みどころ「他人は地獄だ 」
「映画のような迫力と、ドラマのような密度の高いストーリーを融合させたドラマを生み出そう」と始まった、韓国のケーブル局OCNの「ドラマチック・シネマプロジェクト」。2019年に制作されたイ・ソジン主演の第一弾「トラップ〜最も残酷な愛〜」に続き、第二弾として作られたのが本作「他人は地獄だ」。原作は、韓国で連載当初から話題を集め、累計8億PVを超えたWebコミック。スリラー映画「死体が消えた夜」のイ・チャンヒ監督が手掛ける、まさに映画のようなスリルあふれる映像描写は恐怖を感じながらも釘付けになる事間違いなし!
「ミセン-未生-」、「王は愛する」のイム・シワンが除隊後初の主演を務め、上京してきたソウルの考試院(コシウォン)で“地獄”と対峙する青年を熱演。共演は「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」のイ・ドンウク。恋愛ドラマで見せる甘い表情から一変、新境地で魅せるミステリアスな一面に注目。また、アカデミー受賞作「パラサイト 半地下の家族」で家政婦役を演じたイ・ジョンウンら、演技派俳優がそろった豪華キャスティングで背筋の凍るような体験を描がかれている。
あらすじ「他人は地獄だ」
大学の先輩が起業した会社で働くため、地方から上京したジョンウ(イム・シワン)は、町外れにある古びた考試院(コシウォン/金銭的に厳しい学生や労働者が集まる簡易宿泊施設)に入居するが、住人たちは奇妙な人間ばかりだった。無遠慮な大家を筆頭に、奇妙な笑い方をする坊主頭の男や、独り言ばかりのタンクトップ姿の男など…その中で歯科医のムンジョ(イ・ドンウク)だけが、ジョンウの気を許せる唯一の相手だった。しかし職場でも上司との関係がうまくいかず、次第にストレスを溜め込んでいくジョンウ。やがて住人の失踪をきっかけに、ジョンウは考試院に潜む恐ろしい“悪”と対峙し、自らが“地獄”の真ん中にいることを悟るのだった――ジョンウはこの“地獄”を抜け出すことができるのか?
人物紹介「他人は地獄だ」
ユン・ジョンウ
イム・シワン
エデン考試院303号室。
小説家志望だがうまくいかず、大学の先輩が起業した会社で見習いとして働くために、地方からソウルに上京してきた。安定した収入を得るまで、とエデン考試院に入居したが、やがて想像を絶する“地獄”へと導かれてゆく。一見おとなしそうに見えるものの、実は負けん気が強い。
ソ・ムンジョ
イ・ドンウク
エデン考試院304号室。
考試院の近くで歯科医院を経営している。患者や看護師たちからの評判も高い、品行方正で礼儀正しい人物。入居したばかりのジョンウを気にかけて、なにかと相談にのってくれるのだが…。完璧な印象を与える一方で、どこかミステリアスな雰囲気を持つ。
オム・ボクスン
イ・ジョンウン
エデン考試院の大家。
親切で気のいい性格で、ゆで卵やキムチといったお手製の料理を振る舞うなど、ジョンウたち入居者のことをあれこれと世話している。しかしその感覚はどこかズレており、一歩間違えれば図々しく無遠慮な性格にも捉えられる。
ユ・ギヒョク
イ・ヒョヌク
エデン考試院302号室。
冷静沈着で物静かな男。考試院で住人同士のいざこざがあっても、ひとり落ち着いた態度で皆を諭している。どんな時も崩れることのない笑顔が、かえって薄気味悪さを感じさせる。常に長袖の服を身に着けている。
ピョン・ドクチョン
パク・ジョンファン
エデン考試院306号室。
坊主頭の男。他人から怒られたり殴られたりしても常に笑っており、その奇妙な笑い方と話し方が、ジョンウを不安にさせる。双子の兄がいて、一緒に考試院に暮らしている。モデルガンでよく遊んでいる。
ホン・ナムボク
イ・ジュンオク
エデン考試院313号室。
タンクトップ姿の男。ジョンウのことを影からずっと凝視するなど、不可解な行動を見せる。時にその手には刃物が握られていることも…。部屋には女性モデルの切り抜き写真が壁一面に貼ってあり、パソコンではいかがわしい映像が流れている。