北海道・札幌 #82
2026/8/15(土)初回放送

北海道・札幌 #82
2026/8/15(土)初回放送

札幌の住宅街で愛され続ける「中華KEN」。夫婦で切り盛りするこの店には、“美味しい”の笑顔が集まる看板メニューがある。それが「豚チャーシューの炒飯」だ。炒飯は店主が試行錯誤を重ねてたどり着いた一皿。卵で米をしっかりコーティングするため卵の量は惜しまない。具材は軟白ネギとチャーシューのみというシンプルな構成ながら、米の水分を逃がさないよう仕上げ、こだわりのタレとネギ油で深い旨みを引き出している。常連客からは「何を食べても美味しい」と絶賛の声が。幼い頃から料理が好きだった店主は平成22年の開業以来、夫婦二人三脚で店を守り続けてきた。「自分の料理や妻の接客を良いと思って来てくれるお客さんを裏切れない」。その言葉には長年支えてくれた常連客への感謝がにじむ。札幌のふくあじは、夫婦で紡ぐしあわせの時間が詰まった炒飯だった。
北海道札幌市中央区南19条西8-2-1
「山鼻19条駅」から徒歩約3分
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
(小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より)

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