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――本作は、登場人物が多く、キャストすべてが主役級の方々でしたが、特に注目したキャストはいらっしゃいますか。

 伊東四朗さん演じる「白河法皇」は、見ていて本当にこういう人だったのかな、という感じがしましたね。伊東さんだけでなく、天皇家を演じられた方々は、みんなイイ味を出していました。

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――源平時代の魅力を教えてください。

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 源平時代は、貴族による世襲制ではなく、本当に実力のある人がトップに立つ枠組みが構成されていった時代の転換期です。だからこそエキサイティングな出来事が次々と起こり、多くの人たちの心を惹きつけるのだと思います。また、源平時代には「時代を生き抜くためのヒント」が詰まっていて、たとえば徳川家康は「前の政権のDNAを残すと、わが身の破滅につながる」ことを学び、大坂夏の陣における豊臣秀頼の自死につなげました。
 私はいま、大学で『平家物語』を朗読しながら学ぶという授業を受けもっています。すると、学生たちが「おもしろい!」と目をらんらんと輝かせているわけです。源平時代は、それくらい興味をそそられる題材であり、それを忠実にドラマ化したのが『平清盛』なのです。

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――『平清盛』は2012年放送当時、「Twitterトレンドのドラマ部門ナンバー1」となった実績があり、若者にも好評を得ているドラマなのですが、一般的には歴史というととっつきにくい若者が多いと思います。そんな若者に向けてドラマを観るポイントを教えてください。

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 戦ひとつひとつに人間模様やドラマがあります。例えば壇ノ浦の戦いでは、潮の流れが速くまともに漕いでいられないと感じた義経は、「八艘飛び」といって、次々に船を乗り移っていくことで前に進んでいきました。また、戦のセオリーから言うとやってはいけないことではありますが、船頭を討って戦局を混乱させたところなどを見ると、やはり義経は「戦の天才」だと感じますね。
今いろいろなゲームが流行っていますが、その中での戦い方のひとつとして、屋島や壇ノ浦の戦いを見るとおもしろいと思います。

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インタビュー撮影:吉井裕志

松平定知(まつだいら さだとも)

1944年11月7日生まれ。元NHKアナウンサー。徳川家康の異父弟を祖とする伊予松山藩久松松平家の分家の子孫。「その時歴史が動いた」のキャスターでも知られる歴史通。

◆番組紹介

大河ドラマ「平清盛」

武士が貴族の番犬でしかなかった時代。実力で日本の覇者に上り詰めた奇跡の男。
これまで天下の大悪人として描かれてきた平清盛を先見的で躍動感あふれる男として壮大なスケールで描いた歴史ドラマ。

< 放送 >

2/20(月)スタート
月曜~金曜:14:00 - 15:00
※2/20のみ、14:00 - 15:15

再放送も2/20(月)から
月曜~金曜:深夜0:00 - 深夜1:00
※2/20のみ、深夜0:00 - 深夜1:15

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