京都・大山崎 #19
2024/1/6（土）初回放送
「ふくあじ」お店紹介
三笑亭
神様の宿る油と地域を盛り上げたい
創業から150年もの歴史がある天ぷら屋さん。
現在は笑顔が素敵な5代目にあたる酒井亮さんが板場で揚げたての天ぷらを提供している。
揚げ油は神様の宿る油。お店の隣にある油の神様「離宮八幡宮」で奉納された御神油を使っている。
油は季節ごとに種類を変え、衣は薄く素材を活かすよう丁寧に揚げる。
天ぷらを求めて日本だけでなく海外からも多くの人が来てくれて地域が盛り上がれば、と酒井さんは話す。
「ふくあじ」とは
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
（小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より）
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