宮城・仙台 #53
2025/6/7(土)初回放送

宮城・仙台 #53
2025/6/7(土)初回放送
仙台に、誰もが笑顔になってしまう、優しい小料理屋がある。
店を切り盛りするのは、二代目店主の荒磯淳也さん、妹の理子さん、そして初代店主の母・テイ子さん。
お客さんのお目当てはお通しとして出る、テイ子さんの「季節の煮物」。無添加がこだわりの煮物は、“昔懐かしいおふくろの味”そのもの。常連さんたちからも“家で食べるみたい”と大好評の逸品。
二代目店主の淳也さんは、元々焼き鳥店で働いていたが、テイ子さんの体調不良を機に店を継いだ。今は親子3人で店を盛り立てる。
一人で初めて入っても自然とリラックスできるアットホームな雰囲気が売りのお店には、いつもたくさんの笑顔が溢れている。
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
(小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より)
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