シッティングバレーボールのコートは、オリンピックのバレーボールよりも狭く、形は長方形。ネットの高さは男子が1m15cm、女子が1m5cmで、オリンピックのネットよりも1m以上低く設定されている。
戦略面でもさまざまな工夫があり、相手のブロックをかわすためにクイックやフェイントなどを多用。サーブブロックが認められているため、スピードが速くて力強いサーブも一つの武器になる。
男子はイランとボスニア・ヘルツェゴビナの2強が一歩リード。リオ大会で銅メダルを獲得したエジプトがどこまで食い込めるのか。
女子はアメリカと中国に注目。特に中国はリオ大会でアメリカに敗れ、4連覇という偉業を達成できなかっただけに、何としても世界トップの座を取り戻したいところ。
2000年のシドニー大会で初出場を果たした日本の男子は、これまでの最高位が2004年のアテネ大会の7位。女子も2012年ロンドン大会で7位という記録を残している。開催国として迎える今大会では、一つでも上の順位を目指してほしい。
■シッティングバレーボール 出場日本人選手
▽男子
皆川 鉄雄(男子/茨城県/北京)
加藤 昌彦(男子/千葉県/シドニー・アテネ)
嵯峨根 望(男子/大阪府/初出場)
佐々木 一成(男子/福岡県/初出場)
高砂 進(男子/東京都/北京)
田澤 隼(男子/青森県/初出場)
田中 浩二(男子/滋賀県/シドニー・アテネ・北京)
谷河 勇綺(男子/兵庫県/初出場)
中野 琢也(男子/静岡県/初出場)
日髙 恒仁(男子/大阪府/初出場)
飯倉 喜博(男子/大阪府/初出場)
柳 昂志(男子/兵庫県/初出場)
▽女子
赤倉 幸恵(女子/京都府/初出場)
小方 心緒吏(女子/東京都/北京・ロンドン)
長田 まみ子(女子/千葉県/北京・ロンドン)
菊池 智子(女子/岡山県/ロンドン)
住友 美紀子(女子/兵庫県/初出場)
竹井 幸智恵(女子/山形県/北京・ロンドン)
田中 ゆかり(女子/岐阜県/初出場)
西家 道代(女子/兵庫県/ロンドン)
藤井 順子(女子/埼玉県/北京・ロンドン)