パラスポチアーズ!~パラアスリート全力応援!~

2024/8/17(土)放送 パラスポチアーズ!
〜パラアスリート全力応援〜

今回はパリ2024パラリンピック直前スペシャルと題し、車いすテニス小田凱人選手をはじめとする、注目の日本代表選手を一挙紹介。今回はその第一弾をお届け。

有田正行・一戸彩音

有田正行・一戸彩音

ボッチャ

最も障がいが重いクラスで戦う有田選手・一戸選手のペア。それぞれ家族に支えられながらプレーを続けています。短時間で意思の疎通を図る必要があるボッチャですが、二人の意思は高くシンクロ。初の大舞台でメダル獲得を目指します。

川村怜

川村怜

ブラインドサッカー

日本代表キャプテンを務める川村選手。目の障がいで一度はあきらめたサッカーでしたが、ブラインドサッカーという競技と出会い再びピッチへ。ブラインドサッカーの難しさに最初は戸惑いもあったということですが、努力と情熱で日本代表のキャプテンにまで上り詰めました。

長島理

長島理

パラバドミントン(車いす)

全日本選手権で優勝15回、世界選手権でもメダル12個獲得のレジェンド長島理選手。中学からバドミントンを始める。大学時代に事故で脊髄を損傷し車いす生活となったが、車いすバドミントンを知り競技を再開。バドミントンだけではなく、研究者としても活躍!

瀬立(せりゅう)モニカ

瀬立(せりゅう)モニカ

パラカヌー

「この鍛えた腕がチャームポイントなんです!」屈託のないはじける笑顔で話す瀬立選手。リオ大会8位、東京大会7位と痛感した世界の壁…その壁を超えようとウエイトトレーニングで肉体改造に取組み、2023年のアジア大会では見事銀メダルを獲得。勢いそのままにパリでもメダルを狙います。

鈴木 孝幸

鈴木 孝幸

パラ水泳

東京2020パラリンピック金メダリスト。パラリンピックには5大会連続で出場し、計10個のメダルを獲得するレジェンド。日常生活からストイックに過ごすことで20年に渡りトップアスリートの座を維持してきた鈴木選手を癒してくれるのは飼いネコのメイちゃん!

上山友裕/瀬戸勇次郎

上山友裕/瀬戸勇次郎

パラアーチェリー/視覚障害者柔道

(上山選手)3大会連続となるパラリンピック出場を決めた上山選手。これまでの最高成績は団体5位。しかし筋肉増強など肉体改造に取り組み、2022年の世界選手権で優勝。パリでも表彰台を狙います。
(瀬戸選手)東京パラリンピックの銅メダリストでありながら、出場した66kg級が廃止となり、階級変更を余儀なくされた瀬戸勇次郎選手。増量し73kg級に転向するも、当初はなかなか結果が出ず。しかし稽古を重ね、世界ランク1位に上り詰め、最高の状態でパリに挑みます。

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応援団長の中山秀征がパラスポーツを体験しながら、ルールやテクニックなどを解説し、その魅力に迫るとともに、パラアスリートの熱い思いを聞く。
第20回は、「パリ2024パラリンピック開幕直前スペシャル」の第1弾。注目の日本代表選手を一挙紹介する。

パリ2024パラリンピックで日本代表として戦う選手たちを一挙紹介

オリンピックにはない、パラリンピック特有の競技であるボッチャ。日本は東京2020パラリンピックで個人、男女混合ペア、男女混合チーム戦でメダルを獲得した。パリ大会のメンバーも東京大会個人戦(BC2)金メダルの杉村英孝選手、チーム戦の中核を担う廣瀬隆喜らタレントぞろい。その中でも注目されているのがペア(BC3)代表の有田正行選手と一戸彩音選手だ。有田選手は1980年生まれ、一戸選手は2006年生まれと親子ほど年齢が離れているが、仲が良く、息はぴったり。次の投球へのイメージを共有し、大舞台に挑む。

川村怜選手はアイマスクを着用し、視覚を遮断した状態でプレーをするブラインドサッカーの日本代表主将を務める。日本代表は東京大会でパラリンピックに初出場し、5位。外国勢との体格差を感じ、東京大会後はフィジカルトレーニングを取り入れた。川村選手は「体重が5kgくらい増えたんじゃないかな」という。当たり負けしない体で、世界の強豪に挑む。
 
 パラバドミントンは前回の東京大会から正式競技に採用され、日本代表は9個のメダルを獲得した。パリ大会のメンバーも、東京大会女子シングルス(WH1)、ダブルス(WH1−WH2)で金メダルを獲得した里見紗季奈選手、男子シングルス(WH2)金メダル、ダブルス(WH1−WH2)銅メダルの梶原大暉選手ら世界トップクラスの選手が顔をそろえる。そんな日本代表チームの大黒柱的存在が、競技歴21年の長島理選手。全日本選手権優勝15回を誇り、世界選手権で12個のメダルを獲得するなど、長年パラバドミントン界を牽引してきたレジェンドが2度目の大舞台に挑む。

過去の大会の経験と厳しい練習を糧に、さらなる高みを目指す

パラカヌー女子の瀬立モニカ選手はリオデジャネイロ2016パラリンピックで8位入賞、次の東京大会は7位。メダルに近づくため、パドルをひと回り大きいものに変え、水をとらえる面積が広がった分増えた抵抗に負けないよう、週6回のウエートトレーニングにも取り組んだ。たくましさを増した腕で艇を進め、ゴールを目指す。

 東京大会のパラ水泳で、日本は金3、銀7、銅3個のメダルを獲得した。男子100mバタフライ(S11)金メダルの木村敬一選手、100m平泳ぎ(SB14)金メダルの山口尚秀選手ら史上最強メンバーでパリ大会に挑む。その中でもひと際輝かしい実績を誇るのが、パリ大会で6大会連続出場となる鈴木孝幸選手。初出場したアテネ2004パラリンピックの200mメドレーで銀メダルを獲得し、東京大会でも5個のメダルを首にかけた。「よりいい色のメダルを目指す」と宣言してパリ大会に臨む。

 パラアーチェリーの注目選手は、パリ大会で3大会連続出場となる上山友裕選手。2022年世界選手権のリカーブオープンで優勝した上山選手は、パリ大会を見据えて筋肉増強に取り組んだ。その結果「体脂肪率が減って筋量も体重も増えた」という。より力強くなった肉体で弓を引き、鋭い矢を放つ。

 東京大会の視覚障がい者柔道男子66kg級で銅メダルを獲得した瀬戸勇次郎選手は、自らが打ち込む競技の魅力を、「展開が早いですね。開始1秒で試合が決まることもありますし。見ていて楽しいと思います」と語る。両選手がお互いに相手の襟と袖をつかみ、組み合った状態で試合が始まるため、開始直後から投げ技の応酬になる。ポイントでリードしても組まずに逃げることができないため、終了間際の一発逆転が起こり、最初から最後まで目が離せない。東京大会後の種目再編の影響で73kg級(J2)に階級を上げて挑む瀬戸選手は「豪快に投げるところを期待してもらえれば」と意気込んでパリ大会に挑む。

文/佐藤新

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