2021.07.14
オリジナルインタビュー第18弾!
~後編~知野直人選手・牧秀悟選手が登場!
シーズン後半!苦境のチームで切磋琢磨する同学年コンビ
(取材日:2021年6月25日)
今回のオリジナルインタビューは、知野直人選手と牧秀悟選手の同学年コンビが登場!
知野選手(1999年2月16日生)は、第一学院校‐新潟アルビレックスBCを経て2018年ドラフト6位で入団。独立リーグ時代に走攻守が揃った選手として注目を浴び、プロ入り。2019〜2020年は1軍出場は叶わなかったものの、今シーズンついに念願の1軍初昇格。5月26日にはオリックス戦で、記念すべきプロ初安打の記録をホームランで飾りました。右投右打。
牧選手(1998年4月21日生)は、松本第一高‐中央大学を経て2020年ドラフト2位で入団したルーキー。大学では1年からレギュラー入りし、3年春季リーグで首位打者、秋季リーグでMVP。同年、日米大学野球選手権大会に日本代表選手として出場。今シーズンは開幕を1軍で迎え、3月27日のジャイアンツ戦でプロ初安打、同31日のヤクルト戦でプロ初ホームラン。6月8日には、新人球団記録に62年ぶりに並ぶ7度目の猛打賞を獲得しました。右投右打。
これまで歩んできた野球人生のカラーは違えど、同学年でとても仲が良いという2人。
お互いに刺激を受け合い、切磋琢磨している間柄です。
今回は、そんな2人に同時インタビュー。チームが苦境に立たされている中、シーズン後半にかける2人の意気込みや、プレースタイルについて語ってもらいました。
今回は、前編、後編の2回に渡って公開して参ります。
前編ではプロ入りして分かったことやお互いの勇姿をどう見ているかなどをインタビューでお伺いしました。
>>前編はこちらから
お待たせしました!後編をお届け!
インタビュアーは今回ももちろんこの人、ベイスターズOB荒波翔が務めます。
(※本取材は2021年6月25日にリモート取材にて行われました。)
Interview Movie
実際のインタビューの模様を
動画でもお届け!
一緒にプレーできる感動!
刺激を受けた先輩
僕はほぼ全員から、刺激を受けていますね。
全員ですか!
牧選手はどうですか?
バッティングだと、宮崎敏郎選手と佐野恵太選手ですね。守備だと大和選手からものすごい刺激を受けました。テレビで見てた人たちと一緒に野球ができているということに感動したし、レベルの高さもすごく感じました。
守備の話が出ましたが、牧選手自身はどこが守りやすいとか、そういったこだわりはありますか?
やっぱりセカンドの守備で出たいという思いがあります。1番こだわってるポジションではあります。
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入団前から
ずっと対戦してみたかった投手
それでは次の質問にいきましょう。
「プロ入りが決まった時から、ぜひ対戦してみたい!と思っていた投手はいますか?」という質問です。
僕は、菅野智之投手(読売ジャイアンツ)とはずっと対戦してみたいと思っていました。
あとは山本由伸投手(オリックス・バファローズ)もそうですね。
僕も同じです。僕も入団する前からずっと菅野投手と対戦してみたいと思ってて。同級生である山本投手とも、また対戦したいなって。オープン戦では2打席立ったんですよ。
その時はどうでしたか?嬉しかったですか?
センター前と三振です。
1勝1敗な感じですね。また今度対戦があった時には、注目して見ていきたいと思います。
しっくりくる打順、
独立リーグ時代の思い出
次は牧選手に対する質問です。ちょっと答えづらいかもしれません(笑)。
「6番に起用されることが多いと思いますが、いろいろな打順を経験されている中で、1番しっくりくる打順はありますか?」という質問なのですが。
しっくりくるという意味では、今の打順6、7番が1番良いですね。
3、4番に比べてプレッシャーが少なくて、意外とチャンスも回ってくるし打点も稼げたりしますもんね。
そうですね。
では知野選手に質問です。
「独立リーグ時代の思い出や、プロ野球に対する思いを聞かせてください」とのことです。
独立リーグでは、良い思い出も苦しかった思い出もたくさんあると思います。その経験を経てプロになった今、どんな思いでプレイしているのか、ということだと思いますがいかがですか?
やっぱり独立リーグ時代を振り返って思い出すのは、お金がない中で試行錯誤しながらやっていた日々のことですね。
今はちゃんと当たり前にロッカーがありますけど、独立リーグ時代は試合に行っても球場にはロッカーがないこともあって、ファンのみなさんの前で着替えたりだとか…。そんな思い出がたくさんあります。
今、僕も独立リーグで教えてるので、知野選手の言っていることは本当によく分かります。
ロッカーがなくて通路で着替えたり、自分たちでグラウンドを整備したり、やっぱり環境の厳しさを感じます。
だからこそ、知野選手の活躍する姿は、独立リーグの選手たちにとって、「自分もこうなりたい」という大きな目標になると思います。今後は、さらに1軍で活躍する姿を、どんどん目にできるようになってほしい。僕も今、独立リーグを経験しているからこそ、みんなを代表して知野選手を応援したいと思います。怪我なく頑張ってください。
ありがとうございます。
三浦監督が2人に伝えていた
共通の言葉とは
「三浦監督から直接受けたアドバイスで影響を受けた言葉はありますか?」という質問も寄せらています。
「思い切り」ですね。
「自分のスタンスを変えずに思い切りやれ」というのはずっと言われています。
それが刺激にもなるので、その言葉通り、自分のスタンスを変えずに思い切ってやっていきたいと思っています。
ファームの監督だった昨年からいろいろなアドバイスをいただいているのですが、1番心に残っているのは「縮こまってどうする」ということです。「お前の“思いっ切り”のプレーがなければ、お前の魅力がないぞ」という言葉に刺激を受けました。
フィーリングが鍵!?
道具選びへのこだわり
次は「道具へのこだわりはありますか?」という質問です。
こだわっている道具があればエピソードと共に教えてください。
やっぱりバットですね。「ヘッドをどう活かせるか」というところを試行錯誤してこだわっています。
つまり、ヘッドが重めのトップバランスでバットを選んでいるという感じかな?
ちなみに中村ノリさんのバットは見たことありますか?
宮崎選手が持っているのを1回持たせてもらったことがあります。
かなり長いですよね。
そうですね。あれ本当に長いですよね。けっこう開いたりすると、パッと出てこないですし、なんていうかすごくヘッドを感じられるバットなんですよね。なので、練習とかに使うと良いのかなって思います。
牧選手はどうですか?
僕もバットと、あとはバッテ(バッティング用手袋)ですね。
バットにはどのようなこだわりが?
形とかもあるんですけど、グリップを握った時の感じっていうのを1番大事にしてます。
太めか細めかでいうと?
どちらかというと、細めですね。
手袋へのこだわりというのは?
ピチピチじゃなくて、ブカブカでもなくて、しっくりくるのが理想です。はめた瞬間に感じる、良いのか悪いのかという感覚を大事にしてます。
試合を重ねていくうちに、だんだん伸びてきちゃったりしますよね。そうすると感覚も変わると思うのですが、そういう時は練習用の手袋だったり、違う手袋に変えたりするんですか?
そうですね。はい。
試合の時には、良い感じの締め付け、良い感じの緩さでフィーリングが合うものを選んでいるんですね。
そうです。
チームは苦戦中!
ファンのみなさまにメッセージ
それでは最後に、ファンのみなさんに向けて、ひとことお願いします。
チームは今、最下位でとても苦しんでいます。
後半戦で巻き返せるように、チームのために貢献できるような選手になっていきたいと思います。後半もまだまだ試合はあるので、応援し続けていただきたいです。
牧が今言ったように、チームは最下位です。応援しがいがなくて、つまらなく感じてしまうかもしれないのですが、僕たちも頑張っています。応援していただけるようにこれからも頑張るので、よろしくお願いします。
今日はビジターゲームがあって忙しい中、貴重な時間を使っていただきありがとうございました。
それでは怪我なく今後も頑張ってください!
またグラウンドで会えるようになったら、その時はよろしくお願いします。
ありがとうございました。
©YDB
次回のインタビューもお楽しみに!
それではここからは、ファンのみなさんからいただいた質問です。
まずは「入団後、刺激を受けた先輩はいますか?」という質問です。
どうでしょうか?いろんな人から刺激を受けているとは思いますが。