埼玉・幸手 #50
2025/4/19(土)初回放送

埼玉・幸手 #50
2025/4/19(土)初回放送
幸手の旧宿場町の中心部にある創業から137年続くうなぎ屋さん。うなぎの蒸し時間を長くすることでふわふわ食感となり子どもからお年寄りまで食べやすく味も良いと評判だ。
六代目として厨房を切り盛りするのは小林麻美子さん。3人の息子を持つ母親だ。
先代の父は3年前に他界、それまで息子の誰かが継ぐと思っていた家業を急に背負うことになった。お店をたたむことも考えたが地元の人たちから続けてほしいという声も多くあり、支えられて継ぐことを決心した。しかし今はあくまで“中継ぎ”だと話す麻美子さん。
3人の息子たちの誰かが継ぐまでの期間を何とかつないでいきたいという想い。
地元の常連客からは“うなぎ三兄弟”とも言われ七代目に期待が込められる。気丈な母と息子たちのにぎやかな声が今日もお店に響く。
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
(小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より)
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