車いすラグビー
手と足に障がいがある、比較的重度な人にもできるスポーツとして1970年代にカナダで考案された。男女混合で、車いす競技の中で唯一タックルが認められているハードなスポーツ。コートの広さはバスケットボールと同じ。1996年アトランタ大会で公開競技となり、2000年シドニー大会から正式競技として採用された。
- 競技期間
- 8月25日(水)~
8月29日(日) - 競技会場
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国立代々木競技場
※大会期間中の毎日20時頃、最新情報に更新します。
※放送内容は予告なく変更となる場合がございます。
J:COMテレビ(J:テレ)では、8/25(水)より「アーチェリー」「カヌー」「柔道」「射撃」「卓球」「車いすラグビー」の全6競技を合計70時間(予定※)にわたり放送いたします。
車いすバスケットボール同様、激しい接触プレーは迫力十分。車いす同士がぶつかる音もかなり大きく、車輪の側面にある保護用カバーは、すぐにボロボロになってしまうなど衝撃の強さを物語っている。タイヤのパンクもよく目にする光景。
障がいの程度の重い選手から順に0.5点から3.5点まで0.5点刻みで「持ち点」が与えられている。1チームの持ち点の合計は8点以内で編成することが必須。選手起用が重要になってくるため、攻撃と守りのバランスをどう取るのか。各チームの戦略も見どころの一つだ。
正式競技となったシドニー大会からこれまでにメダルを獲得したのはオーストラリア、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、日本の5カ国のみ。
日本は、2016年のリオデジャネイロ大会で初の銅メダルを獲得。今大会に向けて、アメリカ人のケビン・オアーをヘッドコーチに招聘し、頂点を目指す。アメリカとカナダを金メダルへと導いた彼の手腕にも期待したい。
▽男子
池崎 大輔(男子/3.0/北海道/ロンドン・リオ)
池 透暢(男子/3.0/高知県/リオ)
今井 友明(男子/1.0/千葉県/リオ)
小川 仁士(男子/1.0/東京都/初出場)
島川 慎一(男子/3.0/熊本県/アテネ・北京・ロンドン・リオ)
羽賀 理之(男子/2.0/千葉県/リオ)
橋本 勝也(男子/3.0/福島県/初出場)
長谷川 勇基(男子/0.5/広島県/初出場)
中町 俊耶(男子/2.0/埼玉県/初出場)
乗松 聖矢(男子/1.5/熊本県/リオ)
若山 英史(男子/1.0/静岡県/ロンドン・リオ)
▽女子
倉橋 香衣(女子/0.5/兵庫県/初出場)
競技用の車いすに乗った選手が4対4で対戦。専用の丸いボールを運び、車いすの前後4輪のうち、2輪がトライラインを通過するとトライとなる。
1試合は8分間のピリオドを4回。攻撃側が40秒以内にゴールしないと相手にボールの所有権が移る40秒ルールや、ボールを持ってから12秒以内にセンターラインを越えなければならない12秒ルールなど、バスケットボールのようにプレーのタイム制限がある。
タイムアウトはベンチ側から2回、コートの選手から4回までコールが可能。
オリンピックのラグビーと違い、前方へのパスは認められている。プレー中は、足で蹴る以外はボールを投げたり、膝の上にボールを乗せて運んだりすることも。ただし、膝に乗せて運ぶときは10秒に1度、ドリブルをするか、パスをしなければならない。
車いすラグビー (混合)