北海道・札幌 #
2025/9/15(月・祝)初回放送

北海道・札幌 #
2025/9/15(月・祝)初回放送
2023年放送のふくあじで紹介し、監修の小山薫堂さんが訪れたいと切望したお店。すすきのの中心地にあるビルの一角、夕方から明け方までわずか6席のカウンターで出迎えてくれるのは店主の角富雄さん千鶴子さん夫婦。
昭和43年に千鶴子さんのご両親が開業された蜂屋は、50年以上に渡り、すすきので働く人たちの心と胃袋を支えてきた。
薫堂さんが恋焦がれたさば味噌煮は、さばを北海道産の白味噌と砂糖でじっくり8時間煮込み、骨まで柔らかくなった逸品。一方、森崎さんが惹かれたのは煮たまごおにぎり。半熟の卵を味付けしたご飯で優しく包む、まるで大福のようなおにぎり。もう一品、カレーライスは小麦粉とカレー粉でつくった昔ながらの味わいのカレー、昔懐かしい味に食べた人に優しさを感じさせてくれる。
(2025年 ふくあじ旅のススメ〜札幌編〜)
北海道札幌市中央区南四条西3 第1グリーンビル1F
(市営すすきの駅より徒歩1分)
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
(小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より)
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