とか確執、愛などをダイナミックに描いている。ぜひ、たくさんの人が観てくれたらいいなと思います。

―― ありがとうございました。

【秋吉久美子】ちょっと優等生的発言すぎたかな?

夏木秋吉

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