カヌー
2016年のリオデジャネイロ大会から正式競技として採用された水上での短距離戦。1艇に1人が乗り、8艇でタイムを競う。障がいの程度や運動機能によって3つのクラスに分けられる。リオ大会ではカヤック種目が行われ、今回はヴァー種目も追加。カヤック(KL)とヴァー(VL)では艇とパドル(櫂)の形状が異なり、漕法も変わる。
- 競技期間
- 9月2日(木)~
9月4日(土) - 競技会場
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海の森水上競技場
※大会期間中の毎日20時頃、最新情報に更新します。
※放送内容は予告なく変更となる場合がございます。
J:COMテレビ(J:テレ)では、8/25(水)より「アーチェリー」「カヌー」「柔道」「射撃」「卓球」「車いすラグビー」の全6競技を合計70時間(予定※)にわたり放送いたします。
上半身の力はもちろん、いかに効率よく安定した力でパドルを回転させることができるかがカギになってくる。パワーとバランスを兼ね備えたパドリングの技術が大きなポイントに。直線200mを駆け抜ける疾走感と、抜きつ抜かれつのデッドヒートは見ものだ。
イギリス、ブラジル、オーストラリアがメダルに近い存在だが、日本の女性選手・瀬立モニカもメダル候補の1人。リオ大会では、唯一のパラカヌー日本代表として出場し、KL1クラス(体幹の機能がなく胴体を動かすことが困難なため、肩と腕の機能だけで漕ぐ選手)で8位入賞を果たした。“地元の星”として、東京大会でのメダル獲得が期待される。
▽男子
今井 航一(男子VL3/広島県/初出場)
高木 裕太(男子KL1/大阪府/初出場)
辰己 博実(男子KL2/徳島県/初出場)
▽女子
加治 良美(女子KL3/愛知県/初出場)
小松 沙季(女子VL2/高知県/初出場)
瀬立 モニカ(女子KL1/東京都/リオ)
障がい物がない直線コースが舞台。個人200mスプリントで、シンプルに着順を争う。
艇は長さ5m20cm、最小幅が50cm、最小重量12kgの直進性に優れた形状のものを使用。パドルは長さ約2mで、漕ぐ時に水を捕まえるブレードが両側についている。
艇は7m30cm以内、最小重量13kg(浮き具を含む)。長いほど推進力があり、本体の左右どちらか片方にバランスを取るためのアウトリガー(浮き具)が付いている。
選手の障がいに応じて、カヌーの座席(シート)やコックピット内部の改造が可能。もちろんルールの範囲内という制限はあるが、自分の体や運動能力に合わせて少しでもスムーズに艇を動かせるよう、各選手たちはさまざまな工夫をしている。
KL1 200m(男子/女子)
KL2 200m(男子/女子)
KL3 200m(男子/女子)
VL2 200m(男子/女子)
VL3 200m(男子)