2024/6/8(土)放送 パラスポチアーズ!
〜パラアスリート全力応援〜

2大会連続となるパリ2024パラリンピック日本代表に内定していて、メダル獲得が期待されるパラ水泳・窪田幸太選手とお母さんの影響でパラ馬術にチャレンジしている片岡咲希選手を紹介。

窪田幸太

窪田幸太

パラ水泳

前回の東京大会は5位と、あと一歩のところでメダルを逃した窪田幸太選手。しかし今回は新たな泳ぎ方を習得し、メダル獲得最有力候補として注目されています。意外な方法で行うメンタルトレーニングにもご注目。

片岡咲希

片岡咲希

パラ馬術

パラリンピックの舞台を夢見るパラアスリート!元々はお母さんの乗馬の練習についていくうちに、自身も馬に乗ってみたいという気持ちが芽生えたという片岡咲希選手。競技開始してから1年で挑戦した大会では、思うような結果は残せなかったものの、その悔しさをバネにひたむきに競技に取り組んでいます。

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応援団長の中山秀征がパラスポーツを体験しながら、ルールやテクニックなどを解説し、その魅力に迫るとともに、パラアスリートの熱い思いを聞く。
第10回は、パラ水泳男子の窪田幸太選手と、パラ馬術の片岡咲希選手を紹介。

両足同時キックを取り入れ、推進力をアップして躍進

窪田選手は2000年生まれで、クラスはS8/SB8/SM8に属する。アルファベットは泳法、数字は障がいの程度を表し、8は肢体不自由10クラスのうち比較的障がいが軽いクラスだ。生まれつき左腕に障がいがあり、ほとんど動かすことができないが、プールデビューはなんと生後半年。以降、競技を続け、水泳の名門・日本体育大学に進んだ。そして4年生のとき東京2020パラリンピックに出場し、100m背泳ぎ(S8)で当時の日本記録を更新し、5位に入賞。さらに2023年世界選手権では同種目準優勝と、頂点にあと一歩と迫った。窪田選手の躍進の秘密は、東京大会以降で泳ぎを変えたこと。背泳ぎのバタ足に途中に、バタフライのドルフィンキックのような両足同時のキックを入れるようにした。それで推進力をアップさせて結果を残し、2024パリパラリンピックへの出場権も勝ち取った。

野球の応援を、自分への歓声に置きかえてイメージトレーニング

そんな窪田選手に応援団長・中山秀征がインタビュー。2大会連続でパラリンピック出場を決めた感想を尋ねると「素直にホッとしたなという気持ちが大きいです。代表選考会は予選がなくて一発勝負のレースだったので、失敗できないプレッシャーがありましたし」と答えが返ってくる。プレッシャーをはねのけてパリ大会への切符をつかんだ窪田選手に、「バタ足をしながら両足キックを入れるのは、相当エネルギーを使うのでは?」と中山が切り込む。すると窪田選手は「確かに疲れはするんですけど、その分しっかりと進んでいる感覚がある」と、メリットの大きさを説明する。なおこの泳ぎ方は、ほかの選手の泳ぎを見てまねしたものだそうで、「東京大会が終わった次の年の6月の大会で、一緒に泳いだ選手がこの泳ぎで僕のベストより速いタイムだったので、コーチと話し合って、取り入れました」という。そして新しい泳ぎ方で試行錯誤を重ねながらタイムを縮めていき、2023年の世界選手権準優勝の結果につなげ、日本記録も更新した。中山が「凄い成果ですね」と感心すると、窪田選手は「いや凄いですね」と、どこか他人事のように反応しつつ、「東京大会のときにやっていたらメダルが獲れました」と、手応えと自信を覗かせる。
 練習に明け暮れる窪田選手の休日の楽しみは、プロ野球の試合観戦。千葉ロッテマリーンズと、東京ヤクルトスワローズのファンだという。しかし試合を楽しみながらも、その目はパリ大会を見据えている。東京大会は無観客で行われたが、パリ大会の会場には観客が入る。「自分は大観衆の中でしっかりパフォーマンスができるのか。それが不安要素としてあります」という。そのため「ロッテの応援歌を聞いて、自分が打席に立っているのを想像しながら観戦しています」。野球の応援を、自分が浴びる大歓声に置きかえ、本物の舞台を想像する。このイメージトレーニングの甲斐があってか、パリ大会では100m背泳ぎ(S8)で銀メダルを獲得した。窪田選手は、これからも期待と歓声を集めながら泳ぎ続ける。

夢の舞台パラリンピックを目指し、人馬一体で歩を進める

片岡選手は、将来のパラリンピック出場を夢見るパラアスリートだ。両足に障がいがある片岡選手が始めた競技はパラ馬術。きっかけは、母親の千香子さんの影響だ。千香子さんが乗馬の経験者で、母の姿を見ていた片岡選手が自分も馬に乗ってみたいと取り組み始めた。やがて競技会にも出場したいという願いが芽生え、競技を開始して1年後「JRAD国内競技会2023」で公式戦にデビュー。しかし、思うような結果を出すことはできなかった。「悔しい気持ちが残った」という片岡選手は、「どの大会でも緊張せずに頑張っていきたい」と今後への意気込みを語る。そんな娘のことを、千香子さんは、「馬にまたがること自体が大変だったのに、諦めないでなんでも挑戦してくれることが凄いと思う」と嬉しそうに語る。母に見守られながら、いつかパラリンピックの舞台へ。片岡選手は馬とともに一歩一歩進んでいく。

文/佐藤新

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