片手にラケットを持ちながら車いすを動かさないといけないという、体力と技術が求められ、チェアワーク(車いすの操作)は判断力と瞬発力が大事になってくる。コートの広さやネットの高さ、ラケットなどの用具はテニスと同じものを使用。車いすを駆使して繰り出すストロークは見もの。
注目の日本勢は、2008年北京大会、2012年ロンドン大会と男子シングルスで史上初のパラリンピック連覇を飾った国枝慎吾に期待がかかる。右肘の手術を経て、2020年に全豪と全米優勝をし、完全復活を果たした。2大会ぶりの金メダル獲得に燃える。
女子は、2016年リオデジャネイロ大会でシングルス銅メダルに輝いた上地結衣に注目。2020年、全仏の優勝で四大大会通算8勝目をマーク。一歩、一歩、悲願の金メダルに近付いている。
■車いすテニス 出場日本人選手
▽男子
荒井 大輔(男子/東京都/初出場)
国枝 慎吾(男子/千葉県/アテネ・北京・ロンドン・リオ)
眞田 卓(男子/栃木県/ロンドン・リオ)
菅野 浩二(男子/クアード/埼玉県/初出場)
三木 拓也(男子/島根県/ロンドン・リオ)
諸石 光照(男子クアード/岐阜県/ロンドン・リオ)
▽女子
大谷 桃子(女子/栃木県/初出場)
上地 結衣(女子/兵庫県/ロンドン・リオ)
高室 冴綺(女子/埼玉県/初出場)
田中 愛美(女子/ 埼玉県/初出場)