パリ2024パラリンピックゴールボールの放送日程
写真:YUTAKA/アフロスポーツ
- 相手ゴールにボールを投げ入れ、得点を競うパラリンピック特有の競技
- 全員が目隠しをしてプレーし、さまざまな駆け引きをし、ゴールを狙う
- 日本女子は3大会ぶりの金メダルを狙い、男子も上位進出を目指す
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ボッチャと並ぶ、オリンピックにはないパラリンピック特有の競技で、視覚障がい者を対象にした対戦型の団体球技。男女ともバレーボールと同じ18m×9mのコートで、幅9m×高さ1.3mの相手ゴールにボールを投げ入れ、得点を競う。第二次世界大戦で目を損傷した軍人のリハビリテーションプログラムとして考案されたもので、1980年アームネ大会から正式競技になった。全盲から弱視(B1~B3クラス)の選手まで出場できるが、公平な条件で試合を行うため、全員目を隠すアイシェードをしてプレーをする。1チームは最大6人で編成し、コートに出られるのは3人まで。前回の東京大会は男女とも10チームが出場したが、今大会は各8チームに。ともに4チームずつ2組に分かれて1次リーグを戦い、その順位で決勝トーナメントの組み合わせを決める。
試合時間は前後半各12分。使用するボールはバスケットボールとほぼ同じ大きさだが、重さは約2倍あり、あまり弾まず、中に鈴が入っているのが特徴。選手たちは鈴の音や、お互いの足音などを頼りにプレーする。そのためブラインドサッカーと同様、観客は静かに観戦することが求められる。
ボールが攻撃側エリアと、コート中央のニュートラルエリアの両方でバウンドしなければ反則になってしまう。また、守備側は最初にボールに触れた時点から10秒以内にセンターラインを越えるよう投げ返さねばならない。こうしたルールに従いつつ、攻撃側はできるだけ静かにボールを投げて出どころを分からないようにしたり、ボールを持っていない選手が音を出して相手の注意を引きつけたりと、さまざまな駆け引きを仕掛け、守備側はそれに対応し、体を張って守る。なかなか得点が入らない場合、通常のチームスポーツでは監督やコーチが指示を出し、攻め方を変えたりするが、ゴールボールではプレー中にコート外から声をかけることが禁止されているため、膠着状態に陥ることが多い。だからこそコーチが選手に作戦を伝えられるタイムアウトや選手交代の直後は得点率が高く、試合が動きやすい。ゲーム再開後の数プレーは大きな見どころだ。
日本は女子が2004年アテネ大会に初出場して銅メダルを獲得。2012年ロンドン大会では金メダルに輝き、パラリンピックの団体競技では日本初の金メダルだった。東京大会では銅メダルを獲得。世界ランク2位で臨む今大会は、3大会ぶりの金メダルを狙う。世界6位の男子は東京大会に開催国枠で初出場し、最終順位は5位。自力で出場権を勝ち取った今大会は、前回以上の成績を目指す。メダル争いは、男子が世界ランク1位のブラジル、3位中国、女子は1位トルコ、3位アメリカなどが軸になりそう。