東京・東村山 #47
2025/3/1(土)初回放送

東京・東村山 #47
2025/3/1(土)初回放送
東村山の地で55年愛されるうどん店を営むのは、今年で94歳になる神山マスさん。まるで祖父母の家に来たかのような雰囲気の店内で、割烹着姿のマスさんがあたたかく出迎えてくれる。そんなマスさんの人柄に惚れた近所の仲間たちが手伝いに駆けつけ、協力して店を切り盛りしている。
武蔵野地域では昔から各家庭でうどんを打つ習慣があり、店もマスさんが母と自宅で作っていたうどんを玉で売り始めたことが始まり。幼いころに食べた味を忘れられずに通うという常連たちのお目当ては肉汁うどん。一晩寝かせた生地を手と足でこね伸ばし、創業当時から変わらない薪窯で一気に茹であげてつくるうどんは、ちょうどいい硬さで箸が進む。
お客さんや仲間に恵まれてここまで長く続けてこられたとマスさん。また来るよという言葉でまだ頑張ろうと思うと話す。
東京都東村山市久米川町4-33-10
(東村山駅より徒歩15分)
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
(小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より)
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