宮城・仙台 #11
2023/1/1(日)初回放送

宮城・仙台 #11
2023/1/1(日)初回放送
水産会社に勤めていたご主人の飯野誠さんが色んな料理を“開拓”して食べてもらいたいと、昭和60年に開業した洋食屋さん。人気の「カキフライ」は地元宮城・奥松島産で、震災復興の応援の意味も込めている。専用のパン粉をつけてラードで揚げたカキフライは大ぶりで、自家製のタルタルソースと中濃ソースも味を引き立てる。
ここまで続けてこられたのは奥さんとお客さんのおかげ、と飯野さんは話す。
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
(小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より)
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